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世の中は融解して再構築される

組織という概念の融解
昨日の夜は南魚沼の皆さんと除雪について語るジョセ会だった。磐梯町の鈴木さんと、南魚沼市の小林さん、旅行会社の倉田さん、六日町観光協会(民間)の武宮さん。所属も地域もバラバラだけど、雪国のために何かできないかと語り合った。

ここでの気づきとしては
「行政区は関係ないし、所属や肩書きは各々の機能でしかない」ということ
これまで固定だと思われていた「組織」というものはすでに融解し始めている。

先日、一緒に共同研究をしている楽天研究所の益子さんから
「CODE for AIZUってどんな組織なんですか?」と聞かれた時に
「ていうか、益子さんもすでに一員ですよ。会津のために行動してますし。
 日産自動車の麻生川さんは古参メンバーです。自覚症状ないと思いますが」と説明をした。

「さらに庄司先生はFounderと言っても過言ではない」

入会もなければ退会もない
自覚症状もなかったりする
ですが結果的に
様々なアウトプットがされ誰かが喜んだり、楽しんだりしている。

プロジェクトを前にすると
「組織」というものはすでに融解し始めているんだと感じています。

固定化された組織、固定化された契約を元に進める(がんじがらめ)ではなく
プロジェクトに合わせた組織、プロジェクトに合わせた契約が再構築できる時代になった。

組織を守る努力をするより、各々が自律した個人として進めたいことをする。
協働することもあれば、一人ですることもある。
各々が自分のプロジェクトのリーダーであり、各々が信頼関係で結ばれた仲間だ。
学生が先生で、先生が生徒になることが多々ある。

たまに「CODE for AIZUの活動人数は何人?」と聞かれることがありますが
人数を数えることに意味はないと感じています。
(誰とやってますか?という質問なら理解できます)

頭の中にあるこれまでの組織像が邪魔をして、これまでの構造に当てはめようと人間はしてしまうんだなと。人間は構造に目がいってしまいますが、大事なことは目に見えない。サン=テグジュペリが言っていたように「大事なものは目には見えない」、生け花を体験してその実感はより強くなった。

(融解されて再構築している一つの例として、全国でCode for Xのような組織が生まれ、試行錯誤の中でどんどん前進していっているように感じています。)

融解&再構築プロジェクト
自分が関わるプロジェクトは色々ありますが
・価値交換の仕組みを融解させて再構築させるブロックチェーン関連
・地域のあり方を一旦融解させて再構築させるデータ関連や古民家などの取り組み
・企業活動が地域の血液循環となっていることを考えると、企業の枠組みや立場を一度融解させて地域と混ぜてアウトプットすること。などなど

さらに年末から取り組んでいるのは「焼け栗拾い(詳細は書けない)」
こちらに関しては様々なことを融解させて再構築する機会になれば良いなと思っています

破壊と創造ではなく、融解していく世界の中で未来を紡ぎだす

いい時代に生まれたものです。皆様良いお年を

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