短歌連作… だから今働いている

朝な夕な働いている今ここで足を止めれば沈む気がして

朝一でオフィスのドアをくぐるたび心の中で腕まくりの日々

虚なるオフィスの街の交差点すれ違いざま目だけで合図

こっそりとマスク外して深呼吸暑さが募るオフィスの隅で

キッチリと意味を伝えて読みやすく過不足のない仕事がしたい

低い声よく通る声で話さねばマスク越しならなおさらのこと

生き残る社会の隅でこれからも折れないように止まらぬように

あれこれと理由付けても実のとこ働く自分が好きだったりする