Case11.皇居外苑使用不許可処分取消等請求事件〈最判昭28.12.23〉
POINT🎯
「訴えの利益」とは何か、またその喪失とは何か?
この事件は、1952年5月1日に発生した「メーデー事件」に関連する最高裁判決です。
メーデーは、労働者の権利を訴える日として世界中でイベントが行われます。
この日、ある労働者組合が皇居外苑広場で集会を開くため、使用許可を求めましたが、政府は安全上の懸念を理由に許可を出しませんでした。
組合はこれに対して政府を訴え、憲法21条の「表現の自由」と憲法28条の「集会の自由」がどのように保護されるべきかが争われました。