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どれを活用するべき?イベント告知のSNS戦略

本記事では、

  • イベント告知・集客にSNSを活用したいが、どのプラットフォームを使うのが効果的なのかわからない

  • 普段は特定のSNSだけを活用しているが、他のプラットフォームも検討したい

といった、SNSの中での選定や活用方法を知りたい方に向けて、コツをご紹介します。
※日本国内での、日本人に向けた告知を想定しています。


イベントの特徴とターゲット層に合ったプラットフォームを選びましょう

効果的なリーチのためには、参加者の属性(年代、興味、居住地域など)や、イベントの種類(コンサート、フェス、セミナーなど)にマッチしたプラットフォームを把握することが大切です。

たとえば、若年層をターゲットにした音楽フェスティバルの告知にはInstagramやTikTokが適しているかもしれませんが、ビジネス向けのセミナーであればFacebookやX(Twitter)が有効と考えられます。

1.年代・性別で見る利用率

少し前のデータになりますが、各プラットフォームの利用率を見てみましょう。

出典:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省

LINE・YouTubeは全年代で広く利用されており、
10代・20代はInstagram・X(Twitter)・TikTok
30代・40代はInstagram・X(Twitter)・Facebookの利用率が高めであることが読み取れます。

2.各プラットフォームの特徴

SNSの中で利用率が高いプラットフォームに絞ってプロモーションをするのが効率的かと思われますが、新規の参加者を呼び込みたい場合は、イベント情報が拡散されるかどうかも非常に重要です。
比較的利用率が高いプラットフォームをピックアップして、利用者数・拡散されやすさを上の図に表してみました。

イベントの告知・集客を目的とした場合にどのような活用方法が想定されるのか、プラットフォーム毎の特徴と併せてご紹介していきます。

LINE(LINE公式アカウント

圧倒的な利用率の高さを誇るLINEですが、特に新規のイベント・単発のイベントで活用するには少しハードルが高いかもしれません。
運用としては「LINE公式アカウント」を作成し、最新情報を投稿したり、友だちになってくれた人とコミュニケーションをとって集客に繋げる形になります。つまり、公式アカウントを友だちに追加してもらわないことには始まりません。
定期的なイベントの場合は、開催の度に参加者に登録してもらうことで効率的に友だちを増やしていくことが可能ですが、投稿を行っても拡散効果は低いため、告知や集客にそこまで手間をかけられない場合は見送ってもいいでしょう。

(数量によっては有料になりますが)一対一で密なコミュニケーションをとることが可能なのがLINEの強みなので、開催前後で個別にフォローをする余裕がある、もしくはフォローを売りにしたい主催者は活用を検討しても良いでしょう。

また、ターゲットが50代以上の場合は、LINE以外のSNS利用率が低いことが想定されますので、ポスターやチラシが効果を発揮するかもしれません。ポスターやチラシにLINEの友だち追加のQRコードを印刷しておき、クーポン等を引き合いに友だちに追加してもらう施策は様々な飲食店やサービスで行われています。参考にしてみましょう。

Instagram

幅広い世代で利用されており、特に女性の利用率が高いプラットフォームです。メインターゲットが女性の場合はまず最初に活用を検討しましょう。
写真・動画がメインの投稿になるため、カタログ的な利用が可能です。

拡散力はそこまで高くなく、アカウント(発信者)にファンが集まる構造のプラットフォームなので、投稿する写真や動画の世界観には統一性を持たせ、フォロワーを増やしましょう。

ある程度フォロワーが集まれば、動画であるインスタライブで出演者も交えたトークなどを配信すると開催前の盛り上がりを演出できます。イベントのイメージや実際の様子をビジュアルで紹介しつつ、チケット販売に繋げましょう。

X(Twitter)

幅広い世代で利用されています。ターゲットの世代・性別を絞っていないイベントであれば、最初に活用を検討しましょう。
基本的には投稿が時系列で表示され、どんどん流れていくプラットフォームです。特定の話題が瞬間的に拡散され、時間が経つと埋もれていくという特徴があります。

テキストのみでの投稿も可能ですが、タイムラインで埋もれないためにも画像や動画を添えての投稿がおすすめです。新しい情報を投下しつつ、イベント概要をまとめた告知ポスト(ツイート)は定期的にリポスト(リツイート)しましょう。
拡散力が高く、検索機能を使うユーザーも多いです。イベントに興味を持ちそうな人や、イベントのことをうろ覚えで検索している人が引っ掛かるように、必要なキーワードをしっかり盛り込んで投稿しましょう。

Facebook

特にビジネスジャンルのイベントに活用するべきプラットフォームです。
「イベント」機能を活用すると、イベントやセミナーなどの告知をして、参加者を募ることができます
主催者はイベントの日時や開催場所、料金等を記載して公開し、参加希望者は「参加予定」「興味あり」ボタンで意思/参加表明をすることができます。
主催者は参加者が一覧で確認でき、イベントページで参加者に向けての投稿やMessengerでのやり取りもできるため、Facebook上でイベント管理を行うことができるのがメリットです。
「イベント」の作成や管理については、公式のヘルプセンター「イベント」およびその関連ページを参照してください。イベントをビジネスもしくは組織として運営しているのであれば、まず運営として「ページ」を作成し、ページが主催するイベントとして作成するのが良いでしょう。

YouTubeTikTok

この2つに関しては、動画コンテンツが用意できる場合に限って、他のプラットフォームと併せた活用を検討しましょう。
目的がイベントの告知・集客であるならば、YouTubeを選ぶのが無難です。
チャンネルを作成し、過去のイベントを収録した動画等があればアップロードして、それをX(Twitter)やFacebookで共有しましょう。

長尺動画向けと思われていますが、特に使い分け(短尺はInstagram、長尺はYouTube、等)する必要はありません。他のプラットフォームに投稿済みのものも含め、動画はすべてアップロードしておいて、動画カタログ的に眺めてもらうのが良いでしょう。
動画のアップロードや、チャンネルのカスタマイズ・ブランディングについては、公式のYouTube Creatorsチャンネルで学ぶことができます。

ターゲットを10代20代の若年層に絞っており、かつ動画を頻繁に投稿する余裕がある場合はTikTokの活用を検討しても良いでしょう。投稿方法はヘルプセンターで学ぶことができますが、X(Twitter)と同様、常に新しいものが表示され、流れるのが非常に早いプラットフォームです。運用に難しさを感じる場合は広告の活用も視野に入れましょう。

3.SNSに共通するポイント

最後に、SNSに共通する押さえておきたいポイントをご紹介します。

イベントの出演者・登壇者に協力を依頼する

SNSは基本的に、アカウントに対して「フォロー」「登録」といった形でファンや関心層が紐づく構造になっています。
出演者や登壇者のアカウントをフォローしている人達は、最も確度の高い見込み客です。
イベント主催者のアカウントが成長していない段階では特に、出演者や登壇者のSNSアカウントでも積極的なプロモーションをお願いしましょう。先方が忙しそうな場合は、主催者アカウントの投稿をリポスト・引用してもらうだけでも効果があります。

継続的に投稿する

ほとんどのプラットフォームでは、アクティブなアカウントによる投稿の方が、多くの人の目に触れやすい仕組みになっています。一度投稿したきりで1週間も2週間も音沙汰なしの状態では、興味を持ってくれたフォロワーも離れていってしまいます
更新に手が回らないと感じたら、ターゲットやイベントの性格にマッチしたプラットフォームだけに絞ってみましょう。

予算次第で広告を有効活用する

SNSには広告プランが用意されています。広告については次回の記事で取り上げる予定ですが、概要が掲載されたページを紹介します。

いかがでしたか?
SNSは、上手く活用することでイベント集客に大きく貢献してくれる可能性があります。ターゲットとイベントにマッチしたプラットフォームを選び、さらにそのプラットフォームと相性の良いコンテンツを投稿することで、効果を伸ばすことができます。
SNSを戦略的に活用し、集客に繋げ、イベントを盛り上げましょう。

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