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世の中は悪意に満ちていますか?

世の中は悪意に満ちていますか?


分かりやすい悪意とは、"人を殺したいほど恨む氣もち"です。

人を恨んでいる人は、人が苦しむのを見て快感を覚えます。それが悪意です。

私は、殺したいほど恨んでいた人を許しました。虐待してきた親を恨んでいたと白状します。でも今は、親と笑って話ができるし、心から長生きしてほしいと思っております。

だから人(自分含む)に対する悪意は、殆どなくなりましたが、過去に恨んだ経験があることから、この世は、悪意がある人で溢れているのが分かるのです。

しかし、そんな経験のない大半の普通の方は、「人が苦しむことが快感だって?私は、そんなことを思ったことないよ!」と、言うことでしょう。

自分自身にそんな悪意はない、は本当でしょうか?

本当とは言えないですね。実は、あなたの中には悪意があります。私の中にも、もちろんまだあります。

何が違うか。

「悪意を自覚しているかどうか」ただそれだけです。

自覚すると、それを許すことができるので、「自覚」は、おすすめです!ちなみに、許すとは「愛」です。

いやいや、どうやって自覚するんだよ、ないと思っている悪意をどうやって探すのか!とお思いでしょうか。

簡単です。嫌いな人を思い浮かべて下さい。その人への思いが自分の中の悪意です。人は自分の鏡ですから。

(たまに嫌いな人がいない人がいます。その人は人への興味がない人か、悪意を許すことができた聖人君子ですwそんな方は以下の回答を読んでも学びはないと思います)

嫌いな人がなぜ嫌いなのか、それを深く考えていくことは、自分の中の悪に光を当てることと同じです。それは、自分と向き合うことと同義で、すごく意味がある事です!

面白いのは、悪意とは、正義の人の中にあるのです。

例えば、マスクをすることが相手を感染させないことで人を思いやること、それが正しいと思っている人が日本ではほとんどです。

もちろん、ノーマスクは自分勝手で人の事を何も考えないヤツだから嫌いですよね。そのノーマスクの人が店の人に注意されたり、ネットで叩かれてるのをみると、ざまあみろ、と思いませんか。

そこであなたは一言、ノーマスクに文句を言ってやります。「ルールに従わずマスクしないあなたが悪いんですよ」

はい、その心理が悪意であり、スパイト行動です。

自分が絶対に正しいと思う、その他は許さないという正義感。

もしその正義と思っていたことが、間違いだと分かったらどうしますか?みんなが正しいと言ってることは正しいですか?科学的根拠があったから、データがあるから、法律で決まっているから、公式で発表されているから、多数が認めてルールになっているから、正しいですか?

果たして、多数派だから正しくて、正しくないものは、みんなにとって有害だから、糾弾してまで正さないといけないのでしょうか?

こんな、マークトゥエインの素晴らしい言葉があります。


しかし、相手が悪人なら、みんなに虐められても自業自得ですか?悪人なら村八分にして苦しませるべきでしょうか?

反ワク反マスク、陰謀論者、明らかなデマを言う人は、差別して世間から排除しないといけないものなんでしょうか。

みんなで正義のヒーローになって、一人の悪人を苦しめるのは、さぞかし快感でしょう?

その"みんなの正義"の中に、悪意が埋もれているのは、もうお分かりでしょう。

一人ひとりの、ほんの小さな"悪意'は、塵も積もれば山となり、数の暴力となり、

それが向かった一人の人間の世界を「悪意に満ちた世の中」にすることでしょう。

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