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ぐるぐる思考(反芻思考)は日記を付けることで改善する
ぐるぐる思考(反芻思考)とは?
ぐるぐる思考(反芻思考)とは、ネガティブな出来事を繰り返し思い出して悩んでしまう考え方のことです。
反芻とは、牛などの哺乳類が一度咀嚼して胃に送った食物を再び口に戻して繰り返し咀嚼することをさします。
ネガティブな出来事を何度も思い返しては落ち込むという行動が反芻に似ているところから「反芻思考」と呼ばれるようになりました。
ぐるぐる思考という呼び方は患者に分かりやすいようにしているもので、心理学的には「反芻思考」、医学的には「抑うつ的反芻」とも呼ばれます。
このぐるぐる思考ですが、主に発達障害者に多く見られる特性だそうです。
メカニズム的なことは専門家ではないので詳しくは分かりませんが、私個人的には問題解決能力の低さが原因だと思います。
例えば上司から叱責されたとします。
その時に問題解決能力が高い人は、ミスしない方法を模索したり、気分を切り替えたりなどの具体的なアクションを取ることができます。
一方で、問題解決能力が低い人は非生産的なぐるぐる思考にとらわれてしまい、脳からネガティブな出来事を排除することができません。
一時的に嫌な記憶を消去できても、根本的には何も変わっていないので、再度叱責された場合に再度ループに陥ってしまうこともあります。
問題解決能力は言語化能力やワーキングメモリなどから構成されているので、それらの能力を鍛えれば自ずとぐるぐる思考を抜け出すことができるでしょう。
そこでおすすめなのが、日記をつけることです。
日記をつけることで言語化能力がアップし、メモリが解放される
日記をつけることは非常におすすめな習慣です。
なぜなら日記をつけることで、言語化能力を高め、メモリを解放することができるからです。
日記というのはその日の出来事と、それに対するありのままの感情を書き出すという能動的な作業です。
これは言語化能力を高めるトレーニングになるだけでなく、メモリを解放する役割もあります。
ぐるぐると脳内を駆け巡っていた情報を外部媒体に移すメリットは想像以上のものです。
単に脳がスッキリするだけでなく、見える化することによって、一気に問題解決に結びつきます。
そのままコピペしてYahoo知恵袋に質問してもいいですし、今なら優秀な生成AIに回答を依頼することもできます。
このように問題解決能力を高めて行けば、自ずとぐるぐる思考も落ち着いていくはずです。
私も現在日記を書いていますが、ふと見返してみると閃光が走ったかのように、解決策が思いつくこともあります。
とにかく続けることが大切
ただ日記というのは極めて能動的な作業であるため、それなりに負荷がかかるものです。
だんだんと面倒臭さが勝り、次第にピタッと日記をつけることをやめてしまいがちです(私もそうでした)。
しかし、やはりメリットは大きいので、是非習慣化してしまいましょう。
コツは一切見栄えを気にしないことです。
スマホのアプリに匿名掲示板にでも書き込むような感覚で、等身大の自分を反映させましょう。
箇条書きでも悪くはないのですが、それだと小学生の絵日記みたいになってしまうおそれがあるので、それなりに分量のある文章にしましょう。
ただし論理的にどうとか、誤字脱字があるとかそんなことはお構いなく、恥ずかしいようなこともどんどん書いてみましょう。
普段見逃していたような小さな幸せにも気付けるようになりますよ。
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