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時間を気にしない。たったそれだけで会話は深くなる。

映像15分、音声30分。

いつもは、そんな数字をなんとなく意識して編集をしています。ところが、今回の音声は54分。今日までに19本の音声をアップしましたが、紛れもなく史上最長。

なぜそんなに長くなったのかというと、答えは単純でした。

すべて必要だったから。

わたしたちは、「変化」「ポジティブ」「成長」などをテーマに、その人の「人生の経験、決断、その時の思い」を話しています。

つまり、人によって内容は全然違うってこと。ということは、時に長くなったり時に短かったりしても当たり前だということ。

記者だってひとりの人間

例えば、54分に渡って話しをしてくれた新聞記者さん。

新聞記者さんて、新聞という超限られた文字数の中で、どうすれば読み手に伝わるだろうかを常に考えているんですね。では、記者さん自身の思いや考えは、記事にどうやって反映させるんでしょうか。

記者は常に中立であることが求められる立場です。でも、やっぱりひとりの人間なので意見もあれば自分の考えもある。

もちろん私たちが普段読んでいる新聞にそんな思いは書ききれないでしょうけど。

だけど、今回じっくりと話を伺ってみて、あの活字だらけの紙ものはこんな思いを持った人たちが作っているんだということを知ったんです。そんな些細なきっかけで、わたしが次に新聞を読むときの見方がちょっとだけ変わったりするんです。

わたしたちがしていることは、インタビューではなく会話だということの再認識。

話を戻して、わたしたちがつくっている「LITTLEアイランズ」は、まるで縁側で座って会話をしているような雰囲気。だから、新聞記者さんの思いが54分になろうが、100年続くパン屋さんとの世間話が18分になろうが、関係ない。

要は、どれだけその人の「ほんと」を聴くことができたか。それだけなのです。


今週の「ひろしまほんと」

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私たちは、あなたご自身や周りの方々の経験とそのストーリーをいつでもお待ちしています。

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(LITTLEアイランズは皆様からのご好意で寄せられたストーリーで成り立っています。撮影費用は一切発生しません。)

それでは、また!


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