Fujii Yasushi

傘は雨を聞く道具だ

Fujii Yasushi

傘は雨を聞く道具だ

最近の記事

再生

やべっち探検隊

西会津の秘境へ

    • 線が輪になる本

       世の中というのは、複雑だ。高校生の時に理系分野に興味をもったのは、日常生活の中からだけでは、とても世界の不思議が紐解ける気がしなかったからだ。  私の日常は「ユーゴ空爆」とテレビが言っているのを聞いた母が「UFO墜落?」と言って、本気でビックリしているような世界だ。言語での伝達という、この稚拙な伝言ゲームの果てに、世界の秘密は見えない。  “もっとシンプルなポイントはないのか”。 カオスな土台の上に、カオスの話をするような世界ではない所は‥。  いつか読んだ本の中に「すべ

      • 世の中は融解して再構築される

        組織という概念の融解 昨日の夜は南魚沼の皆さんと除雪について語るジョセ会だった。磐梯町の鈴木さんと、南魚沼市の小林さん、旅行会社の倉田さん、六日町観光協会(民間)の武宮さん。所属も地域もバラバラだけど、雪国のために何かできないかと語り合った。 ここでの気づきとしては 「行政区は関係ないし、所属や肩書きは各々の機能でしかない」ということ これまで固定だと思われていた「組織」というものはすでに融解し始めている。 先日、一緒に共同研究をしている楽天研究所の益子さんから 「COD

        • 古民家をリノベするということ

          1、アレックスカーさんとのお話 喜多方でアレックスカーさんと二人で話ができた。その時の主なテーマは「家と生活の整合性」について。いくら行政がお金を出して保存しようとしても、その建物が維持費相当の稼ぎがないと維持はされない。生活の流れと家がマッチしている必要がある。 2、ミスマッチはしんどい もしも、今は営業していない大きな旅館に老女が一人で住んでいたとする。家を維持するお金に大変な思いをするのではないか。重要文化財に住んでいる家庭は、その維持費捻出に苦労されていると聞く

        やべっち探検隊

        再生
          +12

          古民家リノベーション(工事中の写真)

          古民家リノベーション(工事中の写真)

          +12

          古民家リノベーションその3

          1stステップ「井戸が使えるかどうか」 井戸屋というのは「さく井」と言うようで、検索すると喜多方と郡山の会社さんを発見しました。近いということで大塚さく井工業さんへ依頼。迅速に対応いただき、すぐにチェックに来ていただけました。 大塚さんの第一印象では「枯れてるかな?」とのこと。江戸期の井戸は大体枯れているらしく、念のため水を出すことになりました。すると毎分20リットルぐらいで出し続けても枯れない...。ということで井戸は生きていました。家のすぐそばには名倉山酒造さんもある

          古民家リノベーションその3

          +9

          古民家リノベーション(リノベ以前の写真)

          古民家リノベーション(リノベ以前の写真)

          +9

          古民家リノベーションその2

          12月に多くの有志に集まって頂き(面白がって頂き)、解体ワークショップを開催しました。 「いきなり解体かい!」と思うかもしれません。 家屋のダメージが(表面上)わかりづらいので、床や天井をはがして正確な見積もりを出そうというステータスなのです。 ここでパラドックスなんですが 予算を知りたい→床や天井をはがす 床や天井をはがす→後戻りできない 後戻りできない→その前に予算を知りたい 自分の持ち家だったら良いんです。 今回は賃貸なので、床や天井をはがしてから「思った以上に予

          古民家リノベーションその2

          古民家リノベーション

          「会津に引っ越したなら古民家に住みたい」 と思いつつ4年。探し続けて4年。 色々な物件を回りましたが意外に難しい ・住める状態にない ・賃貸不可で買うとすごく高い ・権利者が東京在住 ・契約書作り、リスクは誰がとる? ・改装できない etc… 世の中では「空き家対策がー」とか「宿泊施設が足りないー」とか色々言われていますが、その実は高いハードルがあるわけで。若松でゲストハウスをしたいサイタコも苦労しています。贅沢を言えばきりがないのですが、住んだり商売するところなので、自

          古民家リノベーション

          小高ハッカソン

          今年も楽しませて頂きました。森山さん、和田さんはじめ運営の皆様、ありがとうございました。感謝しかありません。 ■南相馬小高区についておさらい http://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2016/07/0712.html 小高に高校が戻ってきます。その数500人。 http://www.odakasangyogijutsu-h.fks.ed.jp そんな時に何ができるのだろう というのが今回のお題です。 ■仲江くん卒論を応援する会で取り組んだこと

          小高ハッカソン

          自動運転レベル2

          前の車の走行距離が10万キロを超えたので、新しい車を買いました。 車は「走る、曲がる、止まる」がしっかりしてれば良い派だったのですが、色々あってプロパイロット(自動運転レベル2)を装備した日産セレナを買うことに。 ■1ヶ月使ってみた感覚 ・面白い とにかく面白い。 ハンドルとブレーキとアクセルをお任せすることになるので、最初は不安だ。でも、ハンドルは握ってるので、自然と車との(ハンドルを通じた)対話となる。主導権を自分が握っていて、レーンの上に乗ってる電車の気分だ。高速道路

          自動運転レベル2

          CODE for AIZUとか諸々の活動について

          インタビュアー(以下インタ):最近どうですか? 藤井:そうですね。チームとしては、西本さんがウォーキングカフェ会津を開催して、アルキタスというアプリを作ったり、ソラミツさんや東大田中先生やGLOCOM高木先生と一緒に地域仮想通貨の取り組みをしたり、日産自動車さんと地域課題に対峙しながら新しいモビリティについて考えたり、免税の仕組みについて考えたり、地域のスーパーマーケットさんとデザイニウムさんと地域発のソリューションを考えたり、ピザを焼いたり、萌祭りをしたりしています。他に

          CODE for AIZUとか諸々の活動について