【英語】英作文徹底攻略~「~がある、~がいる」の表現~
はじめに
「~がある、~がいる」という日本語を目にして、すぐに There is ~ と訳す受験生がとても多い印象があります。もちろん間違った表現ではないのですが、場合によっては不適切な表現であることもあります。この記事ではその間違いを防ぎ、よりネイティブに近い英語をかけるように一緒に学んでいきましょう。
語順について(重要!!)
世界的に見ても、英語の文法はものすごく簡易的に作られています。(発音は難しいですが。。。)さらに言えば英語の文型は中学生で習う5種類しかありません。その代わりと言ってはなんですが、英語は語順がとても重要です。頭から名詞、動詞という並びを変えないことで、文法の簡易さを保っています。しかし、この記事でご紹介する「~がある、~がいる」はしばしば、この並びだとわかりにくいケースが少なくありません。例を見てみましょう。
「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。」
これを英語の並びにそって書き換えると
「おじいさんとおばあさんが、昔々あるところにいました。」
となり少し違和感を覚えます。なぜなら新情報がいきなり文頭に来ているからなんです。英語でも日本語でも、相手にとって未知の情報はなるべく文尾に置き、文頭ではその前準備として場面(時間や場所)を設定する必要があります。これを踏まえて以下の表現を学んでいきましょう。
存在をしめす「~がある、~がいる」
①S + be + 場所( S は既知情報)
The man is in the park.( man は既知情報であるため冠詞は a ではなく the)
②There + be + S + 場所( S は新情報)
There is a man in the park. ( man は新情報であるため冠詞は the ではなく a)
③S + find / see + O [ O がある](主観的なものの発見はこれを使います。)
I found my wallet on the shelf. [財布は棚の上にあった。]
I found the hole in darkness. [穴の中は暗闇だった。]
④S + have + O (所持を表すときの「~がある」)
I have a lot of complaint to you. [あなたに対する不満がたくさんある。]
※②は万能で、いささか他の表現を②の表現で代用できることは多いです。また以下で紹介する表現も②の表現で代用できてしまう場合がほとんどです。しかし一つの文章に何回も There is ~ と書いてしまうと稚拙な文章に見えてしまうため、他の表現方法もおさえておきましょう。
「利用できる」を意味する「~がある、~がいる」
①S + be + available(重要!!)
Many books are available at the library. [たくさんの本があの図書館にはある。]
②S + can + be + found / got
Convenience stores can be found everywhere in the world. [コンビニは世界のいたるところにあります。]
The battery can be got at the supermarket. [その電池ならスーパーにあるよ。]
「出来事が起こる」を意味する「~がある」
①S + take place [ S が行われる]
The concert for the group's first anniversary took place two years ago. [そのグループの一周年記念コンサートは二年前にあった。]
②S + happen
The Great Kanto earthquake happened 100 years ago.
③S + be + held
The party was held last week.
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