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世界の名門大学の無料オンライン授業!

2012年、アメリカを代表するハーバード大学とマサチューセッツ工科大学の2校が「founder」(創立校)となって発足したのが、オンラインで大学の授業を提供する「edX」(「エデックス」と発音)である。

その後、「edX」に加盟する「charter school」は続々と増え続け、今日数えてみたら、57校になっている。

アメリカからは、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、プリンストン大学、ペンシルベニア大学、ブラウン大学、ミシガン大学、カリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学など。カナダのトロント大学とマギル大学、イギリスのオックスフォード大学とロンドン大学、スイスのチューリッヒ工科大学、フランスのソルボンヌ大学、中国の北京大学、オーストラリア国立大学、シンガポール国立大学など、世界の名門大学が名前を連ねている。日本からは、東京大学と京都大学が加盟している。

現在、「edX」の科目数は2800を超え、しかもその大部分は無料の英語によるコースである。世界中で2500万人以上が、8700万の科目に登録して学んでいる。ある特定の科目群を受講して、試験に合格すれば、「MicroMasters、Professional、Xseries」の3種類の「Certificate」(修了証)を有料で発行してもらえる。

各大学の「edX」システムは、大学名に「X」を付けて表現する。たとえばミシガン大学の「edX」は、「ミシガン大学X」になる。

ミシガン大学は、1960年代に大学の枠組みを超えた「teach in」(討論会)を開始した。これからは「teach out」(オンライン)の時代になるので、世界中の学習者に「join」してほしいと述べているのが、次の映像である。

「オックスフォード大学X」で「貧困から繁栄へ――経済発展の理解」というコースを選ぶと、週に2~3時間のオンライン授業を6週間無料で受講できる。もし終了後に「$149.99 USD」を支払えば、受講証明書を発行してもらえる仕組みである。

あるいは「マサチューセッツ工科大学X」で「分子生物学1――DNA複製と修復」というコースを選ぶと、週に4~6時間のオンライン授業を8週間無料で受講できる。こちらは終了後に「$99.00 USD」を支払えば、受講証明書を発行してもらえる。

各大学のさまざまなオンライン授業のシラバスやガイド映像を眺めるだけでも、大学や文化圏の個性を味わうことができて楽しい。とにかく「edX」は、すばらしすぎる教育システムなので、ぜひ活用してほしい!

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