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【夢日記】僕のカタチ

 僕はテロリストかもしれない。なぜ僕がそう考えるようになったかと言えば、たくさんの人から追われるようになり、温泉付きのラブホテルを隠れ家にして、ひっそりと生活をしていたし、テレビをつけてニュースをかけると、僕の殺害方法についてコメンテーターが議論しているからだ。どうやら、僕は射殺か爆死かのどちらかになるとのこと。

 暫しの潜伏期間に飽き飽きして、僕は実家に旅行に行くことにした。実家への長旅を終え、昔のセーフルームに入り、僕はいつの間にか寝てしまった。暫くしてテレビの音がうるさくて起きた。テレビにはNHKのニュースがかかっていて、僕の実家が実況中継されていた。
 「今現在犯人宅に警察機動隊が到着し、本日犯人を爆死させるとのことです」とのことで、爆弾班は実家の前の通りを占拠しているとのことだった。なぜ爆弾を投げ込んでこないのかと、僕は疑問に思った。 

 そう不思議に思っていると、鳴り止まない電話の音に気づいた。以前宿泊していたラブホテル、友人、フリーダイアル、非通知、おそらく直近10年分の量の電話がかかってきていたが、僕は何故か電話に対して恐怖を感じ、スマホの電源を落とした。

 すると、両親が部屋に入ってきて、機動隊は引き上げようとしていると教えてくれた。窓の外を覗くと、外はまだガヤガヤしていて、武器を持ったおっさんたちが、
待ち構えていた。少し安心するも、日が落ち始めているのに部屋の電気が付いていたので、爆弾を投げ込まれると思い、窓を急いで閉めた。

 すると母が、「外に出てみよう」と言ってきた。本当にこいつは馬鹿なのかと思ったけど、僕は外へ出た。家にはフロントがない三輪の乗り物しかなかったのでそれに乗ると、爆弾班とすれ違った。
 何食わぬ顔で通り過ぎようとすると、弾丸の雨が地面と水平に注いだ。肩と腕が燃えるように熱かったが、僕は咄嗟に母を腕で守ろうとした。乗り物の燃料に燃え移り、辺りは火と煙しかない。なぜ銃弾が?爆弾じゃないのか?と思った。煙は地面なら上空へ登っていくと、力無く倒れる母が現れた。

2022年6月22日

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