『不動産屋や建築家はどんな家を建てるんですか?』と聞かれた話|question
こんにちは、中川直樹(なかがわなおき)です。
私は、2024年7月よりnoteをはじめ、週に1度、月に4つの記事を投稿しています。家づくりをされている方や、夢を追いかける若造を見守って下さる方は、お気軽にスキ、フォロー、コメントして下さると大変励みになり嬉しいです。自己紹介はこちらの記事をご覧ください。
今回はこれまでと異なり、ゆるい記事にしてみようと思います。たまにはこんな回もありかなというのと、前回の『地面師たち』を観た感想記事で少しエネルギーを使ったのも理由の1つです。目次もなく、少しお酒を飲みながら書いています。
テーマは、お客様から「中川さんはどんな家をどこに建てたいと思っているんですか?」と聞かれたことについてです。頭に浮かんだことをつらつらと書いてみます。結論はでていません。
まずは『場所』
自分の好みでいえば、街中よりも、断然自然の多い場所が心地よいと感じます。生まれ育った豊橋は田舎特有の車社会ですので、駅からの距離などはあまり気にしません。実家があった場所も主要駅まで車で20分以上かかりましたでした。
極論、5km離れたコンビニが19時に閉まるような村がベストです。しかし、それには1つネックがあります。
それは、独立する際に自宅兼事務所にしたいと思っているからです。お客様を招くとなると、市街地が良いですし、多くの情報は街の中心部に集まります。こうなると自宅と事務所を分けるしかないのかなと思ったり。ただ『景色の良い場所』は外せない条件かなと考えています。
また、ハザードについて気にされる方が多いですが、私は『津波』と『土砂災害』を回避できればよいと思っています。行政は万が一を考慮する必要があるため、ハザードマップは非常に安全側で作られていることが多い印象です。
そのため、現在住んでいる豊川市でもすべてのハザードを回避することは困難です。かといって何十年に一度の災害を警戒して日々の生活を犠牲にするのも違うと思います。
次に『敷地』
形状や高低差にこだわりはありません。その場所が良ければ、敷地の課題は建築で解決できることがほとんどだからです。
北側道路でも、旗竿地でも構いません。特徴のある敷地形状の方が値段を抑えられえるし、唯一無二な建築にもなりやすいと思っています。
ただ、敷地面積は100坪以上欲しいと思っています。大きい家を建てたいわけではありません。空間があればできることが増えると思っているからです。ベタですが家庭菜園やバーベキューをしたり、手作りでバスケットゴール作ってみたり。夢が膨らみます。
つまり、坪40万の地域では土地だけで4000万を超えてしまうため、必然的に街から離れた地域になっていきます。
最後に『建築』
出来る限り小さな家がいいです。延床面積は30坪もいりません。足りなくなったらまたその時に考えればよいかなと。
インスタグラムでずらりと並ぶ『吹抜け』や『中庭』などはあまり魅力的に感じません。と言うより、30坪以下だとそのようなものはつくれません。リビング兼打ち合わせスペースと寝室+aが限界でしょう。
ただ1つだけ…望みが叶うとしたら…
『屋根に登りたい…』
それは、屋上ではだめなんです。
ワクワクしないから。
ここまで聞いて勘の鋭い建築業界の方は、既に1つの住宅が頭に浮かんでいるかと思います。
そうです、建築家である手塚貴晴さん手塚由比さんが設計した『屋根の家』です。
こどもの頃、実家の屋根に登りたいと思ったことはありませんか?
私は木登りや、公園においてある防災コンテナ、東屋に登るのが大好きな少年でしたので、手塚さんの屋根の家はものすごくワクワクします。
屋根の下の縁側から、屋根の縁に座っている人の足が見えるところなんて最高です。
是非手塚さんの想いも受け取ってみてください👇
いかがでしたでしょうか。
マンション購入や、一生賃貸という切り口もあるかともいますが、今回は『家を建てるなら』というテーマで記事にしてみました。
またどこかで、永遠のテーマである『持ち家vs賃貸』という、お客様にもよく聞かれる質問を記事にしてみようと思いますがいかがでしょうか?自分なりにいくつか考えがありますので是非お楽しみに。
私は週に1度頻度で、不動産業界のリアルや家づくりの疑問について、更新していますので、お気軽にスキ、フォロー、コメントして下さると大変励みになり嬉しいです。みなさんの理想のお家や自宅についてコメントで教えてください‼
お付き合いいただきありがとうございました。
それではまた来週。