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京大卒が思う、コスパ良く子供を難関大学合格させるための要素3つ【親御さん必読】

自画自賛したいだけの、承認欲求強めの記事です。溢れ出る承認欲求の中に、少しでも役に立つ情報を詰め込むことを意識したので一読頂けると幸いです。

先日、テレビ番組「激レアさんを連れてきた。」にてお笑い芸人のなかるてぃんさんが「進研ゼミだけで一橋大学に現役合格した人」として出演していました。それを受けての執筆。

じゃあ自分も出れるじゃん!って思ったんです。なんなら、超激レアさんとして出演できる。

というのも、自分も大学受験のコスパには自信があります。

・地方公立高校
・塾なし
・私立受験なしの京大一本勝負
で現役京大合格したからです。

もっと言うと、大学と大学院の6年間のうち、4年間は学費免除だった。

こんな機会ないし、もっと言わせて欲しい。大学院では成績優秀者として奨学金の免除も獲得した!

なかるてぃんさんが激レアさんなら自分は超激レアさんでしょ!

あ、でも、自分も中学の時は進研ゼミをやっていました(笑)

まあ、なかるてぃんさんは受験経歴だけじゃなくて、芸人として圧倒的面白さも持ち合わせていることがすごいわけで、自分が激レアさんに出れるわけはないのですが。あと、昔からの医者家系というのも面白いですよね。

と、自分も受験のコスパには自信があるわけです。

そして、自分がこのように大学受験に成功できた最大の理由は「運(=環境)」だと思っています。自分はとにかく環境に恵まれていたなと。

ここで言う「環境」とは、大きく分けて2つの要素を指します。1つが「親」、そしてもう1つが「友達」です。私はこれらに恵まれていた自負があります。これらが良かったから合格したと。

これ以来、私の座右の銘は「実力も運のうち」です。

このように書くと、「はいはい、どうせ裕福な家庭に生まれた親ガチャ勝利勢でしょ」と思われるかもしれません。ですが、一切そんなことはないと考えています。

なぜなら、両親は大学を出ていないですし、金銭的に裕福な家庭でもなかったからです。裕福でなかったために、大学受験においても以下のような制約がありました。

・塾は行けない
・私立受験はできない(高額な受験料や学費)
・落ちたら予備校には行けない。宅浪
・浪人は1年まで

もう少し具体的な経済状況を話すと、国立大の授業料免除に申請すれば通るような経済状況です。

また、大学+大学院の学費以外の生活費は自分で賄う必要があったので、私は奨学金を700万借りました。

このように、経済面ではそこまで親ガチャに当たったわけではないと考えています。では、それなのになぜ「自分の受験の成功は親のおかげだ」と考えるのか。

それはひとえに「親の教育が上手だった」からだと考えています。もう少し詳細に記述・言い換えをすると、「子供が勝手に勉強をコツコツと進めていくような教育をしていた」からではないかなと考えます。

教育面で親ガチャ大当たりだったようです。大人になってから聞いた話ですが、私の京大合格だけでなく弟もかなり優秀な成績を修めていたため、うちの親は近所の人や親友達から教育方法を聞かれていたそうです。

「数学や英語を教えるのが上手く、家で家庭教師のような存在だった」というわけではありません。むしろ、家で勉強を教えてもらったことはありません。

この記事では、以上の経歴から考える「コスパよく子供を難関大学に合格させる方法」を考えます。

具体的には、自分の親が自分に対してどのような教育を施していたか、そしてそれらのうちどれが良かったのかということを考察して記述します。

「子供の養育にコスパを考えるな!」という意見はもちろん承知しています。私もそう思います。いつか子供ができたら、たくさんお金を使いたいと考えています。

この記事は、「そんなことはわかってんだよ、でもコスパが良いに越したことはないだろ」と言う観点での記事です。そもそも、良い大学に入ることが全てではないですもんね。

それでは本編に移ります。

※1つ注意点ですが、素敵な人間に成長させるという観点ではありません。あくまで良い大学に合格させるための考察です。より良い人間に成長するための方法は知りません。むしろ、教えて欲しいです。

大事なのは「子供が勝手に勉強を進めていく環境」を作ること

最初に最も重要な方針です。のちに紹介する要素3つはこの方針に従った要素です。

私は、自分が塾なしで京大現役合格できた最大の要因は「自然と勉強する環境下にいた」からだと考えています。強制されるわけでもなく、コツコツと継続的に勉強していた覚えがあります。

そのため、高3まで成績は悪かったけど受験期に死ぬほど勉強して逆転合格!などの、お涙頂戴ストーリーではありませんでした。むしろ、中学・高校とずっと成績は良かったです。通知表は5じゃない科目を探す方が難しかったです。テストの順位も基本的に10位以内を維持していました。

継続は最大の力なりですね。

だからこそ、親目線で考えると、子供に自然と勉強に取り組ませることや勉強の習慣を作ることがとても重要だと考えます。

一度、子供が勉強する習慣を身につけてしまえばあとは勝手に良いサイクルが回っていきます。一切子供を「勉強しろ!」と怒る必要はありません。

実際、私は親に勉強しろと怒られた記憶がありません。親も「あんたは勝手に勉強してたなあ」とよく言います。私からすれば「あなたたちがそのように育てたんでしょ」と思うのですが。

とにかく、
・子供に自然と勉強させること
・子供が勝手に勉強することによる好循環サイクルを早いうちから作ってしまうこと
が大事です。

そうすることで、子供を高い塾や予備校、有名私立に通わせることもなく難関大学に入れることができるのではないかと思います。

では、そのために具体的に何をすることが大事なのか。以下で3つ考察します。

要素1:勉強が「嫌いじゃないな」という感覚を抱かせる

1つ目のポイント。子供に勉強が嫌いではないと思わせることです。勉強が好き!なら尚のこと良しです。

小さい頃、私の両親は事あるごとに私に対して「どうしてだと思う?」「どうやってやってみようか?」といった言葉を投げかけていた記憶があります。

その影響で、小さい頃から物事に対して「なんで?どうして?」と思うことが多く、好奇心旺盛にあれこれ知りたいと自分で考えるようになっていました。

そして、その自分の「考えたという事実」まずは肯定してくれていました。まず、自分で考えて答えを出したことを肯定する。考えた結果ではなくその「プロセス」を褒めてくれました。だからどんどんあれこれと興味が湧いて考えるようになる。

「知ること」の楽しさを小さい頃から教えてくれていたわけですね。

もちろん、考えた結果が違う場合は訂正してくれてもいました。ただ、訂正する時も「ここまでは良い考えだった、けどここがちょっと違ったかもね。こう考えてみたらどうだろう?」といった具合に、答えではなくヒントを与えられていました。

以上のような教育からか、私は勉強というものは机に向かってペンを動かすことという感覚がありません。私にとって勉強は「世の中を知ること」です。数学も英語も国語も。

「大丈夫ですよ、あの子は勉強嫌いじゃないと思います。」

これは、小学5年の担任に私の親が保護者面談で言われた言葉だそうです。大人になってから聞きました。

子供に勉強を強制させず、勉強は楽しいものだと無意識レベルで刷り込んでしまう。そのために、小さい頃から事あるごとに子供自身に考えさせ、考えることの楽しさを教える。これが1つ目の大事な要素です。


要素2:学校での勉強と世の中のつながりを教える

2つ目。これは特に「学校での受け身な授業」を楽しいと子供に思わせる方法です。私が小学生の頃によく教えてもらっていた記憶があります。

1つ目の要素で話したように、私は勉強が嫌いではないなという感覚はありました。しかし学校の授業はどうも好きになれませんでした。

なぜなら、学校の授業は基本的に受け身の姿勢での授業だからです。こちらが「どうしてだろう?」などと好奇心を抱く前に、一方的に半ば押し付ける形であれこれ教えられるからです。

知りたいという気持ちが芽生える前に無理矢理知識を詰め込まれて、楽しくなかった覚えがあります。

そこに対して、両親は「学校の授業と世の中の結びつけ」をよくやってくれていました。「今日こんな授業だったけど、これっていつ使うの?」「それはね、、、、」といった具合です。

中学くらいまではこのように授業↔︎世の中の結びつけの手伝いをしてもらっていたように記憶しています。高校になると流石に対応できなくなってきたようで、「自分で調べてみな!(笑)」と投げられました(笑)。そのため、自分で調べて「へぇ〜」とか思いながら授業を受けていました。

「三角関数って自分の声の波を表現できたり、建築の世界で多用されているんだな」「えっ、この前習ったアセトアミノフェンってバファリンに入ってるんだ!」とか。

これのおかげで、学校の授業の楽しさを見出すことができ、コツコツと授業を受けることもできました。

一度は楽しくないと思った学校の授業を、私が楽しいと思う「世の中を知る」という本来の勉強の姿に落とし込んでくれていました。

このようにして学校の授業に前向きになれば、内容の吸収率もまるで違うのではないかと思います。高い金を払って子供を塾に通わせ、闇雲にインプット量を増やすよりもずっと効果的ですね。

要素3:勉強することによりどのように人生が広がるかを具体的に教える

最後の1つがこれ。私は「勉強が自分の人生をどのように切り拓くのか」を早いうちから教えられていたように思います。それもかなり詳細に。

これを話してもらうことで、日々の勉強と自分の人生が密接に結びつくようになります。毎日の勉強が「退屈でこなしておけばいい時間」ではなく「自分の人生を切り拓く武器を磨く時間」になるわけです。そのため、自然と机に向かうようになります。身の入り方もまるで違います。

特に、以下の2つのシチュエーションで教えられていましたね。
・自分が何かの職業に興味を持ったとき
・受験などの人生の進路の節目に立ったとき
そして、それぞれで話してもらう内容が少し異なっていたのも特徴的でした。

職業への興味の際には、その仕事にたどり着くためにはどうすればいいかという「ゴールからの逆算」を教えてくれた一方、進路の節目では今の進路選択が自分の人生にどう影響するかという「現在起点でのあり得るゴールの可能性」を話してもらいました。

例えば私が医者に興味を持った際には、以下のような話をされました。

「医者になるためには、医学部を出る必要があるね。申し訳ないけど、うちの家計では国立の医学部しか行かせてあげられない。そうなると、この辺りでは国立の〇〇大学と××大学に医学部がある。そして、これらの大学に限らず国立医学部はかなり偏差値が高いから、ここに行こうと思うとAA高校かBB高校に通い、そこで上位でいる必要がある。そうなると、今の中学校ではほぼトップに近い成績でいる必要があるよ。さらに、医学部は理系だから数学や理科を重点的にやっていく必要があるよ。あと、この過程において塾には行かせてあげられないから注意してね。」といった感じです。

目標と今を詳細に結び付けて教えてくれていたおかげで、今何をすべきなのかが明確になり、不安を持たずに日々の勉強に邁進することができました。

また、こういった今と最終ゴールの結び付けをしてもらうことによって、計画立てて勉強を進めていくことができます。そのため、受験期になって慌てて塾や予備校に通う必要もなくなります。

最後に

以上、京大卒が考える、子供を難関大に通わせる教育方法でした。

改めての念押しですが、本内容は「良い大学に通うこと」にしかフォーカスしていません。子供により良い人生を送ってもらうためには、他にも大事な要素はたくさんあります。私の両親も、上記の方針を大事にしていたわけではありませんし、人生における他の大事なこともたくさん教えてくれました。

私が勝手に考察して見出した要素です。

少しでもお役に立ったならば幸いです。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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