見出し画像

男性が1年間育休取って人生観変わった話⑧−4



こんにちは!エルザスです。

約1年の育休を取った私の体験談をお送りしている
実録!男性が育休1年とって全力で子育てしてみた!
今回ではやくも4回目です。


実録!シリーズの記事はこちら↓


今回は生後3か月ごろの様子をお伝えします!
生後3か月ってなんか節目な感じありますよね。赤ちゃんの生命力に多少の信頼がおけるようになってくるというか、あまり不吉な予測はしなくて良くなってくるというか……最初の頃はとにかく赤ちゃんに生きていてもらうだけで必死って感じでしたから。
(我が家だけでしょうか?)


実録4.生後3か月時点


この時期のテーマはこの3つでした。



首がすわった!

いつのまにか首がすわっていました。抱っこしたとき「首がすわるだけでこんなに頼もしい感じになるのか」と思ったのをいまもよく覚えています。赤ちゃんの体ってとにかくぐにゃぐにゃグラグラして危なっかしい感じがするんですよね。でも首がすわってからはだんだん頼もしい体に変わっていった気がします。

首がすわって変わったことが2つあります。

まず、抱っこが横抱きから縦抱きになりました。これでだいぶ抱っこが楽になりましたね。横抱きだともっぱら腕の力が頼りでしたが、縦抱きは赤ちゃんを自分のお腹や胸にピタッとくっつけられるので、点ではなく面で赤ちゃんの体重を支えることができ、だいぶ楽です。

まあ最近は子どもの体重が増えて長時間の抱っこがキツくなってきているんですが……


首がすわって変わったことの2つめは、寝る時の恰好がおくるみからスリーパーへ変わったことです。
スリーパーとは、「着る布団」のようなもので、長袖からノースリーブまで様々な形があり、厚みや生地の種類も多種多様です。ぶっちゃけ新生児からでも使って大丈夫なのですが、我が家では子どもが生まれたのが真冬だったこともあり、暖かく、かつ体が固定されて安心して眠りやすいおくるみを当初は使っていました。
しかし、首がすわったこのタイミングでスリーパーの導入を決めました。その理由は以下の2つです。

  • 季節が冬から春になり、おくるみだと暑そうなこと。

  • だんだん寝ている最中の寝相が悪くなってきて、おくるみは剥がしてしまうし、普通の掛け布団は顔にかかって窒息の原因になりそうなので嫌だったこと。


で、このときから我が家で使っているスリーパーがこちらです↓

スリーパーとしてはちょっとお高めなんですが、兄夫婦が「何かプレゼントしたい」と言ってくれていたので良いものにしてしまいました笑
いまでも重宝しており、2歳頃まで使えるらしいです。
最近はこれを着せ始めると子どもが「もうねんねの時間なんだな」と神妙になることが増えてきました笑
寝る前ルーチンの一環として、ねんねトレーニングにも有効だったのかもしれません。


うつ伏せの練習開始!


ハイハイの練習のワンステップとして、うつ伏せの訓練を始めました。床に仰向けでごろんと寝かせ、ゆっくりと転がしてうつ伏せにします。最初はぺたっと頭を床に置いたままでしたが、何度か繰り返すうちに両手で地面を押して頭をあげる姿勢を取るようになっていきました。これこそがハイハイに向けた第一歩。

子どもが自力で頭を上げられた時は思わず歓声を上げてしまうほど嬉しかったです。こういう瞬間を見られると「育休長く取って良かった〜」と心から思えるものです。かえすがえすも男性の長期育休は最高です。


妻の指を掴んだ!

生後3か月ともなると、手先・指先をだいぶ意識的に動かせるようになってきます。

うちの子はこの前の月あたりから、親の顔をみると微笑みかけてくれるようになっていました(めっちゃかわいい)。
思わず鼻やほっぺをツンツンしてしまいます。

ある朝、妻と2人で子どもを起こした時のこと。子どもは眠い眼をこすってだんだん視界がはっきりしてくると、私と妻の顔を見てニッコリしてくれます(めっちゃかわいい)。
妻が思わず「かわいいね〜」と言いながら鼻をツンツンしようと人差し指を近づけた時、それは起こりました。

むんず、と子どもの小さな手が妻の人差し指を掴んだのです

妻の指先の第二関節くらいまでしかない小さなてのひらにも、子どもの意志がしっかりと宿っている。そう思うと無性に胸が熱くなりました。

やがて、この小さなてのひらは今よりずっと大きくなって、妻の指よりもっともっと大きなものを掴みとるだろう

そんなモノローグが脳内で流れ、子どもの生涯にはこれから色んな素晴らしいことが待ってるんだということを何故か感じました。

育児をしていると、余裕がなくてつい「いま目の前にあること」にばかり気を取られてしまいます。しかし、子どもの輝かしい体験はまだこれからやってくるものです。焦ることなく、その手助けをしてやるのが親の使命なだと気づきました。

手先・指先が器用になっただけのことなのですが、子どもが妻の指を掴んだ瞬間を見て、本当に色んな考えが私の頭の中を駆けめぐりました。
「すべての子どもたちの将来に幸あれ!」みたいな大きな気持ちまで生まれて、それが妙に幸せな気分にさせてくれるのです。他者への慈愛の心は、他者ではなく自分を幸せにしてくれるんですね。人の親になって初めてわかった気がします。



最後に、この時期の1日のスケジュールをご紹介します。
春になり日が昇るのが早くなって、部屋が明るくなるせいで明け方に目が覚めてしまうのをなんとかしたいと考えていた頃です。のちにカーテンレールカバーを自作するのですが、その話はまたの機会に記事にしたいと思います。


ではまた!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?