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自動運転レベル2

前の車の走行距離が10万キロを超えたので、新しい車を買いました。
車は「走る、曲がる、止まる」がしっかりしてれば良い派だったのですが、色々あってプロパイロット(自動運転レベル2)を装備した日産セレナを買うことに。

■1ヶ月使ってみた感覚
・面白い
とにかく面白い。
ハンドルとブレーキとアクセルをお任せすることになるので、最初は不安だ。でも、ハンドルは握ってるので、自然と車との(ハンドルを通じた)対話となる。主導権を自分が握っていて、レーンの上に乗ってる電車の気分だ。高速道路から降りて一般道になった瞬間に「運転が面倒だな」と思うぐらい。(一般道でも渋滞とか、一本道なら使っちゃいます)

・車が迷う瞬間
高速道路の分岐で白線が多いと車が一瞬考えてるのがわかる。慣れてくると、車がどこで迷うか予測がつくようになる。

・人馬一体感
自分のイメージ通りに車が動いてくれるのが人馬一体感と思っていたが、人と馬が別人格であったことを思い出させてくれる。
行きたい方向は車も自分も同じだ。しかし、考え方がちょっと違ったりする。これは夫婦関係にも似ている。この違いが面白い。モータージャーナリストはやな感覚かもしれないが、自分はここにテクノロジーとの付き合い方を見たような気がした。

■ポイント
・過渡期
全部が自動になってしまう未来と、人間が運転している現代。
テクノロジー的に可能でも法律やインフラの壁があるので、過渡期も結構あるのではないかと。ハイブリッドエンジンが広がっている現実から見ても、過渡期というのは意外に長そうだなと。

・オートクルーズとの違い
レジェンドでの経験との比較になりますが、良くなってます。
具体的な比較は日経トレンディさんの記事から

連載:何ができる? どうなっていく? 自動運転の今と未来「アイサイト、プロパイロットが実用面で抜きん出ている理由」

・テクノロジーとの付き合い方について
テクノロジーを使用する時代からテクノロジーと対話する時代になってきたなと。これまでのように「使い方を学ぶ」が少なくなり、「対話する」というステップが多くなりそう。テクノロジーを自分に取り込むのではなく、テクノロジーが得意なところを外に出すような付き合い方。

■感想
車に乗らない人も多いと思うので、自分が感じたところを書いておこうと思った次第です(車が好きな人は言いたいことが沢山あるかもしれませんが、オートクルーズも初めてという人も多いはず)。

プロパイロットにもクセがあるので、例えば老人がこれをいきなり使えるかというと難しいと思います。ただこの延長線上に完全な自動運転時代が到来し、免許を返した後に移動する手段がある。

あと一番重要なところは、子供が「いま自動運転?」と聞いてきて「そうだよ」というと目がキラキラする。テクノロジーってこういうことだとも思います。

追伸:子供が3人いるとミニバンである必要が出てくるわけで。どこが「ミニ」なんだよとか、マイクロバスのどこが「マイクロ」なんだよという思いもありつつ、車選びもそれはそれで苦労が...。小澤さんが「乗ってる車で人を判断するクソ野郎が...」みたいな何処かであったエピソードも横で聞きながら、苦労の末に自分の興味関心や生活スタイルにマッチした車選びができたかと思います。


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