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危機と挑戦を経てたどり着いた“モリオカン“の定義

こんにちは。リトルもりおかのリョウです。
盛岡への想いを紡ぐ、note。
今回は活動を本格化させた2019年度の話を書こうと思います!

この年、私たちはWEBサイトを開設。盛岡市の事業を受託し、イベントの開催やSNSでの情報発信にも力を入れはじめました。
前回記事でお伝えしたように、代々木公園のピクニックから始まったゆるい集いが、なぜ、事業にチャレンジすることになったのか。
発起人の一人として、記憶を辿りながらつづっていこうと思います。

存続危機?!初期メンバーが岩手にUターン

2017年、ピクニック直後の話から始めます。
リトルもりおかの名前やロゴができてからは、発起人5人を中心にFacebookでの情報発信や交流会(飲み会)を“やれるときに楽しく“というスタンスで続けました。そのうち、飲みの場で盛り上がった“首都圏にある盛岡を発信するサイトがほしい”という想いを発端として、WEB関係の仕事をしているメンバーがWEBサイトを開設。“会議“と題して発信内容を練ったり、盛岡関係者に取材し記事を発信するなど少しずつ活動の幅を広げていました。

◆WEBサイトは下のリンクをクリックしてご確認ください。noteって便利!

「さあ次は何をやろうか」ー。
楽しいことが前提の活動なだけにいつもワクワク感がありました。
そんな中、“事件“が起きます。もともと故郷好きが集まったコミュニティ。だまって首都圏にとどまるわけもなく、5人いた発起人のうち3人が岩手にUターンしてしまったのです!
普通に考えればとても喜ばしいことですが・・・笑

一方、残された2人。しかも夫婦です。
これではコミュニティではなく、ファミリー。いくらなんでもリトルすぎる・・・!
控えめに言っても存続の危機ですよね。ここで何のアクションも起こさなければ、ふわっと自然消滅していたかもしれません。でも、それは嫌でした。だから2人になってからも盛岡への旅行ツアー企画や、ベアレンビールを飲むイベント、記事の発信など細々と活動してきました。


“火”を付けられて新しい仲間集め

こうした中、新たな一歩を踏み出すきっかけをくれたのは、完全移住した発起人の一人・高橋和氣さん。
「首都圏で盛岡の関係人口を増やす事業の公募があるから、リトルもりおかで出てみない?盛岡メンバーもサポートするよ!」
正直不安しかありませんでしたが、、、そこはさすが数々のプロジェクトの立ち上げに関わり“火付け役“の異名を持つ和氣さん。話を聞いているうちに、徐々に火がつき、気づくと言っていました。
「やりましょう!!」
とはいえ。やる気十分になっても首都圏メンバーが2人だけでは心もとない。。。そこで、まずやったのは仲間集めです。盛岡に対してアツい想いを持つ先輩や後輩に声をかけ、共感してくれた3人と力を合わせて提案することにしました。盛岡市が公募していたプロポーザルは「令和元年度東京圏における盛岡コミュニティの形成等に係るイベント開催等業務」
要は・・・首都圏に若者の盛岡関係者のコミュニティを作ってください!それに寄与するイベントを開催してください!ということだったと思います。
✴︎和氣さんのnote

企画のテーマは“新しい盛岡バリュー”の創出

仕様書を受け取り、私たちが考えた提案の柱は

・首都圏の盛岡に関する情報発信
・盛岡関係者が繋がる場の創出

この2つのアクションを通じて
「首都圏の盛岡をつなぐ、新しい盛岡バリューを創出したい」

背景にあったのは、こんな妄想ストーリーです。
データをみても、進学や就職を理由に盛岡から上京する若者の数は、他都市と比べ多い。彼らは私たち同様に盛岡が好きで、遠く離れても関わりたい、何かしたいと想っている。一方で、周りに情報や集まる場といった“きっかけ”が少ない。しかも盛岡人はオショス(岩手弁で恥ずかしがりや)である。だから、オショスでも入りやすいイベントや、情報を届けよう。盛岡と繋がる新しいきっかけ=バリューを作ってはどうか。

妄想仮説(もちろんデータも見てます!)に加えて、前提としてコミュニティは育てていくもの。だから、19年度はキックオフと位置付け、単年度ではなく、自走していくー。

こうした想いがプレゼンでも届いたのか、提案は無事通りました。そして、晴れて2019年11月から盛岡市のご協力の下、新生「リトルもりおか」としての活動が幕を開けました。

19年度はイベントで価値を育むフェーズ

2019年度の事業では大きく3つのイベント(繋がる場)を実施。それに紐づく情報発信をしました。リトルもりおかとしては、実質的に最初の年なので、認知もなにもない。だからこそ、じっくりと“価値を育むフェーズ“と位置付けました。

実施した3つのイベントについて、時系列で記していきます。
詳細については、リトルもりおかWEBサイトの各記事でご紹介してますので、ぜひチェックをお願いします!

①ニューリトルもりおかキックオフミーティング:盛岡に対する強い想いを持ち、すでに繋がりがある若者を20名ほど招いたイベントを開催しました。それぞれが知る、首都圏の盛岡スポットを模造紙に描き、その魅力を発表するワークショップを開催するなど交流しました。

②リトルもりおかブランチ:盛岡のソウルフード“福田パン”を自由に食べる食イベントを開催。何もはさんでいない福田パンの生地に、各々が好きな具材をはさみ、ほうばるー。パンのお供は、盛岡屈指のコーヒー店「NAGASAWA  COFFEE」。東京で“盛岡の味“を堪能する交流イベントです。


③リトルもりおかサミット〜盛岡を探す旅に出よう!〜:19年度事業最大のイベントです。赤坂の東北酒場トレジオンポートさんを会場に、首都圏の盛岡な若者50人を集めて交流しました。テーマは「盛岡を探す旅に出よう!」。旅のプロとして、世界一周学校の校長・中村雅人さんをゲストに迎え、首都圏で活躍する盛岡関係者のクロストークなど2時間にわたり、新しい盛岡との出会いを満喫しました。

これら3つのイベントを通じて、私たちなりに価値を積み上げ育み、事業が完了するころには、テーマにしていた2つのバリューが生まれました。

1つは「モリオカン」という言葉。私たちは盛岡に関する人たちをモリオカンと定義しました。盛岡出身者、盛岡で働いたことがある人、盛岡に住んだことがある人、盛岡に旅行したことがある人、盛岡が気になる人ーすべての人がモリオカンです。このゆるい概念があることで、なんだか少し距離が縮まる気がしませんか。

そして、2つ目はさらなる仲間です。活動を続ける中で、共感してくれるモリオカンが増え、リトルもりおかサミットが終了するころには、10人以上がメンバーとして集まってくれました。
“無理せず、ゆるく、楽しいことを実現していく”
ピクニック当初のカルチャーを継承した、なんかいい繋がりです。

この2つのバリューが、現在のリトルもりおかの基盤であり、原動力となっています。

ライトな感じと言いながら、思いついたまま書いていたら、もう3000字近くの長文になってしまいました。。。。
ここまで読んでくれた方々、本当にありがとうございます!
メンバーの紹介や現在の活動など、書きたいことはまだまだあるのですが、今回はここまで。

今後もペースを決めず、好きな時に好きなメンバーが、好きな文量を書くスタイルで続けていきます!

引き続き、あたたかく応援してください♫
リトルもりおかのコミュニティに入りたい方も随時募集中です!
興味がある方(30代ぐらいまでの盛岡関係者を対象にしています)はFacebookのリトルもりおかコミュニティより申請ください。
楽しいことをやっていきましょう。

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