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経営者を志したら 仙人になってた

経営者の仕事のひとつに、「判断すること」があります。

正しい判断なんてないというのが私の考えですが、なるべく良い判断をしたいと、常日頃思っています。

経営者の判断を妨げるものってなんだと思いますか?
それは、「感情」です。

気持ちが高ぶった状態や落ち込んだ状態では、冷静に判断ができません。
経営者は、感情で判断をしてはならないのです。

こんなことを言うと、感情がないのかとか、冷徹だとか言われてしまいそうですが、、、
たとえば、一番邪魔だなと思うのが「かわいそう」という感情です。
「かわいそう」と一度思ってしまったら、その対象にどうしても心が傾いてしまうものです。
そうすると、もう一方の対象には憎しみのようなものが生まれてしまう。

無意識に、「かわいそう」な方の味方になってしまうのです。でもこの判断は、正しくない。
正しい判断をするには、感情に支配されず、その裏側で何が起こっているかという「事実」を冷静に見つめるべきです。
私は、より正しさに近い判断ができる経営者を志し、常にフラットな気持ちで論理的に考えることを意識してきました。

喜怒哀楽を外には出さず、感情に邪魔をされることなく、今日より明日、明日より明後日と、毎日一ミリでも成長していけるように、フラットでいることを心掛けていたい。

気がついたら、まるで仙人です。

ある意味、経営者として人間の欲を捨て、俗世界と切り離しているのかもしれません。

これは余談ですが、、、
会社経営だけでなく、家族経営も同じです。常に冷静でいるべき。
私は結婚して17年間、妻と喧嘩したことがありません。
それは、私が「怒る」という感情を出していないから。

どんなことがあっても、私は受け止めて、ロジカルな判断をするだけ。
「それがむかつく!」と言われることもありますが、それも受け止める。決して怒らない。

こんなだから、家族にも冷徹と言われてしまいます。
でも、それでいい。どんな時でもフラットにいるのが私の経営者としての在り方です。


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