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本質と真摯に向き合いアウトカムを創出する。ログラス開発部の3年間とこれから

株式会社ログラスが運営する「Loglass 経営管理」は2023年7月に3周年を迎え、サービスの実績としてはARR前年比3.2倍などを実現しています。

しかし、これまで公式noteでは、成長を支える各チームの舞台裏をお届けできていませんでした。
2023年3月に新プロダクトビジョン「MAKE NEW DIRECTION」を掲げ、ARR3.2倍を実現した「Loglass 経営管理」の土台には、どのようなチームが手を取り合っているのでしょうか。

この記事では、開発部 VPoE・伊藤博志に話を聞き、3年間のあゆみやチームの視点について紐解いていきます。

▼話を伺った人物
株式会社ログラス 開発部 VPoE 伊藤博志

ゴールドマン・サックスのテクノロジー部に新卒入社後、同社の機関システム開発に従事。その後、VP/Senior Engineerとしてプラットフォーム開発に携わり、同社発のJavaのOSSであるEclipse Collectionsのコミッター兼プロジェクトリードやOpenJDKへのコントリビュートを行うなど、OSS戦略を牽引。スタートアップ2社を経て、READYFORに入社し執行役員VPoEに就任。同社のエンジニア組織の10名から30名規模への成長、決済基盤の刷新や、技術的負債の返済、新規プロダクト開発を牽引。2022年10月に株式会社ログラスの開発部へエンジニアとして入社。エンジニアリングマネージャーを経て、VPoEに就任。

執筆記事:AIの進化がもたらす未来への挑戦:ログラスのプロダクト開発とエンジニアリング

“顧客に価値を届けるプロダクト開発”を目指して

ーーまずは、チームの概要についてお伺いさせてください。

伊藤:ログラスの開発組織は、プロダクトビジョンである「MAKE NEW DIRECTION」を実現するために、経営の意思決定を変革していくプロダクトづくりに邁進し、日々開発を行なっています。

業務としては、プロダクトマネージャーやデザイナーと協力し、プロダクトゴールを実現するための機能の要件や仕様を確定し、設計・実装・テスト・リリース等の開発サイクルをアジャイルに回しています。この開発過程では、CSやセールス、社内に存在するドメインエキスパートに詳細をヒアリングしたり、お客様との商談動画から一次情報を手に入れたりといった、プロダクトの価値向上のための取り組みも多く含まれています。

また、最近ではプロダクト開発以外にも、お客様への信頼性向上にフォーカスしたチーム、横串での基盤整備や品質改善にフォーカスするチーム、新規事業開発に取り組むチームが生まれており、チームの多様化も進んできています。

開発メンバーには、すでにスタートアップや大手企業等でさまざまな開発を一周経験してきたメンバーが多く在籍しています。
そのため、システム開発の酸いも甘いも知り尽くした状態で、自分なりの理想を持ちながら開発に取り組んでいるメンバーが多い印象です。チームとしての動きを重視しボトムアップでさまざまな改善が進んでいく、非常に自律性の高い開発組織です。

▼過去に取り組んできた発信の一例


ーー3年間のチームの歩みについて教えてください。


伊藤:ログラスの開発チームは、創業からPMFしたと言える状態までは1チームで開発しており、プロダクトリリースからPMFしたと言える状態まで、全力で走り抜けてきました。

初期の頃はいかに削って早くリリースするかを重要視し、スピードは最優先しつつも、データ構造にはこだわりきるという姿勢で開発していました。経営管理という複雑なドメインをしっかりモデリングすることを重視しており、誇れるコードを持つ強い開発チームとなることを目指していました。その頃の設計やチームとしての開発姿勢が、今のログラスの開発文化を醸成していると感じます。

2021年後半にはチームが増え、エンジニアリングマネージャーの存在が重要になってきました。この頃から未来を見据えたエンジニア全体会議の開催や、CTOが採用に全振りするなど、組織の土台をしっかり作っていくフェーズへと移り変わっていきました。

2022年に入ると、ドメインの整理や主担当機能での分割、チームOKRやリーダー制度の導入など、各チームが自律して動ける体制作りが進んでいきます。また、QAメンバーのジョインを機に品質向上の動きが大幅に加速していきました。

2022年後半からは横串チームが誕生し、開発チーム全体での情報共有の促進や技術的な成果レビューの導入、お客様の価値にフォーカスした目標設定や積極的に一次情報を取得していく体制を敷いており、お客様から非常に多くのポジティブなフィードバックを得られるような開発アウトカムを創出してきました。

3周年の現在に至るまでに、非常に多くの価値ある機能を創出してこられたのは、お客様の声に真摯に向き合う開発の姿勢があってこそだと感じます。どのようにお客様の声に向き合っているのかについては、下記のウェビナーで詳しくお話ししていますので、ぜひご覧ください。

経営の意思決定を変革する、意義のあるプロダクト

ーーこのチームで働く魅力について、教えてください。

伊藤:繰り返しにはなりますが、どんなプロダクトがお客様にとっての価値につながるか、どんなエンジニアリング活動が信頼性や生産性や品質を上げることにつながるか、真摯に向き合って日々業務に取り組んでいるチームであることが大きな強みだと感じます。

また、各チームが非常に自律してミッションドリブンで動くことを重視しており、自己効力感の高さも誇れるチームになっていると思います。

ログラスの開発チームは、「良い景気を作ろう。」という大きなミッションに向かうため、経営の意思決定を変革する、意義のあるプロダクトを開発しているという誇りを持って開発に取り組んでいます。

ーーチームの価値観やカルチャーについて教えてください。

伊藤:前提として、お客様にとっての価値を創出することを最重要視しています。そのためにチームとしての成果創出にこだわり、品質や生産性や信頼性も大切にし、システムアーキテクチャやコードの内部品質等へも常に意識を向けるなど、さまざまな活動へのオーナーシップの高さが自慢です。

また、スクラムのプロセスをまわしながら適応的に、振り返りを通じて常に改善を進めていくチームです。チーム内での属人性を極力廃し、モブプロやペアプロを日常的に行いながらチーム全体での出力向上に日々励んでいるチームです。開発チームの雰囲気については、下記の記事もご参照ください。

どんなに規模が大きくなろうとも、本質的な問題解決に常に向き合い続ける組織へ

ーーこれからのチームの課題」と呼べるものは何だと考えていますか?

伊藤:現在、開発チーム全体として数十人ほどの規模感となっており、現時点で顧客価値に真摯に向き合えており、かつ生産性も高いという、とても良い開発カルチャーが醸成されています。

しかし、今後ログラスが「良い景気を作ろう。」という大きなミッションに向かっていくにあたっては、開発チームの規模は2倍、3倍と成長していく必要があると考えています。

そのためには、今の「良い開発カルチャー」を維持したまま成長し続けるというチャレンジが待っていると思います。

ーーこれから、どんなチームを作っていきたいかを教えてください。

伊藤:「良い景気を作ろう。」という大きなミッションは、チームとして追っていくにあたって非常にやりがいのあるミッションです。開発組織の規模がどんなに大きくなったとしても、チーム一丸となってこのミッションに向かえるような組織であり続けたいと思っています。

そのためにも、今の「良い開発カルチャー」とはなんなのかをしっかり言語化し、共通認識を持ちながら、新たな多様性を持ったエンジニアたちを受け入れることができる、強くしなやかな組織の器を作っていきたいと思います。

ーー最後に、今後このチームで働くことを考えている方にメッセージをお願いします。

伊藤:ログラスの開発組織は、「本質と向き合い続けることができる」非常にチャレンジングで面白いチームです。エンジニアとして本質的な問題解決に常に向き合い続けたい方にとっては、非常にやりがいのある環境です。ぜひチームへの参画をご検討のうえ、一緒にいい景気を作りましょう!

【ログラスをもっと知りたい方へ】

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