「秘密の場所2023夏」5/5:おつきさま
“一行”のことを優しく見守っている者がいた。月だ。
ついに5点目です。これでしばらく、静かになる予定です。
今回の出展作品は5点。そのうち4点が新作、1点は2022年に制作しました。この“おつきさま”が2022年の作品です(タイトルは別にあります)。
当初、この作品はタナボタの実のひとつでしたが、今回は満月に見立てることにしました。ご鑑賞の際は、ご自由にどうぞ。元々のタナボタの実としてご覧いただくことも歓迎です。
元々は、幸運を運ぶ、やさしい風を描きました。
純金のやわらかな輝きもお楽しみいただけます。
元々は、4人組で「風のカルテット」のメンバーです。
さらに、「風のカルテット」は「タナボタの実」の作品群の一部であり、「タナボタの実」は「風のおくりもの」の一部です。
全員でひとつの絵になるようにつくりました。その中の1ピースを、今回別グループ「秘密の場所2023夏」のメンバーとして銀座に送り出します。
皆様に益々素敵な風が吹きますように!
今回の物語全体を優しく見守る存在を用意したいと思い、思いついたのがお月さまでした。これは、10/14~11/12の参宮橋での個展にも繋がっていくのですが、三日月のような船にも、見守る者としての役割があります(そして、自分自身も冒険し、見守られています)。それから、つきのさかなとも関係ありますし、ツキともかけてあります。
全ての命は見守られていると思います。すぐそばではっきりとわからなくても、いつも誰かがきっと、あるいは交代で・・・見守ってくれている存在がいるのではないか、だから自分の人生も大丈夫なんじゃないか・・・そんなことをふと思う時があります。時々、自分に言い聞かせています。そして、感謝しています。
まだ、個展の見守る者としての作品群の作品はひとつもできていませんが、こちらに入れていく予定です。
ラフはSNSのどこかでチラリとご覧になったこともあるかもしれません。
見守る者は、私の制作を日々見守ってくださったり、出展先で作品をご覧くださったりする方々へのお礼でもあります。
それから、物語の中での見守る者は、時には助けたりもします。スッキリ書けませんが、その部分も含めての見守りなのです。なので、助けてくださることへのお礼でもあります。
いつも、ありがとうございます。
以上で「Colors – 色彩のコンポジション –」の出展作品の全5点の紹介は終了となります。ありがとうございました。
会場は東京都中央区銀座 1-22-12 藤和銀座一丁目ビル 6階のほうです(というのも、道をはさんで2つあるのです)。ふなちゅう様のあるビルです。画材や技法、制作過程などに関すること以外のお問い合わせはギャラリー様に直接お願いいたします。そのほうがタイムラグが少ないです。
ありがとうございます。それでは、また。
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