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祖母の笑顔が見たい

大切な人の心を守ることはできるのだろうか。


先日、入院中で会えない祖母に私ができることはあるのだろうか、という記事を書きました。

ここでお話した祖母が、老人性うつの疑いがある、と入院先のお医者さんから言われました。
いきなり家族と切り離されて、病室でも同じ部屋の人と会話できない状況は、祖母にとってはものすごくストレスだったに違いありません。

ここ1ヶ月ほどで見てわかるほど精神的に疲弊してしまったようで、一旦退院せざるを得ない状況だと言うのです。

孫である私たちや私の母と会う約束をしていた矢先に入院が決まってしまったため、入院前に祖母に会うことができませんでした。
そして、いきなり一人で入院することになり、同室の人ともコミュニケーションをとることができず。
検査を重ねて何度も点滴を打たれて、ずっと一人ぼっちで。

人とお話しすることが大好きだった祖母にとって、一変してしまった環境下で過ごすことは、ものすごくストレスだったのでしょう。
某流行病のお陰で、一人部屋に隔離されて人とのコミュニケーションを断絶されるストレスは、私にも覚えがあるからよくわかる。

通話で元気がなかったのも、段々と通話してくれなくなったことも、きっと予兆だったのだろうと思う。

心の調子が崩れてきた祖母には、認知症とうつ、いずれかの可能性があると言うことで、お医者さんに見て下さったそうです。
検査の結果、脳の萎縮等は見られなかったそうで、認知症ではなさそうでした。

そうなると、心の病、うつになっている可能性があります。

祖母がどういった気持ちを持っているのか、直接話せていないからわからないけれど。
原因や置かれていた状況が、私とは全く異なるから、全てを共感してあげられるわけじゃないとは思うけど。

何もかもが億劫になってしまったり。
周りに対して申し訳なく思ってしまったり。
どうしようもなくつらくなってしまったり。

暗くてぐるぐるした気持ちを抱えて生きていた過去がある私には、私だからこそ、祖母の心のより近いところに寄り添ってあげられるんじゃないかなって思っています。

私は、私が苦しかった時、誰かに全てを吐き出してしまいたかった。
精神科の先生に全てを打ち明けたときは、少しだけ心が軽くなったという実体験もある。

自分の心が深く沈んでいた時、何ができなかったのか。

なにをして欲しかったのか。

どんな言葉が欲しかったのか。

全て、経験しているから、わかる。
もちろん、先ほどいったように、それらが祖母と全く共通であることはないと思うけれど。




祖母が一時的に退院したら、私は真っ先に祖母の元へ、必ず向かう。
私が力になれるのなら。
私は惜しみなく祖母に手を差し伸べたい。

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