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「自分の人生は自分で演出する」論①

こんにちは!エルザスです。


普段は男性が長期の育休を取ることについての記事を書いていますが、今回は少し毛色を変えてみたいと思います。

題して、

「自分の人生は自分で演出する」論

です。



あらゆるものが複雑になり過ぎている現代日本ーー

毎日を漫然と過ごしていると、やりたいことはできず、やるべきことにばかり追い回される日々が続いてしまいます。

「それに慣れてゆくのが大人になるってことだ」と自分に言い聞かせ、言い聞かせ続けているうちに、いつかそのことにまったく違和感を覚えないようになっていく……

そんな人も少なくないと思います。かつての私がそうでした。
でも、それじゃあ本当の幸せにはたどり着けないのです。「自分らしく自分の命を生きること」こそが人の幸せのはずです。状況の奴隷のままでは幸せになれるはずはありません


だからこそ、私は「自分の人生は自分で演出するべきだ!」と主張したいのです。


しかし、自分を演出するってどうやって?

何も難しいことをする必要はありません。いきなり転職とか海外旅行に行ったりとかしなくて良い。
ささやかなことでも良いから、自分の人生をちょっと色づける。思いつきに従って、普段はちょっとやらないようなことをやってしまう。そうすることでオリジナリティのある自分の生命を取り戻していく!
これが今回のテーマです。
趣旨はおわかりいただけたでしょうか?


では、ここからはエルザスが実践した自分の人生の演出をご紹介していきたいと思います。恥ずかしいものしかありませんが、ドン引きするも良し、ニヤニヤするも良し。ゆるりと読んでいってください。




自分の人生の演出①:アラサー男の上白石萌歌ごっこ

「あいたいって、あたためたいだ。」


それはある冬の日のこと。

夜遅くまで残業してやっと自宅の近くまでかえってきた私は、あまりに寒いのでコンビニでホットの午後の紅茶を買いました。
コンビニから出てくると、耳につけたイヤホンからスピッツの『楓』が流れ始めました(マイミュージック内の曲をシャッフル再生していました)。

その瞬間、私はあるCMを思い出しました。

皆さんはこのCMを覚えていますか?

2017年の冬に放映された午後の紅茶のCMです。上白石萌歌ちゃん演じる女子高生が、東京に行って遠距離になってしまった彼氏(?)を想いながらスピッツの『楓』を歌い、最後に宣伝キャッチコピーの「あいたいって、あたためたいだ。」を言う展開。

午後の紅茶 ✕ 楓 ✕ 冬の空
という状況がこのCMと完全に一致していることに気づいた私は、フラフラと自宅への道を逸れ、コンビニの目の前にある公園へと足を踏み入れました。

木々の生い茂る公園を進み、原っぱの真ん中に立つ私。その間に曲はAメロBメロを過ぎてサビを迎えます。

さよなら 君の声を 抱いて歩いていく
ああ 僕のままで どこまで届くだろう

周囲に誰もいないことを確認して、空を見上げて、万感の想いを込めて、満を持して、私はつぶやきました。

「あいたいって、あたためたいだ。」


この瞬間、アラサー男性による上白石萌歌ごっこが爆誕しました……!

ごめんなさい!ごめんなさい!魔が差したんです!ごめんなさい!

でもそれをやった瞬間、言葉では言い表せないくらいの充足感を得られたのは事実です。
あの瞬間、私は世間のしがらみから完全に自由でした。あれは誰かに強制されたものではなく、自分自身の欲求に忠実な私オリジナルの行為だと言えます。
それに、上白石萌歌ごっこをしない人生より、上白石萌歌ごっこをした人生のほうが豊かなものだとも感じました。だって何かしらのコトが起こってますから。


以来、私は日々ささやかな「コト」を起こそうと思いながら生活しています。人生、少しでも多く自分の好きな「コト」をやったもん勝ちです。無味乾燥な日常に爽やかな味付けをしてくれるのが「コト」だからです。
もちろん、やるのは人に迷惑をかけない「コト」限定ですが。

「そんなの誰にでもできるし大して意味無いだろ」と思うかもしれませんが、大事なのはその誰にでもできる「コト」を日々意識してなるべく多く実践することなのです。意識しているといないとでは、「あっ、このタイミングでこのコトが出来るな!」とひらめく回数が全然違います



というわけで、日常生活になるべく多くのコトを取り込んで実践していく生き方をご紹介しました。
これを私は「自分の人生は自分で演出する」論と呼んでいます。

これを読んだ皆さんも、ぜひ自分の人生にささやかなコト(演出)を取り入れてみてください。何気ない日常が結構楽しいものになりますよ!


次回も、日常生活の中でできるささやかな『コト』をご紹介します。

ではまた!

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