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ラバブルマーケティンググループが目指すサステナビリティとは? 具体的アクションプランやマッピングを公開!

2020年5月にラバブルマーケティンググループ全社をあげてスタートしたSDGs推進の取組み。
ESD(Education for Sustainable Development)の専門家で、北九州市立大学の眞鍋 和博教授のご指導のもと、SDGsの自分ゴト化と、企業活動(本業)を通じた社会課題解決において私たちに何ができるのか、全6回の勉強会・ワークショップを通して、検討を重ねてまいりました。

これまで「SDGsステートメント」策定までの道のりをレポートしてまいりましたが、今回は、その具体的な内容をご報告させていただきます。

(おさらい)「SDGsステートメント」に含むべき4つの要素↓

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前回のご報告から今日まで

ワークショップ終了後は、月1回の定例会を開き、「パーパス」の決定や、マテリアリティ(重要課題)の特定、取組みの内容、KPIの数値について、何度も議論を重ね、具体化した段階で、弊社社長の林から全社員に通知を行いました。

同時に、SDGs推進における組織体制を構築し、誰がどの取組みに責任を持つかを明確にしていきました。組織のトップには林が、各マテリアリティの責任者は事業会社役員が担当することになり、これで経営の中核にSDGsを組み込む推進体制が構築されました。

その後は、今期中に取組むアクションを各マテリアリティの実行担当が推進し、月次定例の際に進捗とKPIを報告。現在は、来期に行う取組みの具体的な年間行動計画を立てている段階です。

社内浸透を目的とした、社員がバトン形式でSDGsに対する思いや考えを伝えるnote企画「バトンをつないで SDGs Challenge」は、継続的に投稿しておりますので、ぜひご覧いただけると幸いです。

パーパスが決まるまで

弊グループの覚悟や想いを込めたパーパスは「人に地球に共感を」に決まりました!
SDGsの目標を達成するためには、「人に対する共感・地球への共感」を広めることが重要です。そのためにまず私たち自身が、SDGsに基づく経営を行います。そして働きがいのある組織づくりを全活動の礎とし、その上で私たちが作り上げるコミュニケーションのチカラで「共感」の輪を広げ、持続可能な社会の実現に貢献するという意思を表しました。

実はこのパーパス、ワークショップの時間内で決めきることができず、最終的に2つの案のうち全社員からの投票で決めました。
SDGs推進は社員ひとりひとりの意識の向上と行動が不可欠です。会社の意思を表明する大切なパーパスを社員に選んでもらうことで「自分たちもSDGs推進を行うメンバーのひとり」という意識を持ってもらいたい思いで、投票制にしました。

パーパスが決まると次は、そのビジュアル化に取組みました。
林とともにイメージの擦り合わせを複数回行いましたが、パーパス通りのイメージがなかなか見つからず、困難を極めました。
今後10年20年に渡る弊社のSDGs推進を表すビジュアルなので妥協はせず、ステートメントの中で、最も時間と労力を掛けたかもしれません。

その結果、ついに皆が納得できるパーパスイメージも決まりました!
(冒頭でご紹介した画像です!)

「愛されるマーケティング活動(Lovable Marketing)」をコンセプトに掲げる弊社のアイコンであるハートを、一筆書きで書くことで、繋がりや共感を表しています。また、SDGsカラーで配色することで、SDGs貢献への強い意思を表現しました。

SDGsマッピング

弊グループの取組みが、SDGsにどのように貢献するのかを可視化したMAPはこちらです↓

FIN_マッピング

「愛されるマーケティング活動(Lovable Marketing)」を推進している弊社は、創業以来、私たち自身があらゆるステークホルダーから「愛される企業」であるため、メンバーひとりひとりが働きがいを感じられる環境づくりに取組んでまいりました。
そのため、このMAPは“「働きがいのある組織づくり」を全活動のベースとして位置付け、4つの重要な社会課題の解決に取組む意思”を表しています。

SDGsマッピングの検討フローや、ストーリー化の仕方については、第5回ワークショップのレポートでご紹介していますのでぜひご覧ください。

4つの重要課題(マテリアリティ)と取組み、関連するSDGs

どのような課題を優先的に取組むのかを表明するマテリアリティと取組みは、前回のワークショップで既に決まりました。その後も議論を進め、来期に最も優先すべき取組みを決定事項の中から決めていきました。
来期の取組みとそれらを遂行することで貢献できるSDGsの目標をデザイン化したものがこちらです↓

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【重要課題(マテリアリティ)01】SDGsに基づく組織づくり

「SDGsマネジメントガイドライン」を策定し、SDGsに基づく経営・組織運営を活動のベースといたします。特に、成長機会と評価の公平性を重視し、働きがいのある組織づくりを推進します。

取組み1:「SDGsマネジメント ガイドライン」に基づく組織運営
弊社独自の運営評価「SDGsマネジメント ガイドライン」を策定し、毎年自社で評価を実施します。

取組み2:女性の活躍推進
女性が活躍できる環境を用意します。
・女性のキャリア形成のための機会の創出・提供
・仕事と家庭生活を両立するための環境整備・支援
・啓蒙活動

取組み3:健康経営
社員一人ひとりが健康保持・増進ができる、働きやすい環境を用意します。

取組み4:環境保護
ICT環境の整備、ペーパーレスの推進など、CO2排出量の削減を行い脱炭素化に寄与します。

【重要課題(マテリアリティ)02】持続可能な開発、ライフスタイルの促進

全ての企業のSDGsへの取り組みを支援し、持続可能な開発とライフスタイルを促進いたします。

取組み5:SDGs推進企業のマーケティング支援
非効率な人の作業や移動の削減をし、効率的なマーケティング活動や営業活動などを支援します。

取組み6:クライアントのSDGs推進支援
クライアントのSDGs推進を支援します。

【重要課題(マテリアリティ)03】生産的かつエコなマーケティング活動

非生産的な天然資源消費量(紙や人の移動)を減らし、生産性を高めつつ、地球に優しいマーケティング活動を推進します。

取組み7:マーケティング活動における、非生産的な天然資源(紙・エネルギー・CO2)消費量の削減
無駄な紙のカタログや販促物などのデジタル化を推進します。

【重要課題(マテリアリティ)04】健全なICT社会の実現

全ての人に平等にICT教育機会を提供し、健全なICT社会の発展を促進いたします。

取組み8:全ての人にICTスキルを
全ての人に平等にICT教育機会を提供し、正しく安全な利活用を促進します。

取組み9:SNSリスクマネジメントの普及
SNSリスクマネジメントを普及します。
・学校(小学校〜大学)などの教育機関への講座の提供
・誹謗中傷コメントを監視・記録するシステムの開発、サービス化の検討

※弊社コーポレートサイトでも公開しておりますのでご覧ください。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

本来SDGsは事業の足枷になるものではなく、成長を加速するものですので、弊グループの「事業拡大」と「社会課題解決」が相互強化の関係になる取組みになっていることがご理解いただけたかと思います。

また、弊グループでは、取締役や事業責任者がオーナーシップを持って取組むことで、持続的な社会の実現とSDGsの達成に貢献する経営判断ができる体制になっております。

とはいえ、やっとスタート地点に立ったところです。
世の中の動向に目を向け、長期的なプロジェクトを一歩一歩、着実に進めてまいりますので、これからも温かく見守っていただけると幸いです。

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