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地域にとってスポーツクラブ(サッカークラブ)がシンボルになるとは

はじめに

2022年シーズンよりクラブ名を「KUMAGAYA CITY FC」に改名し
1年が経とうとしております。

この1年を経て、感じていることを綴っていきたいと思います。

法人としても1年半、新たなクラブ名でスタートを切ってまもなく1年と、まだまだ生まれたてのヒヨコですし大それた事は言えませんが、それでも、地域に愛されるスポーツクラブ、地域のシンボルになるというのはどういうことなんだろうかと、考え、実際にオンザピッチ(サッカーの現場)やオフザピッチ(サッカーから離れた現場)での「行動」を通じて、1mmでも前進できた肌感覚を持ち始めております。

「熊谷からJリーグクラブを!地域のシンボルになる!」と掲げ、
「とんでもないことを言ってるね」とか、「夢物語」とか、「大丈夫?」とか言われるケースも少なくありません。
「杉山さんって何をやってるんですか?」とか、「サッカークラブの運営って何をしているんですか?」と。

でも、最近はそう言われることに逆に快感を覚えてきている自分がいます。

ちょうどこのnoteを書き始めていた時、kiyo(創業メンバー)から、
日本電産株式会社会長の永守さんの著書「運をつかむ」という本の一説の写真が送られてきました。

そこには、こう書かれていました。
ーーーーー
「とんでもないことを言っているけど、大丈夫か?」
そんな目で見られることは、むしろいいプレッシャーになる。
最近の若い世代は現実的なものの考え方をしているのか、夢を語る人が少ないように思える。たとえ根拠のないことであっても、自分がやりたい、達成したいことがあるなら、どんどんホラを吹けばいい。周囲が目をむくような大ボラを吹いて、夢を形にしていく。
そして、自分にできる最大限の努力を続ける。
そうすれば運がついてきてくれることは、私が実証済みである。
ーーーーー

ホラを吹くという文脈をどう捉えるかは別として、
いまの私にとって、
この夢を形にしていく。そのために伝える。そして最大限の努力を続ける。
そうすれば運がついてくる。
という文脈に、共感と感銘を受けました。

冒頭でも伝えた通り、起業して1年半。
毎日が濃く、ハードシングスだらけの日々ですが、
沢山のご縁と小さな挑戦・努力を続けながら、
LIBERANOVA、またKUMAGAYA CITY FCとして、
地元の農園作業でのお手伝い、地元の高校生との合同トレーニングや、
商工会議所のビジネスピッチにも参加させて頂いたり、
それがきっかけで、ローカル紙のトップ紙面を飾らせて頂いたり、
インタビュー動画を掲載頂いたり。
商工会議所の事業では、KUMAGAYA CITY FCが後援として、地元のサッカー少女・少年へのサッカー交流イベントのアトラクション運営を任せて頂いたり。そして、今月からは地元のローカルラジオFMクマガヤで番組を持つことができたり。
と、
最初は想像もしていなかった価値ある経験をさせて頂いております。
烏滸がましい限りですが、これも、夢をカタチにするために、伝え、努力を続けてきた結果なのかなと、感じております。

クラブ名を変え、法人として運営を始め、試行錯誤、失敗の連続の日々。
元Jリーガーや有名選手がいるクラブでもなければ、ここ熊谷市を中心とした埼玉県北部にいる普通の学生や社会人で結成されたクラブ。
この1年、選手達にはなるべくプレッシャーをかけないようにしておりましたが、やはり重圧を与えてしまっていたと思います。
それでも、試合ではしっかり結果を残すだけでなく、地域活動(ホームタウン活動)としての様々な取り組みへの理解から、KUMAGAYA CITY FCがここ熊谷市でどんなクラブで在り続けるかという事に対して、少しずつですが、選手個々人にも浸透してきたと思っております。選手・スタッフに本当に感謝です。

はじめは、
上のカテゴリーを目指す、地域に根付く、両軸を進めていくことの難しさ。何を持って、地域のシンボルなのか・・?
このクラブは誰のためのものなのか・・?
と考える日々でした。
やはりスポーツは勝ち負けだけで判断されてしまうものなのかと。

ただ、LIBERANOVAそしてKUMAGAYA CITY FC、そして私自身がこの1年で挑戦し取り組んできたことが、今は自信に繋がっておりますし、「シンボルになる」ということへ、ゆっくり前進できているのではと思っております。

農園作業のお手伝い、交流会のアトラクション運営、SNSやラジオ番組での発信を通して、我々のクラブへの興味と、認知、そして応援してくださる方も増えてきていると本当に感じております。

交流会では、
「KUMAGAYA CITY FCのみんながいなかったら事業が成立していなかったです」というお言葉を頂けたり、
「私も応援する!」とか、
「今度試合に応援に行きたいです!」とか、
「太鼓買って応援するよ!」とか、
本当に涙が出るぐらい嬉しいお言葉も頂けるようになってきました。

『地域の人々がファンになる』

それこそが、スポーツクラブが「地域のシンボルになる」ということなのだと、この1年を通して感じたことです。

これはサッカーだけでなく、会社としても一緒だと思います。
我々LIBERANOVAが大切にしている、「変化を楽しみ、一歩を踏み出し、新たな挑戦」を続けることで、その活動に共感し、信頼が生まれ、そして共に未来を作り上げる方が増えることで、ファンができると。

たかが1年と言われるかもしれませんが、されど1年。
この経験を通して得たものを、さらに広げていきたい。

熊谷市を中心にスポーツ(サッカー)を通じて、地域全体をさらに盛り上げていきたい。
そんな想いで、
純粋にサッカーが強いクラブチームではなく、
地元に根付き魅力を最大限に活かせるサッカークラブを、
これまでにない「新しいカタチ」で共に創り上げていく仲間・クルーが集まって頂けたら大変嬉しく思います。

ただ仲間・クルーを増やしたいという一方的なものではなく、
関わって頂く方のチャレンジ・想いを大切にし、しっかりとカタチにする(実現する)。
その仲間の次への一歩を共に創り上げる。

最後になりますが、
この度、
KUMAGAYA CITY FCのコミュニティマネジャーを募集させて頂くことにしました!
是非、1%でも弊社、KUMAGAYA CITY FCに興味を持って頂いた方は、ご応募頂けたらこの上ない喜びです。

応募フォームはこちら▼
https://jp.indeed.com/jobs?q=LIBERANOVA&l=%E7%86%8A%E8%B0%B7%E5%B8%82&vjk=6aa9bdf9fffe6ee9

共に、変化と挑戦を繰り返し・・・

お読み頂きありがとうございました。

LIBERANOVA 代表
杉山

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