見出し画像

#006 本屋はじめます 【十和田市ってどんなとこ?】 TSUNDOKU BOOKS

TSUNDOKU BOOKSは、青森県十和田市の商店街にオープン予定です。

そこで、今週は十和田市のことを紹介してみようかと!  わたしも20年ほど離れていた街なので、学びながらお伝えします。

まずは…….

Q どのあたりにあるの?
A 青森の真ん中あたり、やや右下です(ざっくりしすぎていろんなひとにおこられそう。笑)

赤い点線で囲まれたところが十和田市。

Q どうやって行けばいい?
A 東京からだと、新幹線でラクラク。約3時間。

八戸駅もしくは七戸十和田駅が最寄り駅なのですが、じつはどっちで降りても、十和田市までの在来線はありません!

バスで市内まで移動するとなると、乗り継ぎのタイミングにもによりますが、ざっくり見積もってどちらも+1〜2時間。

「新幹線で行こう。」といいつつ、最近はJALがキャンペーンをよく開催するので、羽田空港〜三沢空港の飛行機をつかうのもなかなかよいです。三沢から十和田までは、わたしが高校生の頃は「十和田観光電鉄線」という最高にレトロでかわいい電車が走っていたのですが、2012年に廃線になってしまいました。なので、こちらも三沢空港→三沢駅→バスで市内まで小一時間。

体力に自信のある方は、深夜バスという手もありますぜ。バスタ新宿を21時40分発、十和田市まちなか交通広場に9時10分着、つまり11時間30分かかるけれど、市内まで直通!

って、遠いですか? 遠いですよね?
日本橋からは679kmです。

ズバリ、十和田市はアクセスがすごくよいわけではありません。しかーし! わがふるさと、わざわざでも一生に一度はきてほしい!と胸をはっていえる場所がいろいろあるのです。

近年は「十和田市現代美術館」のあるところで知られているでしょうか。十和田市の中心部にあります。

春は桜が咲き誇る場所なんですよ!

この写真の壁画・奈良美智さんの「夜露死苦ガール2012」はもちろん、「スタンディング・ウーマン」(大きなおばさん)が展示されていることで知られていると思うのですが、おばさんほんとに何度みても圧巻!カッコいい!


2008年に開館したので、わたしが東京へ出てからできた十和田市現代美術館(現美)。それ以来、どんどんアートの街として進化しています。くるたびに企画展をチェックしているけれど、なかなか追いつかず!

現美のもうひとつのモニュメント。
チェ・ジョンファさんの「フラワー・ホース」
向こうに見えるは「ゴースト / アンノウン・マス」
インゲス・イデーさん。おばけ、おばけと呼んでいる。

TSUNDOKU BOOKSから現美までは「だいたい10分くらいかなー?」と思っていたので、先日、実際に歩いてみました。すると、十和田市のシンボルロード官庁街通りを通って6分27秒。帰りは裏道を通ったら、ななななんと4分56秒。

10分どころでなくて自分でもびっくり。つまり、とっても近いので、現美のついでに寄ってもらえるようにがんばります。みなさんも現美がてら、遊びに来てください(笑)

ゴミ置き場で見つけた十和田市からのお触れのイラスト。
かわいかった。歩くって、発見。歩こう歩こう。

それからそれから、有名な建築物が数多くあるのも、いまや十和田の大きな魅力のひとつ。

先日、都内で「一年に2〜3回は十和田へ行ってます!」という建築を学ぶ大学生にも出会いました。うううれしい、とても! 自分のふるさとが若者に好かれるの、ものすごくうれしいですよね。やったー!

ひとつ前に投稿した十和田市現代美術館は西沢立衛さん、市民交流プラザは隈研吾さん、市民図書館は安藤忠雄さん、昨年秋にオープンした地域交流センターは藤本壮介さんによる設計。すべて徒歩圏内です。

特に図書館は、帰省するたび、必ずと言っていいほど立ち寄る場所。

コンクリート打ち放し、これぞ安藤忠雄建築。

官庁街通りに沿うようにすらりと長くのびるデスク、木を基調としながらも白い世界観でつなぐ館内は、たくさん人がいるにも関わらずいつも驚くほどの静寂。リラックスできる場所というよりは背すじをシャンとのばして本と対峙したい、そんな風に感じる空間。

本が好きなひとにはぜひ、こちらにも!

と、このnoteも途中まで図書館で書きました。

老若男女が集まる。
今日はおじさんが隣でお昼寝をはじめてびっくりしたけど(笑)。
夏休みの学生たちもわんさかいたなー。青春だなー。
TSUNDOKU BOOKSがオープンしても、気分転換にたくさんおじゃますることでしょう。


さて、街中でのんびりアートカルチャーに触れたら、ちょっと足をのばして自然あふれるエリアへ。

市内から車を20〜30分走らせるだけで、「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」があります。

約14kmつづく渓流、表情のことなる滝の数々、そして四季折々の草木がほんとうに美しい国立公園。大人になってからその素晴らしさをしみじみ感じ、訪れるたびにかみしめています。

こちらは秋の銚子大滝。なんだかんだでやっぱり一番好きな滝かもしれない。

「海より山!街より山!」で育ったわたしは、何度ここへ訪れたかわかりません。春も、夏も、秋も、冬もたくさんの顔を持っているので飽きることはなかったけれど、この冬に参加した「氷瀑ツアー」はあまり見たことのない新しい顔を見せてくれました。そのときのちょっと涼しげな写真を貼ります!

奥入瀬渓流の終着点・子ノ口。ほぼ十和田湖。
幻想的で日本じゃないみたい。

さあ、奥入瀬渓流を抜けると、いよいよ「十和田湖(とわだこ)」です。

休屋(やすみや)と子ノ口(ねのくち)2箇所から、遊覧船が出ています。去年、ひとりでふらっと訪れたのですが、紅葉の季節とはいえ、平日はのんびりでじつに優雅。わたし、船に乗るのがとっても好きなのです。

レトロな渋さこそが味わい深い。冬季は運休。
たくさんの人に乗ってもらって、
これからも存続してほしい。わたしもたくさん乗らねば。

下船したあとは湖畔をてくてく歩いて乙女の像にあいさつをし、十和田神社へ。最後にクリームソーダをのみながら十和田湖をながめるのコースがマイフェイバリット!

十和田神社はパワースポットだと思ってる、本当に!
ぶくぶく幸せクリームソーダ!

ここから少し離れた宇樽部(うたるべ)エリアには、カヌーやカヤックなどのアクティビティも充実、十和田湖を水風呂がわりにできる「十和田サウナ」もあって、まだまだ知らないことばかり&楽しみがたくさん潜んでいる十和田湖です。

わたしが育った十和田市と変わらないところもあれば、ずいぶんと進化したところもあります。

でも、それはわたし自身もきっと同じ。なんてったって20年ですもんね。ここからは、できるだけクリアなフィルターで、あたらしい気持ちとはじめて出会うような心で、地元をたのしんでいけたらいいなと思ってます。

つづきを読む!

▼Instagramでも発信しています。

https://www.instagram.com/tsundoku_twd/

▼noteはInstagramの内容に加筆修正を加え、週末にまとめて公開しています。過去の週報は、こちら!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?