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寝屋川(ねやがわ)市のいじめ対策がとても進んでいると感じました。

(あくまでも私の主観で、現時点での仮の意見でございます。何か価値観を押し付ける意図はございません。)

先日の、「不登校・多様な学びネットワーク 茨城」のいじめをテーマにした勉強会に参加しました。

具体的には、「大阪府寝屋川市の取組み」を紹介してくれました。

私としては、かなり進んでいる取り組みがあるんだと驚きました!

例えば、教育委員会や市を訴える際の弁護士費用も負担してくれるとのことには驚きました。

市長のプレゼン動画も見てみましたが、とても納得できる内容で、私は好感を持ちました。

いじめの被害者にとって、学校(教育委員会)から独立した第三者としての行政(市の監察課:ソーシャルワークや弁護士資格のある職員など)が、人権的立場から早期解決を図ってくれるのはとても安心できることではないかと思いました。

私なりにまとめると、

ㅤ「寝屋川市が、「いじめ防止対策推進法」が施行されても、なぜ、いじめがなくならないのかという疑問からアプローチ法を検討し、いいじめの即刻停止を目的とした短期解決の対策に取り組んでいる。
教育的アプローチと行政的アプローチの2つのルートを作り、ダブルチェック制度が用意され、それぞれの役割分担をすることで教職員の負担も軽減され、専門的な対応が可能になっている。
行政といっても教育委員会ではなく市長部局側の危機管理を扱う部局(監察課)が主体となる。99%は、教育的アプローチによって解決しているが、長期化したり、学校が主体だと「人間関係の再構築」に重点が置かれて、人権問題や法的問題が後回しになってしまう。
月に一度、児童生徒へチラシが配布され、いじめを通報する窓口にもなっている。」

というようなかんじでしょうか。

私は、いじめの予防、早期対応を学校から依頼されることがあります。クラス内で傍観者を作らずに、不安や居心地の悪さを感じた人が、それを表明しやすい環境を作り、クラスの中で対話の場を継続して作っていくようなサポートができればと思っています。

具体的には、いじめの兆候が見られた時に、担任の先生や傍観している立場の児童生徒が、自分の心配ごとを、SC、SSWに伝え、対話の場(オープンダイアローグや、未来語りのダイアローグ等)を設けるプロセスを試行してみたいと思っています。

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私の立場では、加害者側の背景として、発達の特性、家庭環境、愛着の課題やトラウマの影響なども踏まえた支援ができればと思っています。

クラス環境が、トラウマの再演の場ではなく、安心を感じる対話の菜園になればと思っています。

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