長嶺李砂(ながみね りさ)

編集者・ライター。主に食や暮らしにまつわる企画を手がける。テーマは「生活にワクワクを!…

長嶺李砂(ながみね りさ)

編集者・ライター。主に食や暮らしにまつわる企画を手がける。テーマは「生活にワクワクを!」。だらだらとドラマを見るのも好きだし、ふらふらと旅するのも好き。ふるさとの青森県も愛してる。

最近の記事

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祖母のマカロニサラダはわたしを救う 【おもひで、もぐもぐ】

前回の 肉じゃが大研究 の投稿から、5ヶ月近くも経ってしまいました。 例年より、時間があった2020年。「いっぱい書こう!」という目標があったにも関わらず、言うは易く行うは難しで、あっという間の2021年。今年は頭の中でぐるぐるしていることをコツコツ活字に変えていきたいと思います(決意!)。では、さっそく。 みなさん、「思い出の味」ってありますか? あの頃、いつも食べていたあの味。 大切なだれかが作ってくれた料理の味。 たった一度しか食べていないのに、なぜか鮮烈に覚えて

    • #013 本屋はじめます 【祝・引き渡し】 TSUNDOKU BOOKS

      ついに改修が完了しました! ちょうど10日ほど前に「引き渡し」が行われました。当日は、設計士さんと工務店さんはもちろんのこと、電気屋さん、ガス屋さん、水道屋さんがいらっしゃって順番に機器の説明をしてくださいました。 はじめての「水抜き(水道管が凍らないようにすること)」も体験し、いよいよ感が!(我ながら「そこですか」とは思うけれど、こういうリアルな作業で真実味が増します。笑) ここまでくる間、本当にたくさんの職人さんにご協力いただきました。把握している限り、書き残してお

      • #012 本屋はじめます 【改修中】 TSUNDOKU BOOKS

        「はじまったら、あっという間ですよー!」といわれていたけど、ほんにそのとおりだじゃ。あっというまにお店の顔になるエントランスの骨組みが! 現場はぐんぐん進んでいきます。義姉に視察代行してもらったり、WAAの横濱さんにレポートしていただいたり。写真を見ながら、毎日ニヤニヤ妄想しています。ものができていく様子は本当にたのしい! 大家さんが駐車場の看板をつくってくれていました。高まる! 雪は降ったり、やんだり。まだまだ寒さ本番じゃないにも関わらず、十和田の寒さ、築55年の底冷

        • #011 本屋はじめます 【着工】 TSUNDOKU BOOKS

          2023年12月2日(土) ついについに解体がはじまりました! ちゃんとした場所を公表していなかったのですが、青森県十和田市の商店街にある14-54さんと橋場不動産さんの並びの建物(十和田市稲生町14-52)です。もともとは服屋やSONYが入っていたそう。旧4号線をはさみ、真向かいはマクドナルド! エントランス以外、外壁はほとんど手を加えない予定なので見た目はあまり変わりませんが、中はずいぶん変化が。すでにめちゃくちゃおもしろい! 少しずつここに記録していきます。 これ

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        祖母のマカロニサラダはわたしを救う 【おもひで、もぐもぐ】

          #010 本屋はじめます 【ロゴが決まりました!】 TSUNDOKU BOOKS

          祝。ロゴが決まりました! Instagramのアイコンはしれっと変更しておりましたが、改めて。このロゴとともに2024年春の船出をめざしています。 「このマークはなんだろう?」気がついたひとはいるでしょうか。そうなんです。お店の顔の部分が、そのままロゴになっているのです! 凸凹した不思議な形は、既存の建物を活かしたものではあるけれど、右からくるひとにも、左からくるひとにも、そして真正面からくるひとにも、角度がちがっても、視点がちがっても、ひらかれた場所であることを伝える

          #010 本屋はじめます 【ロゴが決まりました!】 TSUNDOKU BOOKS

          #009 本屋はじめます 【図面とにらめっこ】 TSUNDOKU BOOKS

          あれ、今年って9月ありましたかね? という目まぐるしい日々。あっという間に10月になってしまいました。8月最終週の週報をまとめていなかったので、Instagramすら更新できなかった9月のいろいろを少しだけ追加してお届けします。 そうだ。9月はちゃんとありました。 だって、十和田市秋まつりを存分に満喫しましたから。何年ぶりだろうか、3日間全日、様子を見に出かけたり。 人口は年々減って6万人をきったとはいえ、こんなにもたくさん人が暮らしているんだなーと思うし、出てる人も見

          #009 本屋はじめます 【図面とにらめっこ】 TSUNDOKU BOOKS

          8月45日のかき氷。

          今日は風があるから、少しだけ気持ちがいい。 それでも、9月とは到底思えないほど、暑い。 子どもの頃の9月ってすっかり秋だったような気がするけれど、一体、この地球はどうなっていくんだろうと憂いながら歩いていると、目の前にはためく「氷」の旗がオアシスに見え、ふと足を止めた。 と、いうのは最後だけうそ。 「ふと足を止めた」のではなく、今朝この店の前を通ったときにはもう決めていた。午前の予定が終わったら、帰りに立ち寄ろうって。 この旗は「氷旗(こおりばた)」と呼ぶらしい。夏の

          #008 本屋はじめます 【本屋の2階は泊まれます】 TSUNDOKU BOOKS

          いつも読んでくれているみなさん、おひさしぶりです。今日は8月28日(月)ですが、8月7日〜11日の週報をやっと更新しますー! 「おや、更新が止まったぞ」 「何かあったのか?」 「もしや、もめてるのか?」 「それとも、あいつ、とんだのか?」 「どうでもいいけれど、元気なのか?」 などなど、一瞬でも心を寄せてくださった方がいたら、心からありがとうございます。プロジェクトは進行中ですし、わたしもすごくすごく元気です。 おかげさまでこの夏は編集者としての仕事がかなり忙しく。とい

          #008 本屋はじめます 【本屋の2階は泊まれます】 TSUNDOKU BOOKS

          桃がある生活。

          大事にしていた最後の桃を、今朝、起き抜けに食べたのは、今日から里帰りをするからだ。 ちょっと熟した桃ならば、皮をきれいにむいてカットされたものより、最後にわざと手で割いたほうが好きだ。そうしたほうが間違いなくジューシーだから。 桃は一目散に食べるがよい。 勢いよくほおばるのがおいしい。 少し時間をおいただけで、びっくりするほど味が落ちる。もちろん、色も黒ずむ。本当にびっくりするから試してほしいくらい。 なによりも好きなのは、むきながら食べること。 大きくしたり、小さ

          #007 本屋はじめます 【みなさんのおかげです】 TSUNDOKU BOOKS

          現在、東京にある自宅と地元・十和田市をいったりきたりしながら、準備をしています。 7月の最終週は、十和田に滞在していました。 この1週間は、通常の仕事を並行しながら、いろいろなことをコツコツ前進させた実感があり、ちょっぴりほっとしているところ。 わたしは県のインキューベーションマネージャー(IM)さんに創業支援の相談をしています。今回は、急な申し出にも関わらず、滞在中に2度も時間をつくってくださいました。 もし、この先、何かを始めたいと思っている方がいたら(すでに経営

          #007 本屋はじめます 【みなさんのおかげです】 TSUNDOKU BOOKS

          #006 本屋はじめます 【十和田市ってどんなとこ?】 TSUNDOKU BOOKS

          TSUNDOKU BOOKSは、青森県十和田市の商店街にオープン予定です。 そこで、今週は十和田市のことを紹介してみようかと! わたしも20年ほど離れていた街なので、学びながらお伝えします。 まずは……. Q どのあたりにあるの? A 青森の真ん中あたり、やや右下です(ざっくりしすぎていろんなひとにおこられそう。笑) Q どうやって行けばいい? A 東京からだと、新幹線でラクラク。約3時間。 八戸駅もしくは七戸十和田駅が最寄り駅なのですが、じつはどっちで降りても、

          #006 本屋はじめます 【十和田市ってどんなとこ?】 TSUNDOKU BOOKS

          #005 本屋はじめます 【どんな本屋になる? セレクト編 】 TSUNDOKU BOOKS

          編集者と名乗るようになり、今年でちょうど10年が経ちました。もう10年、まだ10年。正直にいうと「10年、よく辞めなかったなぁ。頑張ったなぁ」という気持ちです。 10年前、しかもたぶんあれはまさに7月のこと。 入社した出版社は主に趣味の本をつくっており、わたしはレシピ本の部署配属に。今、思い出しても、ものすごいスピードでレシピ本をつくっていました。救急車を呼ばれそうになったこともあります。武勇伝では決してなく、絶対に戻ってはいけない道です。もう、あんな働き方はしませんさせ

          #005 本屋はじめます 【どんな本屋になる? セレクト編 】 TSUNDOKU BOOKS

          #004 本屋はじめます 【番外編】 バンクーバー本屋めぐり/TSUNDOKU BOOKS

          「ちょっと早めの夏休み!」と銘打って、カナダのバンクーバーへ9日ほど行ってきました。 バンクーバーを訪れるのは3回目。今回の裏テーマは、たくさんの本屋をめぐること。取り分け、バンクーバーは本屋が有名、というわけではまったくないのですが、海外では町の本屋さんってどんな立ち位置なんだろう?というのを肌で感じてみたいなと思っていたのです。 やると決めたら、とことんやりたくなる性格が功を奏して(?)個人書店を中心に全部で26軒! だいたい4日ほどかけてめぐってきました。新刊書店

          #004 本屋はじめます 【番外編】 バンクーバー本屋めぐり/TSUNDOKU BOOKS

          #003 本屋はじめます 【どんな場所にする? イメージ編 】 TSUNDOKU BOOKS

          さて、わたくし、財力があるわけでもなければ、強力なパトロンがいるわけでもありません。でも、本屋はじめます。 これまで長い時間をかけてイメージしていたことをまず詰め込んでみたら、想像以上の見積もり額になってしまいまして…。ああ、結婚式するときとか、まさにこんな感じなんだろうな、と思ったりしているところ(笑)。 イメージ、それは心のままに。 イメージ、それは突きつけられる現実。 同時に銀行からお金を借りるため、事業計画書を書いています。 見積もりが先か、事業計画が先か。

          #003 本屋はじめます 【どんな場所にする? イメージ編 】 TSUNDOKU BOOKS

          #002 本屋はじめます 【どんな場所にする? 設計編】 TSUNDOKU BOOKS

          突然ですが、このおふたり。 今、大変たいへんお世話になっている建築士さん。 わたしの人生一大プロジェクトは、おふたりなくしては語れません。 東京から十和田に移住され、『渡部環境設計事務所』として、ご夫婦ふたりでステキな店舗や施設をたくさん手掛けられています。 出会いは「十和田メディア研究部」(だったはず!笑)。 十和田メディア研究部とは、地域の情報を効果的に発信していく方法を学ぶ連続講座でした。2018年の夏、十和田で月1回×3ヶ月開催されると知り、なんだかものすごー

          #002 本屋はじめます 【どんな場所にする? 設計編】 TSUNDOKU BOOKS

          #001 本屋はじめます 【物件を決めるまで】 TSUNDOKU BOOKS

          わたし、小さな本屋をつくります。 オーナーになります。場所も借りました。 ついに発表をしてしまいました。もうあとにはひけません。 すでにお力添えいただいている方から、詳しく説明したいのにまったく間に合ってない方まで、急になんだなんだと思われてる方も多いと思いますが、ほんと、順番にご相談してしまうと思います。 もちろん、編集の仕事はやめませんよー!!! むしろ、もっともっと思うようにがんばるための「秘密基地」をつくるようなイメージです。 今より楽しくなるはず! と思っては

          #001 本屋はじめます 【物件を決めるまで】 TSUNDOKU BOOKS