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英語とフィギュアスケートから見えてきたもの

英語とフィギュアスケート。
この2つは私が何時間でもやっていられる唯一と言っていいほど好きなもの。

私はこの2つを通して、ある種の共通点を見出した。だから今回、自分が感じるこの共通点というものをここに書き残すことにした。

学生スケーターであった私は当時、毎日7時間ほどスケートリンクにいた。毎日同じような練習をし、いつ新しい技ができるようになるかもわからない状態でも飽きることなく、めげることなく、スケートリンクに通った。今でもきっと寒い寒い言いながら、一日中スケートリンクにいて滑っていられるし、自分が滑っていなくても、Youtubeで過去の有名な選手のお気に入りの演技を同じものでも何時間でも観ていられる。それくらい好きなものだ。

英語も毎日、イギリス発のBBCラジオをBGM代わりに聞き流して、RP英語を耳に染み込ませている。このBBCのRP英語が私にとって、とっても聞いていて心地よいのだ。

なんでそこまで続けられるのかって言われたら、一言で、「好きだから」って言う。
好きなものって、その途中がどんなに大変でも好きだから続けられる。好きっていう気持ちが結果的には勝つ。どんなに大変でもまったくストレスに感じないから、苦ではない。何時間でもやっていて、ストレスを感じない好きなもので生きていくって、これからの個性が重視される時代においては、とくに大切だと思う。

それって自分が無になれると同時に、自分が1番自分らしくいられることでもある。余計なことを考えずに、そのことに集中できる。

私がこの2つを通して感じる共通点。
それはどちらも体で覚える・感覚が重要であるということ。そして毎日少しでもいいから続けることの大切さ。そして好きという気持ちを忘れない。

例えばスケートでは、ある一定のルールや滑り方、ジャンプの飛び方、スピンの仕方などたくさんある。それをある程度覚える必要はあるけれど、1番大切なのは、自分の中に落とし込んで、体で覚えることだ。体で覚えないかぎり、本当の意味で習得はできない。こういうのって考えすぎると、できなくなってしまうから、考えなくてもポンっとできるようになるまで練習することが必要になってくる。つまり、感覚。

そこに至るまでは、ともかく毎日練習して、振り返り、次の練習に活かすといった反復練習が必要になってくる。
地道だけれど、これが1番上達するためのポイントである。

毎日滑ることにも意味がある。
なぜなら、毎日滑ることで感覚を鈍らせないためである。1日でも間を空けてしまうと、次滑り始めた時に少し違和感を感じる。そして、体の微々たる重さ、変化をも感じることがある。だから、スケーターの子達は毎日練習している。「時間がなくて今日は氷に乗るのが15分だけ(氷上練習が15分のみ)」という人もたまにいた。きっとリンクに通う往復の時間の方が長いだろう。だけど毎日、氷の上に乗って感覚を掴むということが大切なのである。それが出来るのも、みんなスケートが好きだからだと思う。好きじゃないとここまで続けられない。

英語についてもまったく同じことが言える。
毎日どんな形でもいいから英語に触れること。
それは毎日英語に触れることで、感覚を鈍らせないためでもあるし、毎日行うことで、英語に触れることが習慣化する。習慣化してしまえば、もうそれは自分のもの。

そしてある程度、単語や文法といったルールを覚える必要があるけれど、それを自分の中に落とし込んで、自分で使えるようにならないといけない。

それはスピーキングやライティングといったアウトプットで練習していくしかないのだ。

だから、前の記事にも書いたのだけれど、毎日少しでいいから、今日起きたことや、ちょっとした感情を英語で独り言で言ってみよう。

今日はどうしてもやる気が起きないなっていう日も、もちろんある。そういう日は、先ほどのスケートの例で出した、「今日は氷に乗るのが15分だけ」という人のように、5分でもいいから英語に触れることが大切だ。

その積み重ねが大きなものとなり、徐々に長い文章を作れるようになる。それに至るまでにはある程度の時間がかかることを理解する必要があると思う。

英語を話す時に、文法や単語をどれ使おうとわざわざ考えなくても、ポンポンと口から出てくるようになるには、こういった毎日の積み重ねが必要になる。

こういう感覚のものって、毎日地道な練習が必要になってくる。そしてそれは、いつ出来るようになるのか先が見えないことの方が長いけれども、そこで諦めないでほしい。私も英語は中学生の時から始め、ようやく自分の意見をポンポンと言えるようになったのは、ここ数年のことである。

こういうのって毎日続けていると、ある時やってみたら、ポンっと出来てしまうことがある。

「あれ?今出来ちゃった!」みたいなことが本当によく起こる。とくにスケートではよくある。

いつしか気がつかないうちに、自分の体が正しい方法を覚えて、ある時やってみたら出来てしまうのだ。そうして、その出来た時の感覚を忘れない為にも、その後も繰り返し練習し、いつやっても出来るようになるまで練習する。これが大事。

英語も全く同じ。
ある時を境に、「あれ?なんか今まで何言ってるのかよくわからなかったけど、なんかわかるようになってきたぞ?!」とか、「あれ最近自分の意見を考えずにスラスラ言えるようになってきているな!」と感じることが出てくる。

ある時ポンって出来るように自分で実感できるようになるまでがポイント。ここの段階まで来ると、以前と比べてかなりレベルアップしている。

そうしてその後も練習を続けることで、さらにレベルアップが出来る。ここまで来るには地道に毎日少しでもいいから続けるといった努力が必要になる。

だけれども、その根底で1番大切なのは、それが好きでやっているということである。

好きじゃないものを毎日続けるって本当に苦痛でしかないし、出来ない自分にストレスが溜まってしまう。だからそういうものは時間と労力がもったいないから潔く辞めてしまうのもありだと思う。自分には向かないんだなって。そして、他で自分に合った、好きなもので頑張ればいい。

「好き」という気持ちを忘れずに、毎日少しでもいいから触れること。そして目に見えないかもしれないけれど、続けることで確実に上達していっている。

いつしかそれは大きな結果となって現れるからそこまで頑張れますように。

好きを追い続けることで、それは財産になる。

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