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【あがり症】どぎつい冗談ほど効き目がある

あがり症の方のための、
人前で話す練習会(あがっていいとも!)を
主催しているロン毛です。


以前読んだ本に、
刺さる言葉が書いてありました。

「正直言って、俺と仲間にとって、おかしくならずにいられた唯一の方法は、冗談を言い合い、笑い続けたことさ。それもどぎつい冗談ほど効き目があったもんだ」(Jones,1985)

複雑性PTSDの臨床実践ガイド(P12)
/飛鳥井 望



いや~、私の実体験を振り返っても、
ホンマそうやな~と、思いました。


ということで、今回は、
“どぎつい冗談ほど効き目がある”をテーマに
書こうと思います。


心の余裕を失った体験



あがり症をキッカケに、
人生のどん底に突き落とされてしまった方、
いると思います。


ちなみに私も、それを経験した一人。


私は、過去のトラウマ体験をキッカケに、
極度のあがり症になり、苦しんだ時期があります。


この時期は、
控えめに言っても自分史上最悪。


正直、人生「詰んだ」と思ってましたし、
死んだ方がマシだと考えてました。


で、こんな状態になってしまえば、
心の余裕なんて失ってしまい、
心の柔軟性、どこいったん?って感じになる。



するとどうなるか?



今までだったら、
どおってことのないような出来事とかも、

いちいち反応して、
深刻に考えるようになってしまいます。


例えば、

・仕事上での”どうでもいい”トラブル
・周りの人の”どおってことのない”発言

などに対しても、いちいち引っかかって、
クヨクヨと悩んだり、怒ったりしてました。


今では、心的外傷によるストレス障害や、
社交不安障害の症状だと分かっているんですが、

この時は、心の余裕を完全に失い、
視野狭窄におちいってましたね。


冗談を言え!



私は、同じ悩みを持つ仲間とつながり、
交流を深めたことで、

少しずつ、
心の余裕を取り戻すことが出来ました。

(心に余裕ができるということは、
 視野狭窄の状態から抜け出すのと近い)


そして、心に余裕ができれば、
多少嫌なことがあっても、
スルーできるようになります。


そのスルーする方法の一つが、
冗談に変えてしまうことだと思います。


たとえば、あがり症の方で言えば、
あえて、ふざけた調子で、

「あがるに決まってるやろ!」
「俺、あがり症やし!」


みたく、言ってしまう。


それが出来れば、こっちのもの。


たとえ、目の前に嫌なことがあっても、

柳のようにしなやかに、
冗談にして受け流せば、それ以上苦しまずに済む。


そして、冗談にできたことが、
“冗談にしてしまえる、大したことのない事”と、
自分に刷り込むことにもなるし、

それは、自分にコントロール感覚を
甦らせることにもつながる。

(自虐ネタとして、笑いも取れるかも知れないし)


さらには、冗談を言うことで、
心にさらなる余裕が生まれるとも思っています。


心に余裕が生まれる

冗談が言える

心にさらなる余裕が生まれる

さらにきつい冗談が言える


こういった好循環が
生まれるように感じています。


だから、私は、
意識して冗談にしてしまうのが
いいと考えています。



それでは最後に、もう一度、
冒頭に紹介した言葉を載せておきます。

「正直言って、俺と仲間にとって、おかしくならずにいられた唯一の方法は、冗談を言い合い、笑い続けたことさ。それもどぎつい冗談ほど効き目があったもんだ」


この言葉、私のお気に入りです。


私の体験談が
皆さんのあがり症改善の
お役に立てれば幸いです。

(関連リンク)
「人」に慣れる
仲間から勇気をもらうこと
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人に話せば楽になる

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