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詩という形での表現を、まとめています。
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#スキしてみて

想像の共同体

想像の共同体

"標準"があるという幻想が

劣等感を生み

優越感を作り出す

その中で交換されうるのは

鋳型の中の差異

あるいは

保険付きの情熱

他人はとりあえずどうでもいい

立ち返るべきは

いつでも

"自分"

沈黙のうちに自らの心を見つめる

沈黙のうちに自らの心を見つめる

なぜ人は

"表現"をするのだろう

自分の存在を他者に知らしめるため?

他者に承認されることが

自分の存在に対する確信を深めることができるから?

はたまた

他者を権威やら何やらで威圧するため?

あるいは

違う"自分"を演じることで

表向きのスタンスを表明しておくため?

孤独を

思考によって埋めるため?

集客のため?

誰かと出会いたいから?

etc…

スマホは道具か

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Bird dance

鷹が飛んでいく

海風を受けて

美しく旋回しながら

わたしたちの世界を見下ろして

この世界を見守ってくれている

人間はバカだから

この世界の真の支配者は

こちらの領域にいる

2022/3/26

光に帰る

光に帰る

寂しくない

わけはない

あなたも誰かにハメられたの?

私たちはそれぞれが

それぞれの役柄を

演じる

そのために

この世に生まれくる

ただ

そのために

来世生まれ変わったら

あなたは私の

友達かもよ

いや

私はもう

人間の世界からは

抜け出したい

傷つけ合う私たちのすがたは

仮のすがた

どうか

心の奥底には

いつも光のあることを

あなたが忘れませんように

心の旅

みんな闘っている

弱い自分と闘っている

この世は学び舎で

わたしたちは全員役者

それぞれがそれぞれの役割を演じることで

自分に必要な経験をつんでいる

自分が決めてきたシナリオにそって

必要のない人は1人もいない

必要のない経験も1つもない

全部必要

自分の中のバランスをとることがいちばん大事

問題は人ではない

答えはいつだって

静かに澄みわたった

自分の心のなかにある

海

わたしたちは

一人ひとりが主人公

じぶんの映画の主人公

わたしたちのげんじつは

フィルムの中の一コマひとコマ

おんなじ個性は1つとしてない

わたしたちは一人ひとりが

海の波のようなもの

おんなじ波は

一つとしてない

生まれては消え

またどこからともなく生まれる

無の領域に帰るまで

波の戯れが繰り広げられる

本質は海

だから

だれかから何かを奪って自分がはんえいしても

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ほんとうの自分

ほんとうの自分

わたしたちは

自由をのぞんでいながら

自由がこわい

ほんとうの自由は

こわい

なぜなら

自分の身をゆだねるということ

自分のほんとうのねがいを認めるということは

こわいことだから

でも

ほんとうのことはこわい

だから

それでいい

ほんとうの気もちは

あたまでコントロールなんか

できやしないよ

しなくていい

神さまからの…

神さまからの…

お金で買うことのできないもの

経験

子ども

時間



その人らしさ

神さまからの授かりもの

わたしたちの帰る場所

わたしたちの帰る場所

朝露(あさつゆ)

宝石のような水玉

かんぺきな表面張力で

球をえがき

光をやどす

数時間もすれば

消えてなくなってしまうかもしれない

ハート型の葉っぱと

水玉

とくに存在を知らせるわけでもないけれど

純化された

100%の輝きを放つ

朝靄(あさもや)

ひんやりとした空気

高度1500m

人間はその懐に

分けいることをかろうじて許されるけれど

その圧倒的な空間では

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いま

いま

あなたが

ここにいる

ということ

それ以上の奇跡は

ないだろう

生きている

心を通わすことさえできた

なんという

幸せだろう

ひかりのなかへ

ひかりのなかへ

おとなもただ子どもに

正直に

向きあえばいい

お父さんは

こんなことを

かんがえているよ

お母さんは

こんなことが

わからないんだよ

子どもには

伝わっている

あなたがことばに

表すこといじょうに

あなたの

ほんとうの気もちは

伝わっている

だって

子どもはもともと

あなたのことが

大好きだから

あなたを助けるために

この世に生まれてきたから

色んなかた

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さいていの…

さいていの…

貧しいおとなたちの

最低の

じこひょうげん

そんなものに

君の輝きが

けされたり

しませんように

闇に降る雨

闇に降る雨

一見サットヴァのラジャス

ラジャスに服従するタマス

サットヴァを怖れ排除したがるタマス

この世界をありのままに見たなら

なんと粗雑でザラザラとしていることだろう

この雨が

すべてを洗い流してくれたらいいのに

同質性と差異

同質性と差異

変則的なリズム

草むらに隠れるようにして

世の中を覗く

覚悟のある者以外

入ってくるな

自然は

すべてを包みこみながらも

すべてを分けて

見ている

この世に残せるものなど

なにも

なくていい

せいぜい

これまでの自分と

この強い思いくらいしか

故郷には

持って帰ることは

できないのだから