見出し画像

自分なりの色の重ね方が見えてきました。嬉しいです。

今日は、ひたすら画面に青を置いていきました。

先日の青の他、もう1色混ぜて特別な青をつくりました。

私は普段、塗る前に色を混ぜることはあまりしません。色を混ぜない人たちがよく言う「色が濁ってしまうから」というのもありますが、加減がわからなくて、無限混色が始まるからです。それに、次に同じ色をつくれないからです。作品の唯一無二性を保証するためにはいいかもしれませんが、ちょっと同じ色で修正したいとか、そういう時に困ります。

しかし、今回は新しい描き方をしてみたくて、普段しないことをしました。

似たような感じの青同士なので、混ぜる前後でぱっと見あまり変わってないかもしれませんが・・・。

下層をほんの少し見せる方法は、以前から模索してきたのですが、ここに来てようやく自分に合った方法を見つけられたような気がしています。

このクジラとかも懐かしいです。

今回は、アキーラではなくアクリル絵具なのですが・・・。

絵具を豪快に塗っていくと、どうしても下層を隠してしまい悲しかったです。こちらは珍しく、色がほんの少し残ったので嬉しかったのですが

よくよく見ないとわからないと思いますし、下層を残すためにけっこう気を遣うので疲れます。これは奇跡の1枚なので記念にとってあります。

結局のところ、少しずつ、そっとそっと色を画面に置いていくのが私には合っているのかもしれません。そっとそっと置いていくのは、豪快に塗るときと気の遣い方が違い、なんだか楽しいのです。豪快に塗るほうは、きっと、豪快に塗りたいのにそっとそっとしないといけないから疲れるのだと思います。

それから、今回のような描き方の場合、絵具を水で溶くのですが、アクリル絵具が乾かないでいてくれる(画面に塗るまでは)ので助かります。

水で溶くのも、私は今まであまりしてきませんでした。それにも理由があったのですが・・・。

今回、絵具を薄く重ねていくことにより、色んな色を楽しむことができ嬉しいです。水彩絵具ではないので、乾燥したら重ねられるのも助かります。逆に、色を除去するのが難しいですが・・・。

個展の最大の作品は、色々と繋がっています。今回はつきのさかなを撮ってみました。元ネタはこちらです。

ラフでは床にいたのですが、天井から吊り下げました。壁面が明るめの緑だった頃は、見辛かったのですが、だんだん見やすくなり嬉しいです。

ありがとうございます。それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?