見出し画像

日系大手就職を控えた大学生が「仕事はもっと楽しくできる」を読んだ感想

概要・所感
いわゆる日系大手と言われる企業に属する人々の中で、主体的に世界を変えようと社内・社外に対し行動を起こしている事例を紹介する内容。
パナソニック・JR東日本・日本証券取引所などの重厚長大なエスタブリッシュメントの若手社員が軒を連ねる。
次年度以降、通信キャリアで働く自分にとって、保守的な企業を変革し、仕事を面白くする人々の姿が輝いて見えた。また、諸悪の根源、保守的とイメージされる大企業の上層部も、働きかけによっては若手からの変革や新規事業に対し理解や歩み寄りを示すのだと感じた。悪者や敵を作り上げる前に、管理職層の上司の視点で物を考え、先回りして行動することが大事だと感じた。

学び
大企業の若手として綺羅星のようにきらめく社員の悪戦苦闘が描かれていたが、全員に共通して以下の3点があった。
①社会・社内・自分に対する高い志
②本業での圧倒的な成果
③コミットメントと他者を巻き込むための戦略的な行動

これは、そのまま次年度以降私が見習う点であると言えよう。現状不満足であるから行動を取ろうと感じる。そして、問題提起や行動を起こす前提に、本業の仕事で周囲に評価される働きぶりをしている。その上で「コイツがいうのであれば」といった同意を周囲に得ながら行動を波及させていく。
出世したいという功名心によってのみ動く人はいなかった。なぜなら、自分の保身のためならここまで行動はできないためである。

若手有志が会社を巻き込んで変革を起こすには
①自分がしたいこと
②会社が必要とすること
③社会が必要とすること
を精査することが重要だと述べられていた。

また、若手有志の活動が会社から応援されるには
①目に見える成果、良い影響
②採用や社員の定着率、モチベを上げる
③社外、株主へのブランディング
の3つの視点を意識すると、有志活動への批判をかわし、後ろ盾が得られやすい。
先輩の行動の結果得られた経験則は、再現性がある。自分自身が何か変革を提案する際もぜひ覚えておきたい視点だと感じた。

今後に向けて
私が入社する某通信キャリアでも、行動を主体的に起こしたい。
それが目的になると持続的でなく、納得感もない。
そのため、中期的には、
① 自分のやりたいことを考える
② 社内の現状を知る
③ ①と②のギャップと課題を解決するためにはどうすれば良いかを考える
を明らかにしたい。
短期的には入社後、
①実感の伴った問題意識を持つ
②与えられた仕事をハイレベルでやりきり、周囲に認められる。
③有志の勉強会があるのならば参加し、若手社員がどのような問題意識を社内に持っているかを確かめる。
④統計検定・簿記その他配属に合わせた自学
を行って行きたい。

新卒として、なんでもいいから最低3つ、業務以外の新たな取り組みを行う。小さな変革をスモールスタートにしていく。

今いる環境が楽しくないのであれば①染まるか②変えるか③辞めるか、しか選択肢はないのだから。

この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?