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お友達 ~番外編~

こんばんは!りたです。
夜分遅くに失礼いたします。
今回は、お友達シリーズの番外編を書いていこうと思います。
長くはなりますが、御一読頂けたら幸いです。


実は昨日、クリニックの通院日でした。
今、私の症状の状態は「落ち着いている」状態です。
自分でもそれは自覚しています。
一番酷かった時からすると、今の私は比べものにならないくらい思考も、
マインドも、とても前向きです。なんなら、ギャルマインド気味(笑)

しかし、「完治」でも「寛解」でもなく「落ち着いている」状態。
薬の処方もまだされています。
なにを持って、完治なのか寛解なのか、きっと主治医にしかわからないと思います。
しかし、この落ち着いている状態を保てているのは、
他でもなく私が努力をしたからです。そこは自信を持って言えます。
何故、言い切れるのか?。。
何をしたのか?。。
実体験だから気づいたこと、得たこと、実践していること、
それで何が変わったのか。を詳しく書いていきたいと思います。


始まり

まず、私が強迫性障害になったのは、今から5年前。
左の太ももにある小さなホクロがきっかけでした。
なんの変哲もない、いつからあったのかも不明なホクロを悪い病気だと
思い込み始めたのが全ての始まりでした。
「怖い、不安、どうにかしてほしい、安心したい。」
この考えに支配され、安心を得るために色々と検索しました。
ですが、症状を調べれば調べるほど怖い病気がヒットしてさらに怖くなる。
典型的なあのループに入りました。
(*身体の気になる症状を検索すると、色んなものがヒットし、怖くなることがあります。これを「サイバー心気症」と言います。本当に厄介なので不安な症状がある方は、病院に受診されることをお勧めします*)

そこから私はドミノ倒しのように、次々と強迫性障害の症状が現れ、
状態はどんどん悪化していきました。


絶望と不器用な救世主

症状が悪化した私は、1日過ごすだけで一生分の不安感や恐怖感を使い果たしたのではないか。
意味のない行動で時間を潰しているのではないか。
そう思うくらいずっと不安で、ずっと怖く、ずっと同じ行動を繰り返していました。
なにをするのにも苦しい。息がしにくい。全く安心できない。
眠る一秒前まで不安感と恐怖心が消えない。目が覚めた瞬間に来る絶望感。こんなに苦しいのであれば、いっそのこと死のうと思いました。
実際に延長コードを首に巻き付けたこともあります。。
ですが、出来ませんでした。最期を決める勇気すらなかったのです。
死ぬのも怖ければ、生きるのも怖い。
薬だけが増え、何も出来ないを実感する日々。
こんな弱い自分が嫌で嫌で仕方ありませんでした。

それでも、私は生きることを選びました
そのきっかけが、姉の「荒療治」です。
(荒療治は下の記事から読めます)

この荒療治のおかげで、私は前を向く覚悟ができました。
しかし、すぐに何かが改心出来たわけではありません。
ただ、自分に今なにが起きているのか。何故こんなにも私は苦しいのか。
凄く知りたいという気持ちが湧き出てきました。
知りたいから色んなことを調べました。
そして、めちゃくちゃ勉強しました。
この勉強してきた時間こそが、強迫性障害を受け入れた時だったと思います。
強迫性障害になってから2年が経っていました。


私が悪いんじゃないと知る。

勉強を始めて私が一番初めに知ったとこは、強迫性障害は
「自分の意志の弱さ」は全く関係ないことを知りました。

心(意識)というのは大元は脳が創り出しています。
その脳が機能異常によって、セロトニン(神経伝達物質)の働きに問題が起き、行動や安全確認の情報伝達などが十分に行われないことが強迫性障害の原因と言われています。
私の「心や意志の弱さ」が原因ではなく「脳がバッグたのだ」と知りました。

なので、「精神疾患」と呼ばれるものを「心の風邪」や「心の病気」などと表現されるのが私は嫌いです。
ましてや、その疾患を持っている方を「心が弱い」「メンタルが弱い」と考える人や思考が大嫌いです。反吐が出るくらいです。
何にも知らないから言える。その事実に悲しくもなります。
(*すみません、話が逸れてしまいました*)


脳の(自分の)ためにしたこと

勉強の甲斐あって、様々な治療法があることを知りましたが、
私が当時初めて通ったクリニックの主治医からは、治療法の提示はなく
薬を出されるだけだったので、自分で色々なことを試しました。
(*全国のクリニックの医師がそういう方ではないと思うので、もし何かの治療を始める際は、しっかり医師と相談することが大事です!*)

まず、脳にいいとされるものは全てやりました。
運動、食事の改善、生活リズムの改善、マインドフルネスなどもしました。
気持ちを紙に書いてみたり、日記をつけてみたり。
必要であれば医学書(簡単なもの)、脳科学、心理学、免疫力、スポーツ選手、自己啓発の本を買い、熟読していました。
ありとあわゆるものを試し、自分に合う合わないを判断していきました。

幸いにも、筋トレと運動、心理学、気持ちを紙に書くというのは、私には効果がありました。
筋トレと運動に関しては、元運動部だったこともあり、とても楽しくて、
「筋肉は裏切らない」を実感出来たので、比較的早い段階で不安感や恐怖心は出にくくなりました。(セロトニンが増えたのでしょう。)

心理学、気持ちを紙に書くに関しては、自分の思考を視覚化することで何が不安で怖いのかをデータ化出来たり、心理面での思考の動きを学ぶのが楽しかったのです。
色んな角度から物事を考えられたり、思考を変えられるようになりました。


そして、苦しい元凶である強迫性障害を含めた疾患たちと"お友達"
になるという考えが生まれたのです。



今、していること

頻度は減りましたが、今でも筋トレと運動は続けています。
(他の健康も気になるお年頃なので 笑)
それでも、苦しくなったり、しんどくなったりすることもあります。
ですが、自分なりにすぐに対処したり、運動量を増やしてみたりと、
色々と対策をしています。
趣味や、推し活でリフレッシュしたり、noteを書いたり読んだりすることも
気持ちの切り替えになっています。
毎日がめちゃくちゃ楽しい!なんてことはあまりないですが(笑)
それなりに、楽しんでいます。


皆さんへ、伝えたいこと

ここまでこの記事を読んで頂いた方。
本当にありがとうございます。
ここで書いたのは、あくまで「私の話」です。

ですが、心(意識)は脳が創り出しているというのは事実であり、
皆様も該当しています。
人間とは、不思議な生き物で「心」に左右されるといいますが、
実際は「脳」が左右しています。
何かに依存することも、誰かに恋をすることも「脳」がそうさせているのです。
夢も欠片もないことを書きましたが、それだけ脳というのは凄く重要です。
だから、身体が疲れたり、元気がなくなってしまうのは、
脳が疲れてしまうほどあなたが頑張っているという事なのです。

「限界は超えるためにある」
なんて言葉もありますが、
私からすると「限界は止まるためにある」と思います。

私はよく「無理をしないでください」と書きます。
それには、言葉通りの意味もありますが、
「あなた自身が気づかないあなたの小さな変化を見逃さないでください。」
という意味も込めています。
どうか、自分に優しくしてください。自分をよく見てあげてください。

皆さん。毎日お疲れ様です。
明日からも、決して無理はしないでください。


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