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地方の金融機関に勤務しています。経済と人口のつながりや関係性に興味があり、「人口」「経…

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地方の金融機関に勤務しています。経済と人口のつながりや関係性に興味があり、「人口」「経済」の視点で発信をしていきたいと思っています。 ご意見ご感想:iitomo@ktd.biglobe.ne.jp

最近の記事

【新聞要約】【為替】240518

①現状 ⚫︎円相場は1$=150円の節目を抜けるなど歴史的な「円安」局面が3年連   続で起きている。  ⚫︎基本的に為替相場は、景気循環に合わせて上昇と下落を繰り返すことが   多い。   ⇨なぜ、歴史的な円安局面からなかなか脱せないのか? ②背景 ⚫︎日本の経済構造自体が弱り、政府日銀が人為的に円を下支えしないと歯   止めをかけられない。経済再生に取り組まないと衰退国としてさらに   弱ってしまう可能性あり。  ⚫︎円相場に影響を与える経済要因   ❶日米間の金利差•

    • 【新聞要約】【資産運用】240516

      ①「信者つくれ」がバフェット流 ⚫︎「顧客を奪い合って疲弊する企業ではなく、競争がない市場を開拓して    大儲けする企業を選ぶのが賢い選択」  ⚫︎アップル(ハイテク企業) = シーズキャンディー(菓子メーカー)    同列に論じている。「アイフォーンの技術も、菓子の製法もしらない。    だが、消費者が両者の製品に心酔していることは知っている。」  ⚫︎アップル信者の心理    「2台目の車とアイフォーンのどちらかを放棄するなら、人々は価格が     何十倍でも車の方を諦

      • 【新聞要約】【日本株】240514

        ①現状 ⚫︎5月13日の日経平均株価は38,000円台を保った ②背景 ⚫︎個人投資家の下値での買い  ⚫︎新NISAを通じ、個別株が買われている、下値が堅い「岩盤相場」  ⚫︎4月のNISA購入額  つみたて投資枠⇨9割 海外株へ             成長投資枠  ⇨8割 国内株へ  ⚫︎1〜3月NISA全体の購入総額 4兆6,822億円(前年同期比2.9倍) ③転用 ⚫︎個人投資家は「日本株の伸びはまだある」と考えてる  ⚫︎新NISA開始、日経平均過去最高値更新

        • 【新聞要約】【資産運用】240511

          4月の相場下落が、良い学びになった⚫︎新NISAは2024年にいきなり始まったわけではない ⚫︎デフレが続き、市場は個人投資家から信頼を失った  → 長い低金利、失われた30年。団塊ジュニア以降の世代は投資    で値上がりした経験が少なく、意識に染み込んでいる。リー    マンショックで当時、辛い思いをした。 ⚫︎突如テーマとして現れたAIが起爆剤となり、日経平均が最高値を  更新。新NISAも始まる。 ⚫︎4月に入って日本株が下落、新NISAから投資を始めた人にとっ   

        【新聞要約】【為替】240518

          【新聞要約】【米株】

          ①現状 ⚫︎米S&P500種株価指数構成銘柄のうち、80%の企業が決算発表を終えた  ⚫︎業績予想は堅調なのに、株価は下落   ・一株当たり利益(EPS)が予想を上回った企業は全体の77%   ・株価の平均上昇率は0.6%に留まる(過去5年間、平均上昇率1%) ②背景 ⚫︎割高感。生成AIの急速な普及を背景に、ハイテク株は高い成長期待が先   行して織り込まれ、株価やバリュエーションが高まっていた。   ・S&P全体の予想PER、21倍台を上回る水準が続いた。   ・23

          【新聞要約】【米株】

          【新聞要約】【米株】

          米経済の現在地①個人消費は堅調(好景気を示す) ⚫︎米小売業売上  3月は前月比+0.7%、2ヶ月連続で前月比プラス  ⚫︎低所得層の消費余力細る ↔︎ 個人消費の上位50%を占める所得層は好調 ②底堅い労働市場(好景気を示す) ⚫︎雇用統計 4月は前月比+175,000人(3ヶ月移動平均+242,000人)  ⚫︎失業率 4月は3.9%(3月比+0.1ポイント)           ↓  コロナ禍後の過熱感は徐々に和らいでいるが、冷え込みには時間がかかる ③金利高止まり

          【新聞要約】【米株】

          【新聞要約】【為替】

          ⚫︎円安加速させる米「3高」・日銀金融政策維持 → 市場は失望 → 1$156円まで円安 ①経済成長率  ・堅調な米景気が期待されている(1〜3月期GDP好調)  ・欧州や中国経済が低迷、中東情勢が不安定な中、米国へ投資が集まる ②インフレ  ・3月米個人消費支出(PCE)物価指数、前年同月比+2.7%(2月+2.5%) ③金利  ・米連邦準備理事会(FRB)による金利引締長期化警戒      ↓     国債利回り上昇、4.73%  日米金利差拡大から円安へ

          【新聞要約】【為替】

          【新聞備忘録17】米株、金利高で割高感

          【現状】❶米長期金利5%台に上昇 【背景】❶国債利回りと株式の利回りである「益回り」のとの差が縮小。21年ぶりの逆転も視野に。 ❷長期金利が5%まで行くと、株価に下方圧力がかかる。国債と株式は「利回り」を比較できる。 【転用】❶歴史的な水準に縮小した利回り差が、米株から資金流出を誘い、株式市場の変動率を高める。 ❷インフレが収束し、長期金利が低下すれば、株価の割高感は解消される。  ⇒金利が低下する際には、米景気が後退局面に入る可能性あり。

          【新聞備忘録17】米株、金利高で割高感

          【新聞備忘録17】高級ブランド、味覚も魅了

          【現状】❶衣服やジュエリーの高級ブランドが運営するカフェやレストランが多数出店 ❷ルイ ヴィトン=「ル・カフェ・ヴィー」  ダンヒル=「ダンヒルバー」 【背景】 ❶顧客の声 ・ルイ ヴィトンで埋め尽くされた空間がすてき ・ドリンクも店内も全部かわいい ・大人の雰囲気で落ち着く ・紳士も満足できるアフタヌーンティー ❷飲食店がZ世代に「体験価値」を提供している 【転用】❶買い物時だけでなく、常にブランドの世界観に入り込むファンを獲得する手段として生活領域への展開が有効。飲食

          【新聞備忘録17】高級ブランド、味覚も魅了

          【新聞備忘録16】米長期金利、5%!!

          【現状】・米長期金利5%台を伺う状況 ・逆イールド幅△0.3%、縮小傾向(将来の景気は悲観的ではない証拠) 【背景】・9月米雇用統計、就業者数(+336,000人)が市場予想(+170,000人)を上回る。米景気が好調なら、金融引き締め継続が必要だろうとの市場予想が働く。 【転用】・企業の人手不足が解消しない場合、金利の上昇圧力が燻り続ける。人手不足⇒企業は生産増の動きを続けている⇒景気は堅調な証拠。 ・1年以上に渡る米利上げは終盤で、自動車業界のストライキや財政問題など

          【新聞備忘録16】米長期金利、5%!!

          【新聞備忘録15】国民食・消費圏

          ・「麺無し やきそば風もやし炒め ペヤング焼きそば」が令和5年9月にサラダコスモが販売開始。 ・ペヤングの売り場は即席麺コーナーだが、サラダコスモがコラボ商品を発売すると、青果コーナーでもアピールできる。 ・出荷額は当初予定の2倍 ・ペヤング人気の要因①業界で初めて液体ソースを導入(今までは粉末タイプのみ)まろやかな味を実現 ②祭りのやきそばをイメージした四角い容器を採用 ③90gは当時としては大盛り ・家電メーカーとのコラボ、珍味連発 ⇒  おもしろ日常ブランドに成長

          【新聞備忘録15】国民食・消費圏

          【新聞備忘録14】株急落、逆張り個人も惑う

          【現状】 ❶日経平均株価31,000円台に急落。9月半ばの直近高値から下げ幅3,000円に達する。 【背景】 ❶米長期金利上昇が要因。円安が進みドル建てでの運用収益が目減りしている海外勢が日本株を売っている。 【転用】 ❶節目の30,000円へ急接近、短期の調整で済むかどうか? ❷あまりの急落で投資家が動けていない、日経平均の心理的節目3万円を維持し、市場が落ち着けば買いがでてくる。 ❸日銀の利上げはいつになるか、利上げは日経平均にマイナス材料。

          【新聞備忘録14】株急落、逆張り個人も惑う

          【新聞備忘録13】Z世代、「あえて酔わず」

          【現状】❶カクテル🍷のアルコール度数を0%、0.5%、3%から選べる「スマドリバー」。顧客の約9割を20〜30代が占める。 ❷ビール市場は94年をピークに縮小、生産年齢人口も95年をピークに減少に転じている。ビール市場規模はピークから約7割縮小。    【背景】❶酒類市場縮小、若者のアルコール離れ「ソバーキュリアス」。健康への配慮などからお酒をあえて飲まない。 ❷20〜24歳のうち、「日常的にお酒を飲まない意向」8割 ❸若者のコミュニケーションが、上の世代と比

          【新聞備忘録13】Z世代、「あえて酔わず」

          【新聞備忘録12】富む前に高齢化するアジア

          【現状】・2002年〜2021年、タイの人口に占める65歳以上の割合7%⇒14% ・7%以上が「高齢化社会」、14%以上が「高齢社会」 【背景】・高齢化率、日本28.4%だが、移行期間が重要。タイ14年、日本24年、フランス115年。 ・アジア各国は高齢化社会から高齢社会に移行する時間が短い傾向。 ・アジア人口動態変化の速さは発展の産物。医療技術進歩で寿命↑。工業化や社会規範の変化で少子化加速。年長者を敬うアジア文化では家族は高齢者介護の担い手。若年層に負担の皺寄せ。 【

          【新聞備忘録12】富む前に高齢化するアジア

          【新聞備忘録11】友達できても30人

          【現状】・2050年代、小学校新入生は団塊ジュニア世代(1970年代)の1/3しかいなくなる。 ・1966年:1年生160万人 ⇒  2056年:1年生60万人 【背景】・既に親の世代は減っており、少子化の流れは当面続く 【転用】・学校の統廃合、学年が違う子供と同じクラスになる「複式学級」が増加。 ・教育の質をどう保つか?塾を初めとした教育産業は子供一人に対する教育費の増加で少子化を補えるか? ・単独で小学校を持てる自治体の人口は13,000人〜14,000人、高齢化率に

          【新聞備忘録11】友達できても30人

          【新聞備忘録⑩】米高配当株、マネー流出

          【現状】・米S&P500種株価指数採用のうち、「公益事業」指数、288台。3年3ヶ月ぶりの低水準に沈む。 ・米10年債利回り4.8%、MMF5.18% 【背景】・米長期金利の急ピッチな上昇で、株式や投資信託、REITなどの投資妙味が乏しくなった。「預金・債券で4〜5%稼げるなら、わざわざリスクをとって運用する必要ある?」 ・底堅い米景気などを踏まえ、金融引き締めが長期化するとの観測により、政策金利見通しが切り上がった。 【転用】・REITは投資妙味低下に加え、金利上昇によ

          【新聞備忘録⑩】米高配当株、マネー流出