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おめでとう!柴田一成氏の名前が小惑星に!

「19313 Shibatakazunari」!

6月28日、日曜日の午後に寛いでワインを飲んでいたら、Twitter のタイムラインに次のツイートが流れてきた。すばらしいニュース! 柴田さん、本当におめでとう!

私の名前が小惑星につけられたという連絡が来ました! 感激!! 
小惑星 19313 Shibatakazunari というらしい。
ちょっと名前のまんま、、、ですね。
直径4.8㎞。将来、孫たちが資源探査に行ったりするかも。
みなさん、ありがとう!!!

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「Discovery Circumstances」には、次のように解説されている。

 19313 Shibatakazunari Discovered 1996 Nov. 6 by K. Endate and K. Watanabe at Kitami.
 Kazunari Shibata (b. 1954) is a professor at Kyoto University, and has served as director of Kwasan and Hida Observatories for 15 years. He has contributed to the understanding of the basic magnetohydrodynamic mechanism of jets and flares on the Sun, stars, accretion disks, and active galactic nuclei.

花山天文台とJAPAN SKEPTICS

柴田氏の知遇を得たのは、天文学者の寿岳潤氏から紹介されて、JAPAN SKEPTICS の設立準備を一緒に開始した1990年頃だから、すでに30年以上前の話になる。柴田氏は、2020年3月末に京都大学を定年退官され、現在は京都大学名誉教授。JAPAN SKEPTICS では、今年度より監査委員を務めていただいている。

2010年5月2日、JAPAN SKEPTICS 総会が花山天文台で開催された。次の画像は、その際に講演中の柴田氏である。この日は、すばらしい快晴で、天文台の内部を案内すると同時に、口径 70cm 望遠鏡による太陽観測について詳しく解説してくださった。家族連れで伺ったのだが、子どもたちにとって花山天文台での体験は、今も記憶に残る貴重な思い出となっている。

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柴田氏は、京都大学花山天文台の台長として、天文学の一般普及のために大活躍された。京都大学の国立大学法人化に伴い、花山天文台の予算が削減された頃からは、何としても天文台を存続させるという決意で踏ん張ってこられた。その成果が、現在の「一般財団法人 花山宇宙文化財団・京都 花山天文台の将来を考える会」である。

柴田氏の専門は「宇宙電磁流体力学」であり、とくに太陽の磁場やフレアの研究で知られる。2017年には日本天文学会会長に就任、2019年にはチャンドラセカール賞、2020年にはアメリカ天文学会ヘール賞を受賞された。

日本学術会議の「軍事的安全保障研究に関する声明」を受けて、日本天文学会で「安全保障と天文学」をテーマに広く議論を行うことを呼びかけたのが、柴田氏である。今後は、「科学者倫理」のテーマも含めて、ぜひ JAPAN SKEPTICS を牽引していただけたらと願っている!

なお、柴田氏は、一般向けの書籍や記事も数多く執筆されている。とくに私から読者にオススメしたいのは、次の3冊である。

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Thank you very much for your understanding and cooperation !!!