見出し画像

『超体力で不動産と闘う建築家』という肩書きで活動する理由|title


こんにちは。

一眼レフで写真を撮るようになって、きれいな景色や街の様子をよく見るようになり、スマホから解放される感覚が少し嬉しい中川です。

私は、2024年7月よりnoteをはじめ、毎週土曜日の夕方頃に記事を投稿しています。家づくりをされている方や、夢を追いかける若造を見守って下さる方は、お気軽にスキ、フォロー、コメントして下さると大変励みになり嬉しいです。

自己紹介はこちらの記事をご覧ください。

さて今回は、ホーム画面や名前の横にも記載している『超体力で不動産と闘う建築家』という肩書きの由来や、そもそも肩書きを決めて活動をしようと思った理由を記事にしてみます。

今回はあまり長い記事ではありませんので、サラッとご覧ください。




▪名前には支配する力がある

谷尻誠「僕はあざとく生きてきた」

肩書きを決めて活動をしようと思った理由は、『名前を付けることで活動を支配したかった』というものがあります。

リスペクトする建築家である谷尻誠さんが良くおっしゃっていることの中で、『名前をとると解放され、名前をつけると支配できる』というお話があります。

例えばコップ。「コップ」という名前があると、飲み物を飲むものとしての用途で使われます。しかし、「コップ」という名前をとると、ペン立てになったり、花瓶、水槽、雨漏りを受ける器……ほかにも様々な可能性が生まれます。もしかしたら、餃子の皮をくりぬくことが出来るかもしれません。

また、名前をつけることで支配することができます。例えば、玄関先のポストをデザインする際に何が必要か考える時、入れるところがあって、出すところがあって…と決めていくのが普通です。しかし、空箱の段ボールに『POST』と書いて玄関先に置いておくと、間違いなく郵便屋さんはそこに郵便物を入れることでしょう。まさにポストがデザインされた瞬間です。

建築業界の方はよく知っている有名なお話です。気になる方はこちらのプレゼンテーション動画をご覧ください。

この谷尻さんの考え方を参考に、建築の世界から、似て非なる不動産の世界に飛び込んだ私の活動や目指すビジョンを表現し、活動を支配するために肩書きを決めることにしました。自分の仕事がデザインされた瞬間です。ある種の洗脳に近いものもあるかと思います。

想いをもって転職した話を自己紹介の記事に書いています。




▪100万人の法則


100万人に1人の存在になる方法
著:藤原和博


そこで、次はどんな名前で支配しようかなと、自分が結果を出しやすいジャンルを挙げていくことにしました。長所を伸ばすか短所を克服するか理論には終わりがありませんが、私は年を重ねるごとに、前者の長所を伸ばすことの方が重要であると感じています。

不動産、建築、自転車、読書、カメラ、ランニング、マーケティング、デザイン…

これらのジャンルであれば並以上のスキルがあると思っています。しかし、ただ『建築家』と名乗っても変わり映えしません。

そこで、藤原和博さんの有名な書籍『100万人に1人の存在になる方法』で語られる100万人の法則というものを思い出しました。

1つの分野で100分の1の人材になるためには、おおよそ1万時間が必要だ。例えば、新卒で入社した企業で営業職に就き、そこに1万時間、つまりは5年~10年働き、100人に1人の優秀な人材となれるよう努力する。
これらの100人に1人の掛け算を3つのジャンルで繰り返して、100万分の1の人になる。縦社会のトップを争うのではなく、平面上で独自のポジショニングする。

100人のに1人というのは難しいようですが、その分野で学年1位になれば良いと思えばなんだかできそうな気もします。そこで、得意なジャンルの中で1万時間向き合ってきたもの、向き合っていきたいものを3つ選ぶことにしました。

まずは、建築です。高専1年生から学生9年+社会人4年=計13年間『建築』を学び、向き合ってきました。この分野に関しては余裕で1万時間どっぷり浸かって思考を重ねた自信があります。

次に自転車競技やランニング。自転車競技は高専3年生から7年間取り組み、国体や全日本選手権にも出場しました。社会人になってからは、いつかトライアスロンに出てみたいという想いから、ランニングチームに所属して走っています。こちらも1万時間向き合ってきた自信があり、体力やメンタルでは負けません。

最後はやはり不動産、現在の仕事です。こちらはまだ到底1万時間には及んではいません。しかし、この先の長い人生を考えると、前の2つ分野よりも向き合っていくことになるという確信があります。

そこで、体力、不動産、建築というキーワードをつなぎ合わせ、【超体力で不動産と闘う建築家】という肩書きに決定しました。建築と体力を武器に不動産の世界に飛び込んできたということを表現しています。

最後を『建築家』という既存の肩書きで締めているのには理由があります。

建築や空間を社会で成り立たせる事業を考えることや、不動産など建築に隣接する領域のデザインを考えることも建築家の仕事だと思っており、バスケットのピボットのようなイメージで、建築を軸にクリエイティブをしているという気持ちを持っているからです。

また、13文字の法則という点も意識しました。人間が一度に知覚できる文字数は、少ない人で9文字、多い人で13文字だと言われています。 瞬間的に文字と意味を同時に把握することができる文字数は13文字が上限。 これ超えると、意味をつかみ取るのに「読む努力」が必要になるのです。体力ではなく超体力にする微修正です。



▪面白いことを頼まれる人になりたい

肩書きを決めた理由とその由来についてお話ししましたが、もう一つ期待していること、狙いがあります。

それは、『何か面白いことをしたい時に声が掛かる人になりたい』というものです。

「デザインとかできそうだからTシャツつくって!今度飯奢るで!」
「こんなイベントやるけど手伝い来る?」
「今記事書いてるからコメントちょーだい」

…みたいな、そんな場所になりたいんです。私に声をかける時のハードルが、「自分で肩書きとかつけちゃう変な奴」ということで少しでも下がればいいなと思っています。

それは不動産や建築以外のことでもいいんです。結果的に不動産や建築を考えることに繋がっていくからです。月に1度程度、不動産や建築に全く関係のないことも発信しているのもそんな狙いがあります。




いかがでしたでしょうか。

なんだかいやらしい狙いまで公開してしまいましたが、何か面白いことがあった声をかけてくださると嬉しいです。積極的にいろんな世界に飛び込んでいますので、きっと「はい!」か「YES‼」しか言わないと思います。試してみてください。

私は毎週土曜日の夕方頃に、不動産業界のリアルや家づくりの疑問について更新していますので、お気軽にスキ、フォロー、コメントして下さると大変励みになり嬉しいです。みなさんの理想のお家、読んでみたい記事のテーマについてコメントで教えてください‼

お付き合いいただきありがとうございました。
それではまた来週。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?