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アーモンドはカロリーカットに有用

アーモンドを1日30-50g食べることで総摂取カロリーを減らせるかもしれない、という豪州サウスオーストラリア大学からの研究報告。

研究チームは、肥満成人(25-65歳)を対象とした平行ランダム化対照臨床試験で、140名の参加者はランダムに、アーモンド群(カロリー要求量の15%をアーモンドで置換)または同カロリーの炭水化物に富むスナックバー群に振り分けられ、一夜絶食後、それを摂取し、30、60、90、120分後に血液検査を受けた。参加者の一部(アーモンド群49名、スナック群48名)は、その後ビュッフェ形式の食事を自由摂取し、終了150分後に食欲が評価された。

データ解析の結果、アーモンド群は、対照群に比べて、その後の食事でのカロリー摂取量が300kj減少したことが明らかになった。

またアーモンド群では、対照群に比べて、血中のCペプチド応答が47%低下した。これは、インスリン感受性が改善され、糖尿病や心血管疾患の発症リスクが低下する可能性を示唆するものである。また、グルコース依存性インスリン分泌性ポリペプチドが18% 高まり、グルカゴン が39% 高まり、膵臓ポリペプチド応答 が44% 高まった。 グルカゴンは脳に満腹信号を送り、膵臓ポリペプチドは消化を遅らせ、食物摂取を減らし、両方とも減量を促進する。

「アーモンドは、毎日の食事に取り入れるのに最適な健康的なスナックです。アーモンドが減量中の食欲にどのように影響し、長期的には体重管理にどのように役立つかを調べるのが楽しみです」と研究者はコメントしている。

出典は『欧州栄養学雑誌


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