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冬の土用期間は指針をつくるとき|音声配信

2022年1月17日〜2月3日は冬の土用期間です。

土用は古い季節と新しい季節がぶつかり合い、心も体も不安定になりやすいため、養生やメンテナンスをして過ごすのが良い時期です。

そして土用の最後の日は節分です。

節分は季節と季節の間に裂け目が生じ、鬼や魔が入りやすいとされ、豆を撒く、柊を飾る、炎を灯すなど古くから世界各国で魔をはらう慣習がもたれてきました。

冬の土用の鬼や魔とは何でしょう?

来る春は発陳・怒りの季節です。
冬の閉蔵(内にこもる)気を打ち破って、新しく創造する力が生じるとき。

怒りの力がうまくハンドリングできずに飲み込まれてしまうこと。
それが鬼の正体ではないでしょうか。

あるいは新しく始めようとする力を飲み込んでしまう、冬の恐怖の感情のことでもあるかもしれません。

なので冬の土用の時期は、怒りや恐怖という感情を浄化し、冷静な頭でそれらの強い感情のせめぎ合いの中でもブレることない「指針」を作るのが良い時期です。

私はこの時期、立春からの一年の行動計画を立てます。

今、デジタルデトックスをやっているので、惰性的なダラダラとのめり込んでしまう心の働きをいさめ、自分にとって本当に大切なものを現実の中で形にできるよう、一年のカレンダーを作っています。

いざという時に自分の真ん中に戻ってこれる力。
そのための指針。

そういった「一年間のお守り」ようなものを、しっかりと練るのに冬の土用はとても良い時期です。

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