日本はテロルの季節に突入するか

またもや妄言です。でも一応書いておこうと思うのです。直感的に思いついた話を書きなぐっています。いつも悲観的な予測ばっかりなので、外れたらいいなと思って書いています。

この文章で何が言いたいかというと
「日本では今後、ホームグロウンテロリストが増加し、テロの暴風が吹き荒れるんじゃないか？」
ということです。

着想の発端-地震と隔絶した世界

　今回の着想点は、先日台湾で起きた地震を心配して長年フリーターをやっている友人が連絡をくれたことからでした。近況報告を兼ねてあれこれと話している際に、台湾では去る2022年7月4日に暗殺されてしまった安倍晋三前総理に対する評価が極めて高く、高雄のお寺には銅像が建つ予定だと話したところ、件の彼は大変否定的な反応でした。話を聞けば国葬儀に反対で、あんな疑惑まみれのやつに税金使うのは納得がいかない。国葬反対署名にも署名した。モリカケがーと言っておりました。
　彼個人が言うには、フリーター生活においてアベノミクスによる好景気を実感したこともないし、一次情報に当たるのは面倒くさいからと言った感じに変わっておりました。朝日新聞やメディアスクラムに飲み込まれていました。うまく言えないのですが、彼はしばらく見ないうちに一種の淀みを抱えているようでした。そして私は互いの見る景色の違いに絶句しました。

底の抜けた経済とテロ容認のメディア

　そして日本経済はこれまで走行スピードは変わらないけど、周りが速くて追い抜かれているマイペースランナーみたいな状況だったのですが、そろそろ息切れしてスピードが落ちそうな予感がしています。
　これまでゼロ成長だった現状においてさえ、かくも強い閉塞感に苛まれるのに、ここからさらに重圧に耐えられるのだろうか？ましてや彼のような非正規雇用者は…と考えます。
　さて、話は少し戻りますが、日本ではテロリスト山上に対する極左からのでかした！俺らのやりたかったことをついにやってくれた！と言わんばかりに募金が100万円、映画化、刑も決まってないのに減刑署名と破格の援護射撃が吹き乱れており、テロリズムを許容する土壌が醸成されています。

　テロリズムの許容といえば忠臣蔵もテロだと、昔、日教組ゴリゴリ活動家だった日本史の先生から教わった記憶があります。ただ、主君への忠とか、相手があまりにも老害だったりとか、色んなもので幕府側もうやむやにせざるを得なかったんだなと個人的には思っています。それに民衆の反権力指向というのは往々にしてあるわけで…。ただ、安倍さんがそうやって指弾されるほどの相手だったのか？というと個人的にはそう思いません。反権力なんだからなんにでも反対すればいいんだという幼稚性は非難されるべきです。

　話が脱線しましたが、底の抜けた経済で真っ先に犠牲になるのは非正規雇用です。人件費という費用の調整弁だからです。当然、社会や政府に対する不満を抱えます。そして、メディアと左派は、当然、彼らは被害者だ。悪くない。悪いのは政府だ！社会だ！とやります。実際にかわいそうな境遇の人というのはいますが、通常はテロを容認するところまでは行きません。しかし、既に日本は暴力革命を指向する左派とメディアが声を大にして肯定してしまった。日本の弱体化を狙う中国も応援するでしょう。

　それにしてもメディアはどこで自爆テロが起きたといえば１分２分ぐらいは数字が稼げるのでそれでいいと思っているんでしょうが、リミットの被害者のようにそのうちそれが飽和してしまったら報道しないのだから実に罪深い話です。

結論

　経済的地盤沈下が起きる中、将来に不満を持つ層が増大し、暴力による発露が擁護される環境がほぼ整っている状況にあると見えており、閉塞感といかんともしがたい現実に押し潰された人間によるテロが頻発するのではないか？ということです。

まとめ-テロが蔓延する日本にしないためにも

　これを予防するためには正しい経済政策（金融政策と財政政策と成長分野を作って波に乗る）をして経済成長をする他ないのですし、それはアベノミクスに他ならないのですが、そのことを最も理解していた安倍晋三氏は暗殺されるというのは全く皮肉以外の何物でもなく、世界の不透明感が増したように感じるのは私だけなのでしょうか。

余談-戦後レジームって何だ

　なぜ安倍晋三があそこまで叩かれ、暗殺されてなお非難されなければならないのか？思うにそれは戦後レジームからの脱却を唱えたからだと考えている。当初はパクスアメリカーナからの脱却を指向する歴史修正主義者、極右とされ見られていたというが、彼の言っていた戦後レジームというのは左派が支配的だった言論空間とかそれに支配された構造、社会的思想だったのだろうと思う。
　戦後、厭戦気分から社会的思想が左派寄りになったのを真ん中ぐらいに戻そうとしたのだと思っている。だが、既得権益として甘い汁をするまでに肥大化した左派にとって、それは飯のタネを奪うものとして、排除対象になったのではないか。そうしたある種の生存本能に火をつけてしまったー虎の尾を踏んでしまったのかもしれない。と考えている。個人的にはそろそろ倒さねばならないとは思っているのだが…。
　少なくとも暗殺された人間に人として最低限の思いやりも示せず、支離滅裂な主張のプラカードを掲げる目の血走った老人の群れを見ると思うのである。