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#毎日note

映画「長いお別れ」:言葉がわからない苦痛

これが三日坊主というやつで、1月1日、2日と順調に更新していたのに4日に3日のことを書いている。 昨日、1月3日日曜日。 Amazonプライムで映画「長いお別れ」をみた。 1日にパラサイトを見て、2日はNetflixの「今際の国のアリス」がついていたため、人が殺されるシーンばかり見ていた。気分転換にと心温まりそうな映画を選んだ。 山﨑努が演じるお父さんの認知症がだんだん進み、バラバラだった家族が再び家族になる話だ。山﨑努の演技はものすごくて、「認知症のおじいさん」その

チャンスの神様には前髪しかないこと。

ぐずぐず決められないでいる人の背中を押すときには、だいたいこの話を聞くようになっている。 チャンスの神様には前髪しかない。 過ぎ去ってしまえば、もう掴むことはできない。 一昨日夜、韓国ドラマ「彼女はキレイだった」の9話を見ていた。 ヘジンは先輩の記者から、コラムを書いてみないかと言われる。しかし、自分にはできないと断る。 ヘジンは会社からの帰り道、偶然、副編集長のソンジュと会い、バスを待っている間、話をする。 そこでソンジュは「チャンスの神様には前髪しかないこと」の話

韓国ドラマ「彼女はキレイだった」:親友ハリのセリフに深く頷く

「彼女はキレイだった」を見ている。タイトルとポスターからもわかるように、ドタバタラブコメディーだ。時空は駆け抜ける予定はなさそう。前世とのつながりはなさそう。記憶喪失にはならなさそう。まだ4話までしか見ていないから、これからどうなるかはわからない。 あらすじ 主人公ヘジン(中央下)は、子どもの頃、美人で優秀な子だった。しかし、大人になりソバカスと天然パーマで何をするのにも冷遇され就活もうまく進まないでいた。 そんな中、子どもの頃は太っちょでいじめられっ子だった親友であり

韓国ドラマ「オレンジ・マーマレード」を見始めた。

「コロナ自粛休み」は韓国ドラマ鑑賞に捧げられている。すきあらば、Amazonプライムで韓国ドラマを探している。noteも「韓国ドラマ好きの人」のnoteになりつつある。韓国ドラマは好きだけど、なにかを語れるほどの知識量もなければ、推しがいるわけでもない。最近よく見ているだけだ。 少し前に「青い海の伝説」を見終わった。 その後に、「ゴー・バック夫婦」を見た。 そして、今日から「オレンジ・マーマレード」を見始めた。 人間とヴァンパイアの切ないラブストーリー。 1話は、1

人類学者デヴィッド・グレーバーがインタビューに応えていた。

デヴィッド・グレーバーがインタビューに応えていたのを今朝Twitterで見かけた。よかったので共有したい。 デヴィッド・グレーバー デヴィッド・グレーバー(David Graeber) 1961年、ニューヨーク生まれ。文化人類学者、アクティヴィスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス大学人類学教授。 *Brut Japanの冒頭で彼は「作家」と紹介されていた。グレーバーはいつから「作家」になったのか、と勝手に困惑した。 著書:『アナーキスト人類学のための断章』(20

韓国ドラマと「初雪」。  −−「青い海の伝説」から

韓国ドラマの中では、雪やゲレンデのシーン、特に「初雪」のシーンが大事な役割を果たしている。韓国ドラマファンの方々がいろんなブログ記事で紹介しているように、初雪の日に居合わせた男女はやがて結ばれる。 初雪の日に待ち合わせをする。 初雪の日に告白をすると成功する。 恋のジンクスだ。韓国語のことを検索すると、真っ先に出てくるサイトK-pediaでは次のように書かれていた。 첫눈(初雪、初印象) 初雪は韓国の恋人にとって重要なイベントのひとつだといわれる。プロポーズや告白をし

終わらぬ、「あと2週間」。

ナチス・ドイツのある強制収容所では1944年のクリスマスと1945年の新年のあいだの週に、かつてないほど大量の死者を出した。収容所の医長の見解では、過酷さを増した労働条件や悪化した食料事情、気候の変化、新たにひろまった伝染病の疾患が原因ではない。 むしろこの大量死の原因は、多くの被収容者が、クリスマスには家に帰れるという、ありきたりの素朴な希望にすがっていたことに求められる、という[フランクル 2002:128] クリスマスの季節が近づいても、収容所の新聞はいっこうに元気

一度は行きたい、スペインはヘラクレスの塔

ヨーロッパに行ったことのある知り合いらは、「スペインはいいよぉ〜」と口を揃えて言う。気候もいいし、食べ物も美味しいし、と。 カタルーニャの独立運動が日本でも注目を集め、日々スペインのニュースを読んでいたとき、私は「は〜スペイン行ってみたい〜」「次はスペインがいい〜」と会う人会う人に言い続けていた。 すると、ヨーロッパからの留学と旅行を終え帰国したばかりの同期にバルセロナをGoogle mapで見て欲しい!と言われた。特に、航空写真で見るといいらしい。 これがバルセロナの

最近見ている、ビル・ゲイツ。

昨日の夜から、ビル・ゲイツをいっぱい見ている。 英語の勉強がてら、毎日BBCを見て、読んだり、要約したり、インタビューを書き起こしたりしている。4月になってからまたやるようになった。 昨日、見たのがビル・ゲイツのBBC Breakfastへの独占コメントだ。 これを見てから、ようやく話題のビル・ゲイツのTEDを見て、論文を検索して、ってしていたら、今日はThe Ellen ShowのYouTubeで語っていた。 いつの日かまたビル・ゲイツのことが気になるときが来るかも

人類学とこんにち。

今日夜に緊急事態宣言は発表され、首相が会見を開いていた。 会見の時の首相はキョロキョロキョロキョロしていて、真っ直ぐカメラを見たりはしていなかった。カメラもカメラで正面から取ればいいのに微妙に斜めで気持ち悪いなと思っていた。 津田大介さんのツイートで、ハッとした。 NHKだけを見ていたらプロンプターの存在に気がつかなかっただろう。というのも、私自身「今日はプロンプターも台本もないじゃん!」と思ってしまったからだ。 おかずクラブ的に言うと、「これがお前たちのやり方かー!