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誰も知らない・・・インフレ相場で爆益を得る方法 

2022年、世界はインフレの炎に包まれた。物価は急上昇し、米国株価は大幅に下落し、このまま下げ続けるかに見えまたが、2022年後半になると、インフレが沈静化する兆しを見せるとともに、米国株価は下げ止まりを見せ、レンジ相場に移行。インフレ鎮静化から米国株価の再上昇を期待する人、いや景気後退からさらなる株価下落を見込む人、意見は真っ二つに分かれ、株価の先行きも混迷を極めています。

では、2023年はどのような年になるのか、そしてさらにその先はどうなのか。本記事では世界経済に大きな影響を与える米国経済を中心に、私の得意とするテクニカルおよび、同様の状況に陥った時を検証することにより、2023年、そしてそれ以降の株価、金利、為替、商品相場の見通しを展望したいと思います。

私は、投資歴15年以上で、サブプライムショックやリーマンショック、欧州危機などの大暴落相場を事前に見抜き、ショートで利益を上げた数少ないトレーダーの1人です。
様々な分析を行ったところ、私は、今世界は過去40年にわたるディスインフレのトレンドからの転換点のど真ん中に位置していると考えています。そんな中だからこそ、相場は大きく動き、2023年以降はさらに大きな相場のトレンドが形成される可能性が高く、資産を大きく伸ばすことができる年になるとみています。

特に米国株投資については、ブームになっており興味がある方は多いと思います。米国株は本当に底打ちしたのか、それともさらなる下落が待っているのか、そして株価がさらに暴落した場合に、どこまで下げるのかについては、SNS等をみれば、インフルエンサーが展望や目途を出してくれていると思いますが、その根拠は示されていないのがほとんどでしょう。
本記事では、米国株の動向、暴落の目途、次の投資タイミングについて、テクニカル、ファンダメンタルズ両面から、説明していますので、米国株投資の次のタイミングを狙っている人も、下落相場で儲けたい方にとっても、有用な内容となると思います。
また、日本株、中国株、金利(債権)、為替、コモディティを分析し、状況に応じて一番効率の良い投資対象が何なのかもご理解いただけるかと思います。

では、早速今後の展望について、調べていきましょう。

【より深い理解のために】
本記事内では、テクニカル分析を行っております。
私のテクニカル分析の基礎を理解しないまま読み進めると、本記事の理解も中途半端におわりますので、より一層の理解のために、ご一読することをお勧めします。

・誰も知らない・・・本当の移動平均線の見方、使い方。
https://note.com/logarllo_fxgp/n/n9e6dd4dfee18

・誰も知らない・・・本当のMACDの見方、使い方。
https://note.com/logarllo_fxgp/n/n369d38bd1976

【免責事項】本記事は私個人の方法、考えであって、同様の方法を推奨するものではありません。取引の参考としていただくために情報を提供するものであり、最終的な投資の判断はご自身の判断でお願い致します。
本記事によって生じた、いかなる損害も執筆者は責任を負わないものといたします。


Chapter 1:2023年 米国株価見通し

米国株価テクニカル分析(S&P500年足)

まずはS&P500の年足のチャートをみてみましょう。

S&P500 年足(2022年12月24日現在)

S&P500の年足をみれば、年足のSMA25(25日単純移動平均線)にしっかりサポートされて過去数十年にわたり上昇を続けていることが、テクニカル的にも確認できます。そして2020年の新型コロナショック後から一気に上昇が加速し、BB(ボリンジャーバンド)+3σに到達するほどの過熱感を見せています。
いくら暴落しようが、その度に復活し高値を更新し続けていることから、米国株価に投資をすれば必ず儲かるという神話すらでき、2022年の大きな下落の中でも買い向かった人は多いのではないでしょうか。

では、2023年は米株は神話通り上昇を再開し、高値を更新するのでしょうか、それともさらなる下落が待ち構えているのでしょうか。それを紐解くために、月足チャートを確認してみましょう。

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