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【あがり症】深呼吸は緊張をほぐすのに本当に役立つのか?

あがり症の克服を目標に、
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。


「人前で話す前には、
深呼吸して緊張をほぐしましょう」
というセリフ、
だれもが聞いたことあると思います。


今回は、
それについてどうなのか
考えてみたいと思います。


まずは、結論から。


深呼吸が緊張をほぐすのに
役立つのは、事実です。


ただし、
酷いあがり症の方に対しては
有効でないばかりか、
逆効果になる場合があるというのが、
私の理解です。


なぜそうなのか、
順を追って説明しますね。


まずは、
深呼吸によって緊張が
ほぐれるメカニズムから。


人はリラックスすると
呼吸が「深く」なります。


少し専門的にいうと、 それを
「副交感神経」の働きといいます。


たとえば、
家のリビングのソファーで
スマホ見てゴロゴロしている時は、
深い呼吸になっていると思います。


その時に、
「ハァーハァー、ゼーゼー」と、
息のあがっている人は、
おそらく、いないでしょう。


その「副交感神経」の働きを
逆手に取るんですね。


先ほどの例では、
「リラックスする→呼吸が深くなる」
の順番でした。


それを逆にして、
「深呼吸する→リラックスさせる」
というのが、狙いです。


いわば、 体の動作で、
「副交感神経」にアプローチし、
リラックスさせるということです。


さて、ここからは
私の実体験の話になります。


以前は、
私も緊張するシーンで
深呼吸をやっていました。


その効果はどうだったのか?


残念ながら、私には
効果がありませんでした(泣)


そして、しなくなりました。


チーン。。。


その理由は、私のあがり症が
「重度」だったからだと認識しています。


いくら深呼吸で
リラックスしようとしても、
それを上回る「強い不安」があるんで
結局、緊張が勝ってしまうんですよね。



そして、さらに恐ろしいのが
深呼吸によって「逆に」
緊張を高めるケースがある
ことです。

(私はこのことが、
 深呼吸の落とし穴だと思っています。)


それは、どういうことか?


深呼吸する前提として、
「緊張=ダメなこと。
だから、リラックスしなければならない」

という思考があります。


この、
「緊張=ダメなこと」
という思考が良くありません。


この思考があることにより、
深呼吸を意識すればするほど、
「緊張=ダメなこと」を
意識することにつながり、

不安感が強まったりするんですよね。


結果的に、
緊張が高まる場合があります。


私はこれに気づいてから
深呼吸に頼らないスタンスです。

(参考リンク)
知って損なし!緊張が緊張を生むメカニズム



最後にまとめます。


深呼吸が緊張をほぐすのに
役立つのは、事実です。


私自身、
健康診断の血圧測定の際に、
深呼吸により、血圧が下がる経験を
何度もしていますし(笑)

(厚労省のHPにも
 載っているくらいなので、
 お墨付きもあります。)


しかし、
酷いあがり症の方に対しては
有効でないばかりか、
逆効果になる場合もあります。



今回は、その辺りを
知っていただきたいと思い、
紹介させていただきました!

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