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優秀な人を集めて新しいことをするチームを作ったつもりが、ただの何でも屋になってしまった話

どうも、Youです。

以下の記事にある通り、私は最近セールスから事業企画の部門にトランスファーしました。

幸いにも、私がjoinさせていただくことになったteamは、部門の中でも特に優秀な方々が配属されていました。

そして、ミッションも通常の事業企画とは異なり、今の事業をさらに効率的・効果的に運用するためのメカニズム・ストラテジーを構築することに特化しています。

配属されてすぐのころは、ワクワクが止まらずだったのですが、今は少し危機感を持っています。

それが、今回の表題の件に関する話です。

実は、私は新卒で入社した企業において、2,3年目で運良く華々しい成果を出したことで、4年目で今回と同じように優秀な人たちが集まるteamに異動となりました。

そこでのミッションは、今の事業をさらに発展させるために、新たなビジネスを創出することだったのですが、なんでも屋の域を抜けだすことが出来ずにいました。

1.なぜ何でも屋になってしまうのか

理由は単純明快です。

それは、そのチームの明確な存在意義を周囲が認めるレベルで作れていないからです。

より良くすることが目的のチームは、自分たちがいてもいなくても基本的な仕事は回っているので、存在意義が見え辛いのです。

明確な存在意義を作れない期間が長く続くと、周りからも「この人たちはなんでいるんだっけ?」と言う目線で見るようになってきます。

その結果、少しでも存在意義を周りにアピール出来るように、とりあえず周りで今起きてる困り事を拾うようになってきます。

チームメンバーは優秀な方が多いので、いかんせん上手く処理できるので、どんどんそういった仕事がチームに回ってくるようになります。

そして、気がづいた時にはそういった面倒なことを処理する何でも屋の仕事が忙しくなりすぎて、本来求められている価値を発揮するために割くべき時間がなくなってくるのです。

2.外資系で絶対に何でも屋になってはいけない理由

しかし、外資系では絶対にこの何でも屋になってしまってはいけません。

外資系は全て数字で管理されています。

仮にJP branchでどんなに活躍していたとしても、本国HQは基本的に数字しか判断できる情報がないです。

そのため、自分たちの活動が何かしらのKPIに影響を及ぼしていない限り、外資では存在意義を認めてもらうことができず、レイオフのリスクが高まります。

特に、昨今(執筆時点は23年2月)の外資系IT冬の時代においては危機的な状況になってもおかしくはありません。

3.何でも屋になってしまった時に抜け出す方法

答えは一つです。

自分たちの存在意義を明確に見える化することです。

そして、そのためには自分たちがownするKPIを持つことです。

可能であれば、新しくKPIを作り出す所までやるべきでしょう。

幸いにも新卒で入社した会社では、期中から自分たちがownすべきKPIが会社から落ちてきました。

それにより、今までの何でも屋を抜け出して、そのKPIに従事する活動にフォーカスすることができるようになりました。

今のチームでは、そういったKPIが運良く落ちてくるとは思えないので、私自身が新しくKPIを作り出すしかないと考えています。

自社の売上/利益に影響する重要なファクターを新しく見つけ出し、それを図るKPIを作り上げるのです。

難易度は非常に高いですが、これができればビジネスディベロップメントの観点で良質な経験が積めるはずです。

レイオフ対象になる前にやりきらねば...。

頑張ろう。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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