ホルモンバランスはそんなに万能じゃない。

わたしはPMSがメンタルに来るタイプだ。
正確に言うと、メンタルに来るタイプだと思いたいタイプだ。笑

何でこんなことを思うかと言うと
PMSというものを知ってから早10年ほど、ほぼ毎回の生理周期において

「あー最近なんだかマイナス思考がすごいな、これきっと生理前だからだ」
って思って自分を納得させては、
実際に生理がやって来てから全く思考回路がポジティブ転換することがなく

「あれ…これもしや単純に私がネガティブなだけでは…」と思い直しているから。笑

人間は(少なくとも私は)因果関係を求めるものだと思う。
因果関係が科学的に、もしくはファクトとして証明されているもののうち、多くは単一の原因に因るものでなかったとしても。

ホルモンバランスが崩れているから、情緒不安定になる。
女性だから、ガラスの天井がある。
自信がなくて引っ込み思案だから、起業に向いてない。

私はそうやって考えることを、すべて「言い訳してるだけ」としてよく思ってなかった。自分が逃げるための言い訳が欲しいと思う自分が許せなかった。

でも、そんな極端な「〜ねばならない」思考を突き詰めて摂食障害なんて病気になってしまってから
むしろそんな「許せない」自分が嫌になった。自分も他人も、このままじゃ傷つけると思ったから。

自分を変えよう、そう思ってから、積極的に「許す」ことを心がけて来た。

ホルモンバランスには勝てないよ、そんな時期もあるって。仕方ない仕方ない。
女性だから選ばれない、舐められることもある。事実そういう部分はあるんだから、仕方ない。できることから頑張ろう。
自信がないのも、社交的になれないのも、自分の性格の一部なんだから仕方ない。無理しすぎても良くないよ。

自分に言い聞かせて、意識的に「言い訳」を、「甘え」を、必要なモノとして受け入れるようにして来た。

でも今、アラサーになってやっぱり思うんだ。
「言い訳してる自分はかっこいいか?」


ファクトとしてホルモンバランスには抗えないのだし、女性にはまだまだガラスの天井がある社会だと思う。起業家に向いている性格というのもあるんだろう。

ただ、それらは全部「自分がどうありたいか」とは関係のない、「事実として存在していること」であり、自分がなりたい姿に近づけない「要因の一つ」でしかないのだ。

全部が自分の思い通りになんてならない。でも、思い通りにならないことの原因のひとつを殊更拡大する必要もない。
言い訳してる自分が、カッコ悪いと思うなら、「カッコ悪いな」って受け入れて、カッコよくなれるようにちょっとずつ努力するしかないのだ、と思う。


だから今私は、記念すべき20回目の生理が始まってもなお変わらないマイナス情緒を「ホルモンバランスには抗えないから仕方ないさ」と受け止めつつ
「ホルモンバランス関係なくマイナス思考な自分を変えたいな」と思う自分でありたいなぁ、と思うようにしたいのです。

まぁこんなこと書き連ねたきっかけはそもそも、年下彼氏くんと結婚できない/自分の新規事業がうまくいかない恐怖や不安を
「ホルモンバランスのせいや…」なんて未だに思ってる未熟さに起因するんですけどね。笑

あー、精神的に成熟するって難しい。アラサーって、もっともっと自立してカッコいい女性になってると思ってたよ。
頑張んなきゃな。カッコよくありたいよ。くそう!笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?