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恵まれヤンキーと派遣社員をしていました。

お疲れ様です。ヤマサンです。
タイトルを見るとなんのこっちゃとヤンキーって恵まれているの?って思うかもしれません。底辺の環境下で生きてきたヤマサンからしたら恵まれてるな~って感じたお話です。
僕はヤンキー大嫌いですし、人によっては不快感を感じるかもしれません。東リべのイメージではありません。
(もちろん縁は切っております。)



【地元ヤンキーとの出会い】


ヤンキーは地元で親が自営業を営んでいました。〇〇屋さんの息子として地元でも有名でした。

僕がヤンキーと知り合ったのは学友会の地域活動の一環で参加した時です。
高杉君経由で参加した地域の活動です。

地域活動も終わり、学友会メンバーと地元のお店で打ち上げをしようということになり、改めて親睦を深めようと参加することにしました。
そのお店で料理を頼むと働いている男の人に声をかけられる。最初は誰だろうと思い振り返ると、そこには元小中の同級生が居た。

不思議だった。なぜ彼がここにいるんだ?
最後に会ったのは高校の時に自動車学校を通っている時でした。ヤマサンとヤンキーは誕生日が近かったので、偶然会っていたのだ。

彼は「東京に行って料理人になるんだ」と言っていました。

そんなことを言っていた人間がなぜ田舎のこんなところにいるんだと思いました。つもる話があると別の席に移動して話し始める。

聞いた話によると職人気質の嫌がらせに耐えられなかったと…
当時は何となく聞いていたが、社会人になった今ではヤマサンもその気持ちも分かる。
ヤンキーはせっかくだから今やっているバイトをヤマサンもやってみないかと誘われる。
それは派遣社員として倉庫内の軽作業業務に従事するものだった。
アルバイトを特にやっていなかったヤマサンはやってみるかということで働き始めました。

【仕事を通して関わりを持つ】


僕たちは1年間ほど働きました。ヤンキーは本業の仕事を転々としていました。
僕は学業を優先するために休日に数時間働く感じでした。親の車を借りてヤンキーを拾い職場に行っており、週に1回ヤンキーと関わり色々話しました。

小中の思い出やヤンキー時代の経験、プライベートのことなど、俺は学年でも成績が良かった。高身長でモデルをやったことがある。モテるし何人もの女とヤった。学生時代はやんちゃしてた。トイレに籠っている人にバケツで水をかけたりして遊んでた等々
得意げに喧嘩のやり方を教えてくれたし、地元のやり捨てした女性を紹介してくれたよね。

彼は子供の頃の小生意気な小僧から変わってしまったんだな。と思いながらもしばらく交流をしていた。
※派遣社員はコロナが流行しクビになる。

【ヤンキーの悩み】


仕事を通して彼と親しくなっていくと相談を受ける機会も増えていったんだ。

恵まれている彼にも悩みがあった。
付き合っている彼女が高校を辞めたいんだと相談してきました。
ヤマサンは高校は卒業した方がいいよってアドバイスしました。

彼女は中退して結局はヤンキーと出来ちゃった結婚してましたね。まあ心配いらないと思います。ヤンキーはパート社員でたくさん稼いでいましたし、いざとなれば自営業を継げばいいと思います。

他にもヤンキーの家庭でも両親が仕事を手伝えと言ってくること、夜遅くまで遊ぶなということで門限までには帰って来いということ。親の過干渉で悩んでいました。毒親じゃね?ってね。悩みはそれだけです。

【恵まれた人間と恵まれない人間】


人には悩みの許容範囲があることは知っています。僕からしたらヤンキーの悩みは全てくだらないものだと感じましたが、恵まれた人間には分からないのでしょう。

ヤマサンは理解できなかったよ。ごめんね。人を虐めて楽しんだ学生時代、実家は金持ちで就活を気にしないで職を転々とし遊びまくる生活、高身長で力の限り暴れまくり、多くの女性をゴミと見下し弄んだ人生
そんな人間が悲劇の主人公気取りするのはよそうぜ。

彼に比べたら僕は小中高大と変人と言われ続けた学生時代、実家には奇声を上げながら、笑っている、潔癖症の話が通じない、暴れる重度精神疾患の親からの虐待、やや低身長で喧嘩ではボコられ役、もちろん女性には相手にされない人生…だよ笑

世の中にはSNSで死にたい、親ガチャ失敗って言葉をよく耳にするからきっと僕より苦しい思いをしている人ってたくさんいると思います。

ただ僕も恵まれていると思うんです。
実際に僕は資格免許をたくさん取らせてくれる環境があった。お金のかかる通信制高校、大学まで行かせてくれた。経済的には恵まれていました。父には感謝をしています。

記事を書いていて、自分の子供が出来た時には同じくお金や環境面で苦労はさせないようにしたいと改めて思いました。

以上です。















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