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【あがり症】「まぁ、なんとかなるだろう」という感覚

あがり症の方のための、
人前で話す練習会(あがっていいとも!)を
主催しているロン毛です。


今回のテーマは、
「まぁ、なんとかなるだろうという感覚」
です。


過去に、人前で話す際に、

・声や手足が震えた。
・喉が詰まって声が出なかった。
・頭が真っ白になった。


こういったことがキッカケとなって
あがり症になってしまった方、
おられると思います。


かくゆう、私もその一人。


以前も書きましたが、

私は、11年ほど前に、
職場の会議で、凄まじい緊張に飲み込まれ、
パニックになってしまいました。


このたった一回の出来事により、
極度のあがり症になってしまった私。


この後、何年もの間、
さまざまな症状に苦しむことになりました。


今回は、この「出来事」について
考えてみたいと思います。


“目に見えない落とし穴”に落ちたような体験


この会議中に私を襲った出来事は、
全く予想していなかったことです。


本当に、恐ろしくて理不尽な出来事でした。



私は、この会議の最中、
自分の身体のコントロールの
一切を失ってしまいました。


当時30代半ばで、小さなチームの
リーダーをしていた私にとって、

上司や後輩の前で
そんな恥ずかしい姿を見せることは、
ある意味、“死”んだも同然です。


このように、

・予想できない
・自分でコントロールできない
・辛すぎて、受け入れることが出来ない


出来事は本当に恐ろしい。


例えるとすれば、

ある日、いつものように道を歩いていたら、
突然、目に見えない落とし穴に落ち、

瀕死の重傷を
負ってしまったようなものです。


そして、一度でもそんな経験をすれば、
再び、落とし穴に落ちてしまわないか
ビクビクするようになる。


それは、生きていく上での、

「まぁ、なんとかなるだろう」

という感覚を失った状態とも言えます。


「まぁ、なんとかなるだろう」という感覚


この、「まぁ、なんとかなるだろう」という感覚。


本当に大切だと思います。


「まぁ、なんとかなるだろう」という
感覚があるということは、

自分や、自分の周りの状況を
大なり小なり、信頼しているということ。


この感覚を持っているからこそ、
安心して生きていくことができます。


しかし、前段で紹介したような、
目に見えない落とし穴に、

一度でも落ちてしまった経験をすれば、
そうは思えなくなる。


目に見えない
落とし穴があるかもしれないと思えば、
一歩踏み出すのにも、慎重にならざるを得ない。


自分の身の回りが、
すごく危険に思えて、安心できなくなる。


そうなれば、常に身体を緊張させて、
脅威に対して、備えておく必要が出てきます。


そして、その結果、
身体にざまざまな症状が
あらわれるようにもなります。


こんな風に私は、
たった一回の会議室での出来事によって、
必要以上の緊張が続く状態になってしまいました。


特に、人前で話す機会が来ないかについては、
病的にビクビクしてましたね。


いやー、当時は本当にキツかったです。


「まぁ、なんとかなるだろう」という感覚を取り戻す


私は、人前で話す練習会に通い、
そこでの人との出会いにも助けられ、
症状を改善させることが出来ました。


改善したと言うことは、
“危険で、安心できない状態”から
抜け出せたことを意味します。


そうなれば、少しずつ
「まぁ、なんとかなるだろう」
という感覚が戻ってきますね。


この、「まぁ、なんとかなるだろう」という感覚。


その感覚を得るのも、なかなか大変ですが、

裏返せば、
その感覚を得ることが出来たということは、
かなり改善した証拠。


ある意味、
「まぁ、なんとかなるだろう」という
感覚を取り戻すことが、
あがり症改善の一つの目標かも知れません。


と言うことで、今回は以上です。


私の体験談が
皆さんのあがり症改善の
お役に立てれば幸いです。

(関連リンク)
トラウマ体験後の身体症状に苦しめられた話

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