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笑う門には福来る

理学療法士のYuto です😊

突然ですが、皆さん

コロナ禍で大変なご時世で、「笑う事」を忘れていませんか?


「笑う事」は

体にも心にも


とても大切なことなのです。

なんとなくイメージにはあると思いますが、

なぜ良いのか、解説していきます😊


目次
・笑いと体
・笑いと心


・笑いと体

「笑う事」が体のどこにいいのか。

①口角があがる(表情筋を使うこと)

表情筋は名前の通り顔の表情を作る筋肉ですが、
食べ物を食べる時にも大事な筋肉でもあるのです。

本来食べ物を食べるときは「咀嚼筋(そしゃくきん)」という噛む筋肉を使うのですが、それだけでは食べ物を食べることは足りないのです。

例えば、頬の筋肉は、
「ゴックン」と飲み込む時の送り出しやすさに関係してきます。
専門的に言うと、舌で喉の方に送り込んだ食物を喉の方へ送り込むための、(圧力を作る)ポンプのような役割で頬の筋肉を使います。
またその際には口を閉じる筋肉も必要で、口が閉じられないと、十分な「ゴックン」ができません。


更に食物を食べるときに必要な能力として、
「誤嚥」を防ぐ
ことも重要ですね。
(誤嚥=食物が気管に入ること)
「誤嚥性肺炎」という単語は耳にしたことある方はいるかと思います。
次の②にも繋がりますが、この誤嚥を防ぐためには「声を出して笑う」ことが重要になってきます。

気管に入ったとき、皆さんムセりますよね?
このムセりが誤嚥を防ぐために必要な能力で、声が出にくい。咳が弱い方は、気管に入った食物を体外に出しにくく、肺炎になることもあります。
そのため、声を出す。声を出して笑うということは、誤嚥予防のための訓練にもなるのです。
(※誤嚥のリスクについては、他にも要素があり、すべてのリスクを取り除けるわけではございません。)

②心肺機能
前述した誤嚥の予防にも声を出して笑うことが有効ですが、
心肺機能、主に肺にもいい影響があるのです。
人は吐き出す空気で、声帯を振動させて「声」として出しています。

つまり、声を出すためは肺がどれだけ空気を取り込んで、吐き出せるかが関係しています。
また、呼吸のサポートには「腹横筋」の活動も不可欠です。
「腹横筋」については「肩こりの原因と対処法」にて説明してますので、気になる方はこちらをご覧ください。

笑う際も声を出す上で腹横筋を使っているので、肺と腹横筋の両方にいいことがわかると思います。


・笑いと心

次に心の面から、「笑う事」の効果を見ていきます。

笑う事で、脳の中で「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
この「オキシトシン」は別名「幸福ホルモン」とも言われています。

オキシトシンが分泌されると、精神的にリラックスした状態となり、穏やかな気持ちになれます。
またストレスの軽減にも繋がると研究から解明されており、現代のストレス社会。特にコロナウイルスで我慢の多い今だからこそ、「笑う事」の重要性が求められると思います。

ちなみにこのオキシトシン。
実は「笑う」という行動はもちろん、「口角を上げる」「ペットと触れあう」などの行動だけでも分泌されることがわかっているので、「笑う事」が苦手な方でも試す価値はあると思います。


いかがでしたでしょうか?
こんな時だからこそ、「笑う事」を大切にしてみてもいいかと思います。
最近は「笑いヨガ」という物も出るくらい、笑うということはとてもいい事なのです。
「作り笑い」でも構いません。それだけでもオキシトシンが分泌されて、心も体も落ち着く事ができます。

「笑う門には福来る」なんてことわざがあるように、我慢を強いられている皆様にこそ、たくさん笑って大事なひとときを忘れずに、楽しく過ごして頂きたいと思っています😊

今回も長文となってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました😌

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