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高校生が勝手に政党を妄想してみた

Loohcsの谷口です。
初めての記事っぽい記事です。よろしくお願いします。
ということで、初めての投稿に相応しい内容は何か逡巡したのですが、思いつかず。
こういう時はそぞろ神に任せようということで、徒然なるままに筆を取ります。

ぶっちゃけ、投票したい政党ある?

いきなりですが、読者諸氏の皆々様はお気に入りの政党ってありますか?
それとも、その時々で投票する政党を変えていますか?
そもそも、投票行っていますか?
といきなり、政治的な話題。

市民教育の罠?

高等学院の授業(政治学)で政党のイメージについて尋ねたのですが、高校生からすると政党の違いはよほど政治に関心がある学生さんじゃないとほとんどわからない。(大人もわかるのか?)
18歳から成人になって投票ができるようになりました。それに合わせて、学習指導要領も改定され「公共」という新しい科目が設置されました。
「市民教育を充実しなければならない」という趣旨でしょうし、そのこと自体は近代社会がずっと抱えてきた教育的課題の一つです。
しかし、ここで問題が一つ。「投票したい政党がない(かもしれない)」ということです。
多くの場合、既存の政党を前提にしつつ、どういう政策を打ち出している政党と自分の価値観が近いかみたいな話をしたりします。
つまり、既存のルールの中での振る舞いを教えるのが市民教育になりがちだということです。とはいえ、現実問題として投票したい政党がないというのは大きな問題です。それは、近年の低調な投票率にも反映されています。

そもそもなぜ投票に行くのか?

ここで、学生の皆さんと議論したのは「投票行為とはそもそも何か?」ということです。
具体的には、「なぜわたしたちは選挙に行くのか?」「どういう基準で政党を選ぶのか?」について議論しました。
「政治とは、人をまとめる営み」というのが簡単な定義ですが、人をまとめるのは「正当化された権力」です。
権力の正当化にはいくつものバリエーションがありますが、民主主義においては「意志が代議士に付託されること」が権力の源泉となります。この意志の付託は、日本において選挙によって反映されます。
これが教科書的説明ですが、これでは「選挙に行く理由」の説明にはなりません。ゲームのルールがそうなっているというだけです。
ここで、

ないんだったら作っちゃえ

ということで、ルークス生が構想した政党を発表していきます。

  1. 合理党

  2. 倫理党

  3. 日本緑の党

  4. ウェルネス党

まずは、合理党の紹介から。読んで字のごとく、合理的(効率的)な政策を立案することを党是とした政党です。

「合理性」とは何かと考え出すとキリがないですが、確かにわかりやすい政党ではあるかと思います。リバタリアンに近い立場ですかね。

次に、倫理党。これは、合理党と二大政党制を前提にした政党らしいです。合理と倫理がせめぎ合い政策が決まっていくという、なんだかSFみたいな政党名ですね。

確かに、複雑な争点を「合理的立場」と「倫理的立場」で腑分けするというのはわかりやすいかもしれません。実際にそういう政党ができたら、ちょっと背筋がゾッとしなくもないですが、、、

「緑の党」は欧州では存在感が強いですが、日本でも草の根の試みはありますが、ほとんど知名度がありません。ただ、環境問題に関心が高い有権者は一定以上いるはずで、そうした有権者の投票先がばらけていることもありうるので、「環境問題特化政党」は再び注目されるかもしれません。

ウェルネス党も課題特化型政党です。「子育てのしやすさ」「健康寿命の高さ」「治安の良さ」「老後の暮らしやすさ」などライフステージに合わせた「ウェルネス」を政策に盛り込んでいく政党だとか。この政党もこの政党で、わかりやすさはありますね。ちょっとこちらもディストピアSFの予感もありますが。

少ない授業時間で考えたとしては、結構面白い政党ができたのではないかとも思います。こう見ると、争点が見えづらく、動員構造も弱まっている現代においては、このような「テーマ型政党」の方がわかりやすいかもしれませんね。

とまあこれが、ルークス流の市民教育!?政治というと堅い感じや、義務のような感じもしますが、祭りごと=政なのでエンタメ要素あってもいいのではということでやっています。
それでは、また次回。

[今回の記事担当]谷口 祐人慶應義塾大学総合政策学部総代、および同大学院政策メディア研究科修士課程修了。現在、同大学院博士課程にも在籍中。Loohcs高等学院のコンセプトの設定やカリキュラム設計を経て、取締役に就任。取締役に就任後は、主に全社のビジョン・ミッションの言語化やLoohcsが「目指すべき教育」の形の言語化に携わる。

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