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ふらっと歩く日曜の朝
昨日の朝、教会に寄りながら少し散歩した。
普段は行かない方向、線路沿いをぐるりと小一時間。
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小ぶりでキリッとした赤
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線路沿いの手つかずの空き地は野草の楽園だ。
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澄んだ色合い、質感がどこか涼しげで好き
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まとまって咲くと壮観
大きな街路樹の下にはこちらも大好きなシラタマソウが。
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パンデミックで行動制限のあったころに一度だけテイクアウトしたことのあるレストラン。
当時はかぼちゃプリンのような色だった壁が、すっきりしたブルーに塗り替えられていた。
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頭上には青空が広がるものの、この季節はまだ東側の尾根には低い雲が立ち込めていることが多い。木々の葉や足元の枯葉、森全体を潤していく。
この雲が去ると本格的な夏だ。
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このあと赤い列車が通った
体格のいいお母さんと小学生の男の子がマウンテンバイクで通り過ぎた。ショートパンツからのぞく夏前の脚はどちらもまだ白い。
パン屋の前に無造作に並べられたテーブルと椅子には、おじいさんのグループとおばあさんのグループがそれぞれ話に花を咲かせている。往々にしてあるように女性陣のテーブルのほうが熱量が高い。
途中の数百メートルはトラ猫さんとふたりで歩いた。
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私の5mぐらい先を行くので、ネコ氏がついてきているというよりは私がついていっている形になった。
見慣れた通りに出ると、あとは住宅街を縫うように家まで。
かちゃかちゃとお皿の触れる音と小さな子どもの声。
通りを挟んだ向かいではエンジンのかかっていない車からラジオの音が聞こえる。大きな身体をかがめてダッシュボードを拭いている青年は、こちらに気がつくとにっこり微笑んだ。
あたりに菩提樹の花の香りが漂う、なんでもない、でも特別な日曜日の朝だった。
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