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Next doors, 隣人

今日はもうどこにも行きたくない!
と、思ってたのに今日はJohnsからMessageが来た。
*Johnsは同じApartmentの、同じFloorの、扉が向かい合ったNext doors, 隣人
年末年始は何してたかって事で年末は友だちと一緒に公園で遊んだり、元日はWaiheke Island, ワイヘケ島(記事)に行ってたって返したらまさかの──
"That's where I saw in the NY on Waiheke island, spent with my family, Whanau, and friends, got home yesterday good to be back."
*NY=New Year, HNY=Happy New Year
え、マジで?
"What are doing today, anything interesting, be good to catch up later, if got free time."
ってことだったので、てか私もPowerさえ余っていれば元日のうちJohnsに挨拶しておきたかったんだけどまあこれから行く事に。
でもよかった、ご家族揃ってのお正月があって!

(左上)HNY! Cheers!! / (右上)お菓子をねだる息子
(左下)まさかのWaiheke被り / (右下)やりたい放題←許可あり

去年はJohnsにとっていい年ではなかった、うん。
私は去年このApartmentに入居したばかりなんだけど←10年近く住んでるような体感時間
その時はJohnsからじゃなくって、Annieから紹介されたのよね。
私は彼らが『年の差夫婦』だと思ってたの。
Annieは私と同じ年か上くらい?
部屋の内装とかこんなんで、しかもいろんな人の出入りがあっていつでも賑やかで、こういう彼女にJohnsも惹かれたのかなとか。

(左上、右上、左下)酸素足りなくなるほどの人で一杯
(右下)いきなりAnnieが彼氏の手紙を声出して読みだした!

ある時、外から帰ってきたらAnnieが玄関を開けて私に声掛けてきたわけ。
Johnsはいなかったんだけど。
「あのね、実は…彼氏が"出所"してくるの!」
か、彼氏?
何人かいるっていうそのうちの、えと。
「本命は彼(出所して来る)、彼だけよ!あ、でもちょっと待って!"彼"はどうしてるかな?今電話してみるね!」
んでそのビデオ通話が繋がってみたら、さ。
「今とってもCuteなMy bestieのMonicaが遊びに来てるの!ハロー!今どこにいるの?」
明らかにこう、こう…感じる重い、向こうからの電波とこの彼女の温度差よな。
「裁判所、裁判所にいるから。」
それだけをAnnieに伝えて彼は画面の影に消えてったわ。
「私ってダメな男にばっかりひっかかるの!ダメな男しかいないのよ!」
ダメージゼロ、寧ろ彼氏が出所してくることを思えば何度も手紙を声に出して読むあたり完全に、いやそうは書かんでおこう。
悪い男ほどセクシーなんでしょ?
私がそう言ったらAnnieは私の肩をばーんっ叩いておばさんか乙女だか全開でキャーキャー言い出したから。
「そうなの、Monica!そうなのよ!わかる?Monica, I love you!」
そしてよりによりって数日後。
「彼、あと二日で出所して暫くはここに住むことになったの。宜しくね!」
ここに住む?
じぃさ…Johnsはいいの?
Annieは上機嫌で部屋の掃除をしてた、Johnsも一緒に。

でもさ、結果はこう。

向かい合った玄関のその真ん中で…

Annie…話はJohnsから聞いた、ここを引っ越して彼氏と暮らすんだって?
「見てこれ!私はまだ彼(Johns)のことを愛してるのよ?なのに部屋の中に入れてくれないの。ほら、彼は老人だからさ、ここ(頭)がMadになっちゃってんじゃない?ねぇMonica,スマホの充電させてくれる?」
扉の向こうにいるであろうJohnsに投げキッスを三回して見せたAnnieに同情の余地はないんだけど?
深夜2時とか"今私ApartmentのEntranceにいるの!ここを開けてエレベーターを動かしてくれない?"ってAnnieからSOS来てもガン無視してた、私。
別にどっちの味方につくとかじゃなくって私は私を利用されたくなかったのどんな形であれ。
Johns寄りかもしれないけど、それはJohnsが高齢だから、家族がすぐ近くに住んでないから私が勝手に心配してるだけ。
「私たちの民族の文化はね、困った人がいれば助けるんだよ。お金が無い、家が無い、そう言われたら私も"ここにいなさい"ってなる。彼女は3年間ここで一緒に暮らしたけど私は彼女から一度もお金を受け取ったことはない。でもね……ここが、胸が、胸が痛いよ。私たちは常にPositiveな思考を持った民族なんだけどね。」
Christmas前にJohnsがそう私に話してくれてから。
食事を作って持ってったり。
こうやって話し相手になったり。
Annieがどんな2023年を過ごすのかどうでもいいけど、Johnsには平和で豊かな2023年であって欲しい。
*Annieはなんと私より10歳以上年下だった



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