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ご自愛ください #2_デンタルケア

適応障害で休職することになった私ですが、まずはデンタルケアについて記録していこうと思います。
以前の私の生活はこちら↓



歯に黒い箇所を発見

なりふり働いていた時でさえ朝1回しか歯を磨いていなかったですが、体調を崩して勤務できなくなってしばらく歯磨きができていませんでした。少し回復して歯磨きができるようになったころ、歯磨き中にふと鏡に近づいて口の中を見てみたところ、右上奥歯の根本側面に黒い塊を発見。黒コショウが挟まったかなーと重点的に磨いてみても取れず。しばらく歯を磨いていなかったから取りずらいのかと思い、爪楊枝でカリカリしてみるも取れず。そこで愕然。
これってもしや虫歯…か? 今は痛みはないけど。
人生で虫歯になったことがなかったので、かなりの衝撃でした。


初めての歯医者探し

私は虫歯の痛みを知りません。
私と違って兄はよく虫歯になっていたのですが、小さいころ私が歯磨きをサボろうすると兄が歯磨きはしなくちゃだめだ!といってよく喧嘩になっていました。(思えばとても良い兄です。)
そんな兄の存在があるので、虫歯はそれだけ痛くて後悔するものだというイメージがあり、慌てて近くの歯医者を検索。徒歩3分以内に絞っても4件もヒットし、歯医者はコンビニより多いというのは本当だったんだ…というところに微かに感動を覚えました。
さて、この近所の4つの歯医者のどれにかかるか。これまでの人生で歯科医にかかったことのない私に、経験値に基づく選択の基準は持ち合わせていません。ここでさらに歯医者の選び方を検索。
 ①すぐ歯を削ったり、抜いたりしようとしない
 ②十分な説明をしてくれる
 ③通いやすいところ
 ④求める治療の専門性がある
徒歩3分以内に絞って検索しているので、③の条件はすでにクリア。④の条件は、審美歯科や矯正のような専門の治療を求めているわけではなく、ただの虫歯なので専門性は考えずともよさそう。①と②は実際に行ってみないとわからないよな~と調べる手を止めそうになったところ、Google検索の口コミ評価が目に入る。なるほど、口コミはこういう時に見るのだなと再び微かな感動。
口コミを見始めると、まぁ あたり前ですが肯定的&否定的コメントが両方あります。まだ調子が悪かったので、否定的なコメントを読むだけでダメージを受けて、いったん休憩。
この頃はまだ戦争や事故・事件を報道するテレビニュースを見ているのも辛く、合間合間にニュースが挟まれる地上波を避けてBGM的なYoutubeばかり見ていました。
話は戻り、心を落ち着けて口コミを再び閲覧。否定的なコメントはダメージを受けるので、肯定的なコメント順にソートをかけて読み始めます。
肯定的な要素の中にも様々な要因があるので、自分の求めるポイントのコメントがあるかどうかを基準にしました。
私の求めるポイントは、①優しい、②丁寧な説明。
待ち時間が短く受けられるとか、営業時間が長く終業後に通いやすいという点が一番の肯定的コメントになっているものもありましたが、利便性は休職中の私にはメリットにならず。
先生や歯科衛生士さんが優しい、雰囲気が良い、丁寧に説明してくれたといったコメントが多い歯科医をピックアップしました。HPを見てみても丁寧に説明する姿勢が伝わってく来たので、そこに決めました。


歯医者の行き方って?

行く歯医者を決めたものの、これまで歯医者にかかった経験がない私。
歯医者だけでなく、風邪で医者にっかかったのも子供のころに胃腸炎で親に連れて行ってもらった数回の経験のみでした。
必要なのは保険証とお金だけだよね。順番に受付されて診察だろう。どのくらい待つかな~と思いながらHP記載の営業時間に突撃訪問しました。
きれいな新しめの院内に入ると、受付の女性から「ご予約の方ですか?お名前伺います。」と。
聞いた瞬間、
予約。そうね、今のご時世、待ち時間短縮による顧客満足度Upと業務効率化のために予約制だよね。コロナの感染対策もあるし。
瞬時に納得に至り、内心は狼狽えながら、なんとか社会人としての返答を返そうとする。
「初めてで予約なしで来てしまったんですけど、予約のみですか?近くなので時間は何時になっても大丈夫です。」
残念ながら当日の診察枠は満杯。受付のお姉さまは、「痛みはなくても虫歯みたいなら早いほうがいいよね。」と、直近2・3日の既に埋まっている診察予定から、隙間を作って予約を受け付けてくれました。


いざ、初めての歯科治療

口腔内の写真撮影やレントゲン検査の後、診察がありました。
結果、虫歯だと思っていた右上奥歯の側面の黒い塊は歯肉炎で出血した血が混じった歯石。
幸いにも虫歯ではありませんでした。
歯を磨くと出血するのがいつものことになっていたのですが、それは歯茎を磨けていないとのこと。また、溜まった歯石で菌が繁殖して炎症を起こすというサイクルになっているようです。
これまで人生で一度も歯科医に行ったことがなかったので、永久歯が生えてから溜まった歯石の量は相当のもの。段階を分けて歯石のクリーニングをしてもらうことに。
驚きの事実だったのは、右下臼歯が「中心結節」で歯に穴が開いていたということ。
中心結節とは、通常は真ん中がへこんでいる形の臼歯が、中心が角のような形で生えてくるものです。角状なので、その角が折れることがあり、折れた際に中の神経が露出し、炎症を起こすことがあるそうです。

その時に思い出したのが、小学校の時の歯の根元の腫れ。何回もできて厄介な口内炎だと思っていました。
先生の説明によると、中心結節が破折した穴から神経のほうに口内細菌が入り、炎症を起こして神経が壊死しているということでした。
歯としては残っているので、消毒をして穴をふさぐ処置を通院数回に分けて治療していただきました。治療は痛いことはなく、説明もしっかりしてくださって納得でした。
また、虫歯ができない体質であることに胡坐をかいて疎かだった歯磨きも、説明を受けて、必要性を実感して今後はしっかりと磨くぞと決意しました。


通院でのクリーニング&歯磨き指導

中心結節による壊死した神経の治療と歯石クリーニングのために通うたびに歯磨きの指導もしていただきました。
歯周病→歯の喪失を引き起こす歯石の蓄積。毎日歯垢がとれていれば歯石にならないわけで、その方法が適切なフロス&歯磨き。
フロスが入る隙間もないほどみっちり歯が生えているのだと思っていたのですが、その実は隙間がないのではなく歯石でふさがれている状態。クリーニングの回数を追うごとにはフロスが入るようになり、間の歯垢を落とすことができるようになりました。
以前は2分ぐらいで終わらせていた歯磨きに10分は時間をかけるようになり、通院のたびに磨けていることを褒めてもらえるので嬉しい(*^_^*)
大人になるとなかなか褒めてらえる機会ないですよね。めったにないのでモチベーション爆上がりです。
複数回にわたる歯石のクリーニングを終えると、朝の口のネバツキがなくなっていることに感動!
夜歯磨きをしても起床時にはドブの様だった口がさわやかに。
これだけで朝の寝起きの気分の良さが段違いです!
このメリットは定期的に通う面倒くささを大いに上回るので、歯のクリーニングに行ったことのない皆さんにぜひおススメしたいです。


家での歯磨きの道具

新たに歯磨きの道具として導入されることとなったフロスですが、さまざまな種類があります。衛生士さんのおすすめは、下記のようなただの糸のみのタイプ。

使ったところをずらしていけるので、口内全体の隙間を掃除するのには効率的なのはわかりますが、初心者の私が奥歯の歯間を掃除するのは至難の業でした。うまくいかなくて格闘しているうちにフロスをまいた歯がうっ血しそうになったり。
そこで次に買ってみたのがこちらの歯間ブラシ。

やっぱりみんな困ることは同じで、奥歯の歯間を掃除しやすい形の商品が世の中には既にありました。歯垢をとった糸を巻き取って指がベトベトになったり、うっ血したりすることがなく、毎日フロスで歯垢をとるという習慣が継続できるようになります。
現在私は、この30本入り×3パックを3か月おきの定期便で注文しています。
Amazonの定期便は毎日使用する日用品の注文にとても便利ですね。勘違いっしている方も多いかもしれませんが、定期便はPrimeへの登録なしに利用できます。これはAmazon一番の神機能だと私は思います。


ぜひ、定期的な歯医者通いを!

虫歯がないことが一つの自慢で歯医者とは無縁だと思っていた私ですが、現在はちゃんとケアしてきれいな歯・口腔環境を保っているというところに小さなプライドを感じています。
歯石・歯垢を落とした口の中はとてもさわやかで気分がいいので、トラブルがなくても定期的に歯医者に通うことをおススメします!

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